【 Netflix 】「 アーチーズ 」考察レビュー、60年代の若者たちの恋と友情を描いたボリウッドミュージカル

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文・ライター:@リリヲ

日本でもテレビアニメ化されコアなファンを持つアメコミシリーズが舞台をインドに移し、「 アーチーズ 」として実写映画化!

60年代の “古き良き”と“新しい”が共存する若者たちの恋と友情、成長を描いたボリウッドミュージカル。

目次

アーチーズ

©︎The Archies

あらすじ

物語の舞台は1960年代のインド。 住民たちに愛される公園の取り壊し計画が持ち上がる中、アーチーと仲間たちは恋愛、友情、そしてリバーデイルの未来という難問に立ち向かう。

原題

The Archies

公開日

2023年12月7日

上映時間

143分

予告編

キャスト

  • ゾーヤー・アクタル(監督)
  • アガスティア・ナンダ
  • スハナ・カーン
  • クシ・カプール
  • ドット
  • ミヒル・アフジャ
  • ベダン・ライナ
  • ユブラージ・メンダ
  • ビネイ・パタック
  • アリー・カーン
  • スハース・アフジャ

公式サイト

アーチーズ

作品評価

  • 映像
  • 脚本
  • キャスト
  • 音楽
  • リピート度
  • グロ度
  • 総合評価

考察レビュー

©︎The Archies

ミュージカル映画の場合、冒頭1曲目でその映画が成功か否か核心を持てる時がある。

良い映画には良い音楽がつきものだからだ。

本作の最初を彩るのはアーチーたちのバンド「 アーチーズ 」が歌う「 Sunoh 」

これがまたツカミはバッチリで、インドの古典映画音楽とは真逆の爽やかでノリが良く、リバーデイルという街の美しさや若者たちの未来を感じさせてくる。

しかもアガスティア・ナンダ演じるアーチーがイギリスとのクォーターという設定も納得の超絶イケメン!

アガスティアは実生活でも芸能サラブレッド家系出身で、本作で二人のヒロインを演じるスハナ・カーン、クシ・カプールも同じく芸能サラブレッド。

未来の大スター候補が夢の競演という点においても本国では注目を集めている。

話がズレたが、ボリウッドの映画音楽の世界は過酷で新規参入するのが難しいと言われているだけに、大御所から若手までジャンルも幅広いアーティストを起用したゾーヤー・アクタル監督の挑戦とセンスにも拍手を贈りたい。

アーチーは最初、ホテル建設から生じる周囲のさまざまな問題について「 面白く生きるのに政治は関係ない 」と距離をとり、17歳のいまを優先させようとする。

しかし、その“いま”を輝かせているのは、リバーデイルに入植したアングロ・インディアンの祖先たちから受け継がれてきた誇り、歴史、未来であり、日常に溶け込み忘れていたが、その多くがグリーンパークで形作られてきたことに気づく。

アーチーの仲間たちの言う通り、どこの国でも政治と生活は常に密着しており、学校での制服の丈、共学か否か、間違いか正しいか、すべての決まりごとは元をたどれば政治により決められてきたのだ。

そして、「どうせ届かない」と最初から政治に対して諦めがちな大人たちは「変わるはずだ」と信じ行動すること、行動しなければ何も得ることは出来ず、諦めることさえ出来ないということを子どもたちから学ぶことだろう。

正直、70年以上前のコミックスの実写化なので、奇抜な展開はなくドストレートな人生賛歌なのだが、インドのカラフルで華やかな世界観とアメコミならではの底抜けに明るい若者たちの成長が上手くマッチし、作品をワンランク上質なものへとアップグレードさせてくれている。

インドの人々の素朴さ、ルーツや日々を大切に生きる姿勢とも相まって、温かな日差しのような心地よさが映画全体に広がっている。

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