映画ライフ楽しんでますか?
今回は、ペンネーム@パラムさんからの投稿レビューです。
タイトルの「 甘酸っぱい 」はどこへ?
甘酸っぱさを経験していたのは、ある人物だけだった?
衝撃のラストシーンで見る者の度肝を抜く展開。
いくつもの伏線がラストで見事に回収されていく様は必見です。
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
甘酸っぱい

公開日
2021年6月4日
原題
Sweet & Sour
上映時間
102分
予告編
キャスト
- イ・ゲビョク(監督)
- チャン・ギヨン
- チェ・スビン
- クリスタル
公式サイト
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
感想レビュー

日本の著者、乾くるみの小説「 イニシエーションラブ 」を基にしたロマンティックコメディ。
日本では松田翔太と前田敦子主演で映画化された。
今作は、その韓国版リメイクです。
私は日本版を見ていませんが、今作だけの感想を言うなら脚本もストーリーの進め方も見事でした。
あのおデブのヒョクが「 絶対彼女とペアルック着るために痩せてやる!」と走り出した次の瞬間、キュッと締まったランニング中の足首が映し出されたシーン。
「 あっ、ダイエット成功したんだ!」と騙されてしまった方が絶対多いですよね!
まさかあそこで既に大きなトリックが仕掛けられていたとは。
電球交換、マカロン、チェジュ島、指輪…。
これらのキーワードの上で2つの恋模様が同時進行していたなんて驚きでした。
ほとんどの登場人物が身勝手な中で、おデブのヒョクだけが健気にダウンを想っているのが、可愛くて可愛くてなんとしても幸せになって欲しいと願ってしまいました。
好きだった点
とにかくダウン役のチェ・スビンさんがかわいい!
これが一番じゃないでしょうか?
かなりの悪女であるダウンをこんなに可愛く演じられたら憎みたくても憎むこともできません。
前半部分では彼女の行動1つ1つがとても奇妙で統一性もなく、全く理解できなかった。
なので、これが全て繋がったあのラストの展開は、とてつもなく爽快でした。
嫌いだった点
ダウンの彼氏ヒョクが二股をかけてしまう会社の同僚であり、クリスタルが演じたボヨンが生理的に無理でした…。
もちろん演技なのは分かっていますが、食べ方が汚すぎてけっこうドン引き。
美人でも食べ方1つでここまでシラけさせなんて。
食事作法の大切さをヒシヒシと感じました(笑)
ヒョクとボヨンのシーンでやたらと登場する謎の中年男性。
あの人必要ですかね?
運命の審判のように突然現れては消えていく男ですが、あれは誰で何のために登場するのか。
もしかしたら、ヒョクの奥底にある感情があの男を生み出したのかもしれませんが、真相は分かりません。
まとめ

このような映画は、ラストだけがどうしても注目されがちですが、ラストを知った上で再鑑賞すると色々な箇所で新しい発見があるはずです。