映画ライフ楽しんでますか?
今回は、ペンネーム@サラダさんからの投稿レビューです。<
家族とは身近であるが故に複雑な関係。
でもそんな複雑さは、1人1人の考え方や周りの助けでどうにかなるものだと分からせてくれる、そんな映画です。
相手の気持ちに寄り添うのには、時間がかかることも改めて感じさせられます。
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
完璧な家族になる方法

公開日
2021年7月14日
原題
The Guide to the Perfect Family
上映時間
102分
予告編
なし
キャスト
- リカルド・トロジ(監督)
- ルイ・モリセット
- エミリー・ビエール
- カトリーヌ・シャボ
公式サイト
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
感想レビュー

ストーリーとしては、子供にいい人生を歩んで欲しいと、勉強や部活を頑張らせて自分の理想を押し付ける親子のお話しです。
これだけ生き方や暮らし方が多様になりながらも、やはり、まだこのような問題は解決されていなくて需要があるのかなとも思いました。
いちばん娘に強要していた父の傍らで、SNSに必死に仲良し家族アピールをしている母も、最後には疲れて育児ノイローゼになっていたのが分かり、私は少し安心した部分もありました。
誰かのために完璧であろうとするのは、どんな立場・関係であれ、やっぱり皆つらいものなのだと思ったからです。
認めて欲しくて頑張るには、限界があり、いずれは怒りに変わってしまうのだと。
娘もやさぐれて薬物に手を出してしまったりと荒れていき、結局は完璧を求める父に、母も娘もプレッシャーで自分を見失っていたのです。
私も誰かにプレッシャーを与えてしまっていないかと振り返ることができました。
そういった親に自分はなりたくないなと思いながら見ていました。
親が子へ過剰に指導することが自分のエゴだと気付いた後は、人1倍子供のことを考えてくれる素敵な親に変わるのは良かった。
しかし、そこには大きな出来事が付き物。
誰かに助言され考えるだけでなく、実体験として娘の気持ちが現れないと、なかなか気付けないものなのかなという虚しさも同時に感じたのが正直な感想です。
フランス映画だったので、前回の反省を活かしてそのままの言語で見ました。
やっぱり感情的に怒っている場面や、相手の言葉に返答するときの態度なども、感じ取りやすかったように思います。
まとめ

フランス映画は、しばしば表現が露骨な部分がある気がしました。
悪く言えば雑。
日本人でも好き嫌いが分かれるかもしれません。
ですが、父と娘以外の登場人物が、個性的すぎて面白い部分もありました。
いいなと思った点は、劇中の音楽です。
アンニュイな感じでお洒落な音楽が楽しめました。
全体的にいい温度感の映画だったと思います。