【 完全網羅 】スティーブン・スピルバーグ監督映画作品まとめ

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目次

ミュンヘン(2005)

©Munich

原題(英題)

Munich

公開日

2006年2月4日

上映時間

164分

キャスト

  • スティーブン・スピルバーグ(監督)
  • エリック・バナ
  • ダニエル・クレイグ
  • キアラン・ハインズ
  • マチュー・カソビッツ
  • ハンス・ジシュラー
  • ジェフリー・ラッシュ
  • アイェレット・ゾラー
  • マチュー・アマルリック
  • モーリッツ・ブライブトロイ
  • バレリア・ブルーニ・テデスキ
  • イバン・アタル

コメント

1972年のミュンヘン・オリンピックで、パレスチナの過激派組織“ 黒い九月 ”がイスラエル選手団を襲撃した事件と、その報復作戦をスピルバーグが映画化。

原作は、ジョージ・ジョナスのノンフィクション小説。

ミュンヘン・オリンピックで人質にされたイスラエル選手団11名は、結果的に命を奪われてしまう。

この事件を受け、イスラエルの諜報機関「 モサド 」は報復作戦を開始。

リーダーのアヴナーは、妊娠中の妻を残してヨーロッパに渡り、仲間たちとともに次々と標的を排除していく。

暗殺の過程をスリリングに描きつつも、誰も悪者にしないスピルバーグの映画作りが本作のメッセージ性を強めている。

果たして連続される暴力の果てとは。テロ行為の虚しさと悲しみを感じさせる映画となっている。

主演は「 トロイ 」(2004)のエリック・バナ、脚本は「 フォレスト・ガンプ 一期一会 」(1994)のエリック・ロスと、のちにスピルバーグの自伝映画「 フェイブルマンズ 」(2022)を手がけるトニー・クシュナー。

インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国(2008)

©Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull

原題(英題)

Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull

公開日

2008年6月21日

上映時間

122分

キャスト

  • スティーブン・スピルバーグ(監督)
  • ハリソン・フォード
  • ケイト・ブランシェット
  • カレン・アレン
  • シャイア・ラブーフ
  • レイ・ウィンストン
  • ジョン・ハート
  • ジム・ブロードベント
  • イゴール・ジジキン

コメント

前作「 最後の聖戦 」から19年の時を経て復活した「 インディ・ジョーンズ 」シリーズ第4弾。

還暦を過ぎたハリソン・フォードが引き続き主演を務め、新たな冒険に繰り出す。

1957年、東西冷戦の最中、アメリカの米軍基地が女性スパイ“ スパルコ ”率いるソ連軍に襲撃され、インディ・ジョーンズは連行されてしまう。

スパルコから神秘的な力を秘めた「 クリスタル・スカル 」の捜索を強制されるも、なんとか逃げ延びるインディ。

そんな彼の前に” マット “と名乗る青年が現れ、インディの旧友・オクスリー教授が危険な状況にあると告げる。

インディとマットは教授を救うため、そしてクリスタル・スカルの謎を解くため、ペルーへ向かうことに。

1作目の「 レイダース 失われたアーク《聖櫃》 」でヒロインのマリオン役を演じたカレン・アレンが再登場。

公開後、賛否は分かれたもののシリーズで最大の興行収入をあげ、大ヒットを記録した。

相も変わらずハラハラドキドキの大冒険で、童心に返って楽しめるアドベンチャー映画に仕上がっている。

タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密(2011)

©The Adventures of Tintin: The Secret of the Unicorn

原題(英題)

The Adventures of Tintin: The Secret of the Unicorn

公開日

2011年12月1日

上映時間

107分

キャスト

  • スティーブン・スピルバーグ(監督)
  • ジェイミー・ベル
  • アンディ・サーキス
  • ダニエル・クレイグ
  • ニック・フロスト
  • サイモン・ペッグ
  • トビー・ジョーンズ
  • マッケンジー・クルック
  • ダニエル・メイズ
  • ガド・エルマレ
  • ジョーイ・スタール

コメント

「 タンタンの冒険 」を引き合いに「 レイダース 失われたアーク《聖櫃》 」を批評したとある文章が、本作の誕生の鍵を握る。

スピルバーグがその批評文の中に見つけ出した「 タンタン 」の文字。

それは少年記者・タンタンが、愛犬とともに世界中を股に掛け冒険を繰り広げるアドベンチャー漫画だった。

スピルバーグはあっという間に夢中になり、「 E.T. 」の脚本を書いたメリッサ・マシスンにシナリオをお願いする。

時は流れ、「 ロード・オブ・ザ・リング 」のピーター・ジャクソンにコンタクトを取り、長年の構想がついに実現に至った。

ピーター・ジャクソンもまた「 タンタンの冒険 」の大ファンだったという。

かくしてスピルバーグ監督のもとピーター・ジャクソンが製作に入り誕生した本作は、モーションキャプチャーのアニメーション映画として世に出た。

原作の豊かな情景が広々と映し出され、迫力のある冒険が繰り広げられる。

終始ワクワクが止まらないアドベンチャーに、観客も童心に返って純粋に心を弾ませることだろう。

子どもから大人まで、幅広い年齢層が楽しめる物語となっている。

戦火の馬(2011)

©War Horse

原題(英題)

War Horse

公開日

2012年3月2日

上映時間

147分

キャスト

  • スティーブン・スピルバーグ(監督)
  • ジェレミー・アーバイン
  • エミリー・ワトソン
  • デビッド・シューリス
  • ピーター・ミュラン
  • ニエル・アレストリュプ
  • トム・ヒドルストン
  • デビッド・クロス
  • パトリック・ケネディ
  • セリーヌ・バッケンズ
  • トビー・ケベル
  • ロバート・エムズ
  • エディ・マーサン
  • ベネディクト・カンバーバッチ

コメント

英作家マイケル・モーパーゴの児童文学と同名の舞台劇をスピルバーグが映画化。

「 シンドラーのリスト 」や「 太陽の帝国 」で描いてきた第二次世界大戦から離れ、初めて第一次世界大戦を題材にした。

軍事用に売られた一頭の馬・ジョーイと、その飼い主であった少年・アルバートの数奇な運命を美しい映像で紡ぐ。

広大な草原、枯れ果てた戦地、大勢の軍人の中をひたすら駆け抜けるジョーイ。

徴兵年齢に満たない少年ながら、軍に入隊してジョーイを探すアルバートは、激戦地であるフランスに出兵。

禍々しい戦争の形相を捉えつつも、悠然と佇む美しいジョーイを丁寧に描写する。

さすがと言うべきか、観客を飲み込むスピルバーグの演出はまさに一級品。

圧倒的なストーリーを目の前にして、いつの間にか映画の世界に入り込んでしまう。

美しい映像とともに迎える抒情詩的なラストといったら息を呑まずにはいられない。

アルバート役はオーディションでその座を射止めた若手俳優、ジェレミー・アーバイン。

その他、エミリー・ワトソン、デビッド・シューリスらが出演している。

リンカーン(2012)

©Lincoln

原題(英題)

Lincoln

公開日

2013年4月19日

上映時間

150分

キャスト

  • スティーブン・スピルバーグ(監督)
  • ダニエル・デイ=ルイス
  • トミー・リー・ジョーンズ
  • サリー・フィールド
  • ジョセフ・ゴードン=レビット
  • デビッド・ストラザーン
  • ジェームズ・スペイダー
  • ハル・ホルブルック
  • ジャレッド・ハリス
  • リー・ペイス
  • ピーター・マクロビー
  • ウォルトン・ゴギンズ
  • マイケル・スタールバーグ
  • ジャッキー・アール・ヘイリー
  • マイケル・シフレット
  • グレゴリー・イッツェン
  • ガリバー・マクグラス
  • デビッド・オイェロウォ
  • ルーカス・ハース
  • デイン・デハーン
  • アダム・ドライバー

コメント

スピルバーグがアメリカ合衆国第16代大統領、エイブラハム・リンカーンの半生を描くにあたり、主演を務めたのがダニエル・デイ=ルイス。

彼は「 マイ・レフトフット 」(1989)と「 ゼア・ウィル・ビー・ブラッド 」(2007)でアカデミー賞主演男優賞に輝いた名優中の名優。

そんな彼の出演を強く望んだスピルバーグだったが、実は一度目のオファーで丁重に断られていた。

デイ=ルイスは本作の脚本を読んで、自分にはふさわしくないと思った上で「 最も偉大な人物を冒涜する人にはなりたくなかった 」と語っている。

だが、それでも諦めなかったスピルバーグ。彼なしでは本作のプロジェクトも消えていくと思われた。

そこに現れたのがレオナルド・ディカプリオである。

ディカプリオはデイ=ルイスへ連絡を取り「 考え直した方がいい 」と語り、役のリサーチのために撮影を1年先延ばしにすることで主演を引き受けることを受諾した。

結果的にデイ=ルイスは第85回アカデミー賞で史上初となる3度目の主演男優賞に輝いた。

黒人奴隷制度の廃止のために人生の多くを捧げた偉大な大統領・リンカーン。

その半生を目の当たりにすることで、私たちは何を思い、何を考えることができるのだろうか。

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