仕事や家庭の人間関係、残業や家事など、現代社会は何かとストレスがつきものです。
本レビューでは、そんなときにおすすめしたい、気分がスカッとする映画を10本紹介していきます。
おすすめ作品10選
- キック・アス(2010)
- トップガン マーヴェリック(2022)
- デス・プルーフ in グラインドハウス(2007)
- グランド・イリュージョン(2013)
- キングスマン(2014)
- エクスペンダブルズ(2010)
- ラッシュアワー(1998)
- ボヘミアン・ラプソディ(2018)
- カイジ 人生逆転ゲーム(2009)
- セッション(2014)
スカッとできるのはもちろんのこと、テンションが上がるシナリオの映画を集めました。
ぜひこの記事を参考にして、素敵な映画体験をしてくださいね。
キック・アス(2010)

原題(英題)
Kick-Ass
公開日
2010年12月18日
上映時間
117分
キャスト
- マシュー・ボーン(監督)
- アーロン・ジョンソン
- クロエ・グレース・モレッツ
- ニコラス・ケイジ
- クリストファー・ミンツ=プラッセ
- マーク・ストロング
- オマリ・ハードウィック
- ザンダー・バークレイ
- マイケル・リスポリ
- クラーク・デューク
- エバン・ピーターズ
- リンジー・フォンセカ
- ソフィ・ウー
- ギャレット・M・ブラウン
- エリザベス・マクガバン
- ヤンシー・バトラー
- コーリイ・ジョンソン
- デクスター・フレッチャー
- ジェイソン・フレミング
- ランダル・バティンコフ
- デボラ・トゥウィス
考察レビュー
本作はアメリカン・コミック原作のヒーロー映画です。
明るい作風とは裏腹に、バイオレンス描写の多い独特な世界観の作品です。
アーロン・ジョンソン演じる主人公・デイヴは、スーパーパワーを持っていないにも関わらず、ヒーロー活動を始めます。
そして案の定、暴漢に目を付けられて重症を負わされます。
ジョンソンは人気俳優となってから勇ましい役柄が増えたので、本作の気弱な青年の演技は新鮮です。
キック・アスとして自警活動をするデイヴは、麻薬密売人のアパートに潜入した際、ヒット・ガールと出会います。
彼女はとある犯罪組織を壊滅させるべく、父親からあらゆる暗殺技術を叩き込まれた少女です。
かわいらしい容姿と悪人を容赦なく惨殺するギャップが魅力のキャラクターです。
ヒット・ガールを演じたクロエ・グレース・モレッツは本作で人気女優になりました。
新人ヒーローのキック・アスとアンチヒーローのヒット・ガールという正反対な2人の掛け合わせがおもしろいです。
下品なジョークや残酷描写のオンパレードの作品なので、ストレスを発散させるにはピッタリです。
トップガン マーヴェリック(2022)

原題(英題)
Top Gun: Maverick
公開日
2022年5月27日
上映時間
131分
キャスト
- ジョセフ・コジンスキー(監督)
- トム・クルーズ
- マイルズ・テラー
- ジェニファー・コネリー
- ジョン・ハム
- グレン・パウエル
- ルイス・プルマン
- チャールズ・パーネル
- バシール・サラディン
- モニカ・バルバロ
- ジェイ・エリス
- ダニー・ラミレス
- グレッグ・ターザン・デイビス
- エド・ハリス
- バル・キルマー
- リリアナ・ウレイ
- アンソニー・エドワーズ
- メグ・ライアン
考察レビュー
1986年に公開された「 トップガン 」の約36年ぶりの続編です。
トップガン(アメリカ海軍戦闘機兵器学校)へ派遣された凄腕パイロットたちが織りなす青春ストーリーです。
本作は前作の監督トニー・スコットに捧げられた作品となっています。
1作目のよさを残した演出を取り入れながら、今だからこそ作られた意義を感じる新しい物語になっています。
凄腕だけど問題児の主人公・マーヴェリックを演じるのはトム・クルーズ。
1作目でトップガンの訓練生だった彼は、教官となって再登場しました。
マーヴェリックが教える訓練生の中には、かつて訓練中に事故で亡くした親友グースの息子・ブラッドリーがおり、恨まれているという設定になっています。
マーヴェリックとブラッドリーの因縁がラストでどう解消されるのかが見どころです。
人間ドラマだけではなく、何といっても航空機を使った飛行アクションは、他の映画では得られない爽快感があります。
航空機操縦資格を持つトムは、自身によるスタントを希望しました。
しかしジェット機のG(重力加速度)を考慮して現役パイロットの飛行映像を使用することになりました。
それに加え、機体の内外にカメラを付けた撮影手法など、臨場感を高める創意工夫がなされています。
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「 トップガン マーヴェリック 」の映画情報・あらすじ・レビュー
「トップガン 」シリーズを考察(前作と続編のキャストにも注目)
「 トップガン マーヴェリック 」に登場する戦闘機(機体)をまとめて紹介
デス・プルーフ in グラインドハウス(2007)

原題(英題)
Death Proof
公開日
2007年9月1日
上映時間
113分
キャスト
- クエンティン・タランティーノ(監督、出演ともに)
- カート・ラッセル
- ゾーイ・ベル
- ロザリオ・ドーソン
- バネッサ・フェルリト
- ジョーダン・ラッド
- ローズ・マッゴーワン
- シドニー・タミーア・ポワチエ
- トレイシー・トムズ
- メアリー・エリザベス・ウィンステッド
考察レビュー
「 デス・プルーフ 」とは、スタントマン用の耐死仕様が施された特別車のことを言います。
それが本作では女性を標的にした殺人兵器として登場します。
アカデミー脚本賞を取った「 パルプ・フィクション 」(1994)などで知られるクエンティン・タランティーノ監督作です。
本作はB級映画を約2本立てで上映するアメリカの映画館「 グラインドハウス 」で公開されたという設定の映画です。
当時の劇場体験を現代の観客に届けるというコンセプトの元で、フィルムの傷やノイズを意図的に施すといった1970年代から1980年代の映画の特徴が再現されています。
アメリカとカナダでは、ロバート・ロドリゲス監督の「 プラネット・テラー 」(2007)と共に、「 グラインドハウス 」と題された2本立て映画の枠組みの中で上映されました。
B級作品の皮を被っていますが、中身は質の高い娯楽作品となっています。
中盤あたりのタランティーノらしい残酷なゴア描写に度肝を抜かれますが、それは痛快なラストの布石となっています。
かつてスティーブン・スピルバーグが監督した、トレーラーに襲われる男の悲劇を描いた映画「 激突! 」(1971)のタランティーノ版と言えるでしょう。
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