【 Netflix 】「 レベッカ 」考察レビュー
映画ライフ楽しんでますか?
今回は、ペンネーム(@Yoko)さんからの投稿レビューです。
奥さんを亡くしたばかりの男性を好きになってしまった1人の使用人女性。
やがて彼女はその男性と恋に落ち、彼の持つお屋敷で暮らすことになるが…
奥さんのことを忘れられない男性。
奥さんが大好きだったお屋敷の使用人たち。
お屋敷には新しい妻を待ち受けるたくさんの恐怖がと思っていたら、後半一転二転するのが今作。
ホラーからサスペンスに変化する映画です。
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
レベッカ
公開日
2020年10月21日
上映時間
121分
キャスト
- ベン・ウィートリー(監督)
- リリー・ジェームズ
- アーミー・ハマー
- クリスティン・スコット・トーマス
予告編
公式サイト
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
感想レビュー
好きだった点
亡くした奥さんを忘れることができない男性を愛した1人の女性の物語。
しかもその女性はある奥方に使える使用人でした。
そんな彼女が愛した男性マキシムは大金持ちで、大きお屋敷を持っていました。
マキシムと結婚することができた女性は、彼のもちお屋敷で暮らすことになるのですが、このお屋敷が恐怖のお屋敷でした。
お屋敷自体は普通でしたが、とにかくそこで亡き奥様レベッカに支えていたダンヴァース夫人がとにかく怖い。
最初から新しい妻に敵意丸出しで歓迎していないことがすぐに分かります。
その後も、遠くの影から新しい妻を、見る目が怖くて怖くて。
久々に「 怖ーい 」と声を上げながら見た作品でした。
自分も女性ですけど、女の人って怖いと久しぶりに感じる作品です。
その精神的な恐怖がジワジワと迫ってきて、怖いけど面白く好きな点でした。
残念だった点
後半ミステリーに話が変わるのですが、前半あれだけ怖かったのであっさりとミステリーになってしまったのが少し残念でした。
見どころ
やはりなんといってもダンヴァース夫人の怖さ。
表情だけでこんなにも怖いと感じさせるのは凄いと思います。
とにかく最初から最後までダンヴァース夫人は無表情を通します。
唯一笑顔を見せるのは、自分が使えていたレベッカのことを語るときだけ。
そんな彼女にどんどん追いつめられていく主人公の女性。
この主人公を演じているのはリリー・ジェームズ。
彼女が他の作品で見せる可愛くてイキイキした表情は、今作では見ることができません。
どんどん追い詰められて壊れそうになる彼女。
そんな彼女からもダンヴァース夫人の恐怖を感じることができるのです。
考察・疑問点
前半時ホラー、後半ミステリー・サスペンスの今作。
後半、実はレベッカは殺されていてという話に物語は展開していきます。
しかも、レベッカを殺したのは夫のマキシムだという驚きの展開に。
しかし、彼を愛する新しい妻は、彼のことを必死で守ろうとします。
冒頭から、この新しい妻の一人称で私たちは映画を見ています。
しかも、前半は散々彼女が嫌がらせを受けるのを見せつけられているので、必然的に彼女に感情移入しています。
まとめ
1度で2度美味しいと感じることができる作品。
特に前半のホラー展開は、女性の怖さを感じることができて面白かったです。
「 愛 」に翻弄されてしまった男女の物語。
女性の嫉妬の怖さと強さを知ることができますよ。