「 2分の1の魔法 」考察レビュー、主題歌はスキマスイッチとブランディ・カーライル

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亡くなった父親に再会するため冒険する家族ドラマ。

2分の1の魔法から分かるように、父親が下半身だけという衝撃的な設定です。

目次

2分の1の魔法

2分1魔法

公開日

2020年8月21日

原題

Onward

上映時間

142分

キャスト

  • ダン・スキャンロン(監督)
  • コリ・レイ
  • トム・ホランド
  • クリス・プラット
  • ジュリア・ルイス=ドレイファス
  • オクタヴィア・スペンサー

吹き替えキャスト

  • 志尊淳
  • 城田優
  • 近藤春菜
  • 浦嶋りんこ
  • 新谷真弓
  • 丸山壮史
  • 立木文彦

予告編

公式サイト

2分1の魔法

感想レビュー

2分1魔法
©2分1魔法

好きだった点

過去から未来という時系列に沿って話が進行していく点がよかったですね。

そして、主人公の成長が見ていてワクワクしました。

奥手で気持ちを表に出すのが躊躇っていた主人公イアンが、度重なる困難を乗り越えるたびに成長していきます。

手に汗握るシーン、一緒に悔しがったりとジェットコースターのようなストーリーに満足できました。

嫌いだった点

死んだ父さんが下半身しかないという設定は感情移入がしづらかったですね。

父との回想シーンや、写真が登場ことで父の印象を伝えていましたが、それでも下半身だけだと伝わりづらかったかな。

上半身がない、つまり目が見えないので終始フラフラしてるんですよ。

お荷物感が満載でした。

そして、最終的にはイアンが父親に犬のリードをつけて、連れ回すと言う始末。

本来なら転ぶでしょと思いましたし、倫理的に良くないのではと感じました。

それであれば個人的には、ハウルの動く城のカカシのようにした方が伝わるのかもと思ったり。

見どころ

亡き父親ワインデンが遺した魔法の杖を使い、隠された魔法の宝石を探しにいく。

そして魔法の宝石が見つけることで、父親にもう一度会えるという設定がいいですね。

最初から話の結末が見えているので、安心してみることができます。

兄バーリーもいい役してるんですよね。

楽観主義でお節介、空気を読まない性格は、イワンと正反対の性格でして、劇中において1つのスパイスになっていましたね。

そして、映画の終盤。

イアンと魔物の最終決戦、衝撃な結末に驚いて空いた口が塞がりませんでした。

内容は考察に続きます。

考察・疑問点

衝撃的だったのは、イアンが父親に会えなかったということです。

見事に魔物を倒したイアンでしたが、岩に囲まれすぐに父親のところに駆けつけれなかったんですよね。

それに日没には父親が消えてしまうというタイムリミットも相まって、イアンがかわいそうだと思ってしまいました。

イアンの代わりに兄のバリーが父親に会って、思いなどを伝えていますね。

それにしても日没までというのは時間が短すぎましたね。

母親のローレルが夫と再会できないのも悲しかったです。

再婚しているとはいえ、気持ちは絶対亡くなった夫であるワインデンにありますよね。

なので、少しでも声を交わすシーンがあればいいのになーとか思ったり。

主題歌

日本版エンドソングは、スキマスイッチの名曲「 全力少年 」

英語版エンドソングは「 Carried Me with You

ブランディ・カーライルによる主題歌です。

まとめ

2分1魔法
©2分1魔法

久しぶりのディズニー作品でした。

ズートピアで面食らったこともあり、今回はクオリティーとしては少し下がるかもしれません。

最近のディズニー作品は子どもだけではなく、大人も楽しめるものが多いんですよ。

ズートピアでは、子どもは成長物語として見ることができまして、大人は人種差別など違う観点で作品を楽しむことが出来るみたいな感じです。

つまり、2つの側面を1つの作品に織り混ぜているんです。

その観点から「 2分の1の魔法 」見ると、残念ながら見つけることができませんでしたね。

しかしながら、魔法映画っていいなって思いました。

ほとんどの魔法映画は主人公が雑魚なので、見ていて心が踊るんですよね。

徐々に強くなっていく過程が分かり、次に何が起きるのだろう?という期待をする余裕があるので好きですね。

それにすぐに一撃必殺という技を覚えることもないので、ゆっくり楽しむことができます。

個人的には「 魔法使いの弟子 」とか最高です。

ここでの主人公は、ザ・オタクって感じの冴えない大学生です。

思ったことを口に出すことを躊躇(ちゅうちょ)している主人公が、自らの手で未来を想像していくという成長の過程がとても好きでした。

すぐではないですけれど、期間を空けてまた見たいと思った作品でした。

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