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映画「 三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実 」ネタバレあり解説、いつの時代も社会を変えるのは言葉である

こんにちは、Johnです。

映画ライフ楽しんでますか?

今回は、ペンネーム(@ミツ夫)さんからの投稿レビューです。

サクッといきましょう。

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画像の引用元:公式サイトより
  (アイキャッチ画像含む)

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(作品情報)

公開日

2020320

上映時間

108

キャスト

  • 豊島圭介(監督)
  • 東出昌大(ナレーター)
  • 三島由紀夫
  • 芥正彦(東大全共闘)
  • 木村修東大全共闘
  • 橋爪大三郎東大全共闘
  • 篠原裕楯の会1期生
  • 宮澤章友楯の会1期生
  • 原昭弘楯の会1期生
  • 平野啓一郎
  • 小熊英二
  • 瀬戸内寂聴
  • 内田樹

予告編

公式サイト

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実

ネタバレ・感想レビュー 

天才・三島由紀夫の持つ狂気

三島由紀夫、東大全共闘、学生運動などの時代背景について知っているとより楽しめます。

「 おまえら、聞け。静かにせい。静かにせい。話を聞け。男一匹が命をかけて諸君に訴えているんだぞ。」

19691125日、陸上自衛隊一ヶ谷駐屯地。

総監を人質にとり、自衛隊にクーデターを呼び掛け、その後に割腹自殺した男がいた。

戦後日本を代表する作家・三島由紀夫である。

「 仮面の告白 」「 金閣寺 」「 豊饒の海 」などを執筆し日本語の達人と言われている。

彼は天皇主義者でしたが、戦後日本の天皇制については批判的な立場だった。

当時を知る祖父は「 世界的な作家で、大スターでもあった三島が、突然起こした大事件だった。思想が凝り固まっていて、狂っているように思えた 」と話してくれました。

三島事件から一年前の1969年。

三島は、彼を敵視する東大全共闘と激しい大討論を繰り広げた。

今作は、2時間30分の伝説の討論を追うドキュメンタリー映画です。

好きだった点

天才作家の三島由紀夫と東大生1000人、右翼の三島由紀夫と左翼の東大全共闘、全く逆の思想を持つ両者が繰り広げる知のバトルが実に面白い。

「 他人とは何か 」「 天皇について 」といったような概念についての論争。

一言一句聞き逃すまいと、必死に食らいつきましたが議題が本当に難しい。

議論の内容はかなり高度ですが、知識人や当事者のインタビューが挟まれるのである程度は理解できました。

右翼と左翼。

相反する立場ではありますが、お互いをリスペクトし議論している点が素晴らしい。

「 三島を論破し壇上で切腹させる 」と盛り上がっていた全共闘でしたが、三島を前にして思わず「 三島先生 」と呼んでしまう場面がありました。

三島由紀夫も決して相手を論破しようとしたり、言い負かしたりはしない。

常に相手をリスペクトしている。

今の屁理屈や詭弁を重ねたような生産性のない討論はしない。

最後に、三島由紀夫はこう語った。

「 これは、言霊の働きだ。言葉は言葉を呼び、翼をもってこの部屋のなかを飛び回ったのです。私は、この言霊をここに残して去っていくので、これも問題提起にすぎない。私は、諸君の熱情は信じます 」

言葉には力があり、そこのぶつかり合いから産まれるものは素晴らしい。

とんでもない熱量で繰り広げられる両者の討論は、最高に面白い知のバトルでした。

嫌いだった点

クオリティの高いドキュメンタリー映画でした。

特に不満点はありませんが、あえて挙げるとすると、良い意味でも悪い意味でも、映画の性質上、過激な思想というものに触れる点です。

右翼や左翼、政治的な話が苦手な方は控えた方がいいかもしれません。

見どころ

三島由紀夫は、右翼であり天皇主義者でした。

1960年代の安保闘争の頃から日本がアメリカに乗っ取られていくことを危ぶみ、政治的活動や発言が大きくなった。

最期には、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地で「 天皇陛下万歳!」と叫びながら自決した。

一般的に見れば、狂っているように思える言動です。

しかし、現代の日本は三島が恐れていたようになっていないだろうか?

三島は、生前こう述べている。

「 私は、日本国に希望をもつことができない。日本はなくなって、その代わりに、無機的な、空っぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜け目がない経済的大国が極東の一角に残るであろう 」

三島由紀夫は、現代の日本を見てどう思うだろうか。

三島が危惧していた通り、沈みゆく日本になっていないだろうか?

今作は、三島由紀夫とこの時代を通し、日本について考えさせられる作品でした。

三島由紀夫がいれば、日本は変わっていたのかもしれません。

「 三島由紀夫 檄 」

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まとめ 

1969年は「 政治の季節 」と呼ばれている。

三島由紀夫、東大全共闘のように世界中で、思想と思想がぶつかり合っていた時代。

そんな時代の大討論です。

とんでもない熱量を感じられる素晴らしい経験になりました。

↓ ↓ ↓ ↓

(以下、管理人コメント)

はい、素晴らしいレビューでした。

ペンネーム(@ミツ夫)さんはLINEで何度かやり取りさせて頂いていますが、大学受験が無事終わったそうです。

改めておめでとうございます。

僕も大学受験の頃を思い出してしまいました。

学生の頃から歴史に興味がありまして、色々な文献や本を読みまくっていました。

受験生の頃は日本史が得意科目でしたね。

もちろん安保闘争や三島由紀夫についても勉強していたので、それなりの教養知識はあるかなと思っています。

「 全く逆の思想を持つ両者が繰り広げる知のバトル” 」という文章は印象的でした。

今後の日本の将来を危ぶむ若い人がもっと出てきて欲しいとは思いますね。

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