こんにちは、Johnです。
映画ライフ楽しんでますか?
今回は、ペンネーム(@Yoko)さんからの投稿レビューです。
サクッといきましょう。
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
映画館が閉館して以来、新作が見れない日々が続いています。
今日は新作映画をご紹介する前に「 仮説の映画館 」のお話を少しさせてください。
映画館閉館により小さな劇場は存続の危機に追い込まれています。
そんな映画館を助けるために、そして映画好きのファンを助けるために、作られたのが「 仮説の映画館 」です。
詳しい情報はこちらで見ることができます。
▶︎ 仮説の映画館
いつかまた映画館でたくさんの新作を見れる日がくるように、映画好きとしてなんらかの形で協力できればと思いこの場を借りてご紹介させていただきました。
さて本日の新作は、「 仮説の映画館 」で配信されている「 春を告げる町 」をご紹介したいと思います。
2011年3月11日の東日本大震災で全町避難となった福島県広野町。
避難指示が解除され町に戻ってくる人々。
被災者たちの視点で「 復興 」描くドキュメンタリー作品です。
「 復興とは何なのか? 」を深く考えさせられました。
春を告げる町
公開日
2020年3月21日
上映時間
130分
キャスト
- 島田隆一(監督)
- 平野町の方々
予告編
公式サイト
感想レビュー
福島県双葉郡広野町。
2011年3月11日に起きた東日本大震災により全町避難となった地域。
2012年に避難指示が解除され、少しずつ帰還が始まりました。
それから6年経過し、仮設住宅期間が終了となり町に戻ってきた人たちもいましたが、多くが高齢者ばかりでした。
戻ってきたこの町で彼らはどうやって生活を送っているのか?
それを追い続けたドキュメンタリー作品です。
年配の方々は多くは語りません。
ただただ日常生活を送っています。
この町で生きるために、今できることを行っているだけでした。
一方で、地元の高校生の演劇部は「復興」をテーマに劇を行うことになります。
「復興」とは何なのか?
震災を経験した人にしか分からない気持ち。
そして経験していない人が口にする「復興」。
高校生たちは見えない答えに向かってもがきながら、それでも自分たちの劇を作り上げていきます。
彼らの苦しむ姿がまさしく、この町で暮らす人々なのではないかなと感じました。
ドキュメンタリー作品なので、地元のおじいちゃんおばあちゃんの言葉が分からないシーンもあります。
見どころ
「 復興 」
2011年3月11日以降多くの人が口にしてきた言葉。
しかし「 復興 」とは何なのか?
ということをストレートに突きつけてきます。
被災した人の「 復興 」と被災していない人の「 復興 」
この2つの「 復興 」の違いを大きく感じます。
そして、この町から始まるはずだった「 復興五輪 」の聖火リレー。
今作を見ると自分たちがしてきたこと、そして、これからすべきことを深く考えさせられます。
まとめ
今年はコロナ影響もあり、いつもよりは東日本大震災に向き合う時間が少なかった人もたくさんいたはずです。
そんな中で今作を見ると、心に突き刺さってくるものがあるかと。
自粛中で家にいる時間がある今だからこそ、「 春を告げる町 」を見て頭を悩ませて欲しいです。
もちろん私もこの映画を見た日から、答えは出ないけれど、多くのことを考えさせられています。
↓ ↓ ↓ ↓(以下、管理人コメント)
東日本大震災、僕は大学入学前のことを思い出しました。
アルバイト中に東日本大震災が起きて、ビル最上階から避難したことを今でも鮮明に覚えています。
この震災は風化してはいけないと感じます。
次の世代へと伝えていく、そして、震災の教訓を活かして僕たちは歴史から学ばなければなりません。