少年時代からの「 チャイルド・プレイ 」ファンとしては、見逃せない今作。
昨今、物議を醸しているAIの暴走がテーマで、まさにタイムリーでした。
過去の類似作品が、ミーガンの取り扱い説明書となるか?
M3GAN ミーガン
あらすじ
AI人形M3GANを開発をしていた玩具会社の研究員ジェマ。ある日、事故で両親を亡くしたケイディ(姪)を引き取った。M3GANにケイディを守るように指示するも、M3GANが暴走してしまう。
原題
M3GAN
公開日
2023年6月9日
上映時間
102分
予告編
キャスト
- ジェラルド・ジョンストン(監督)
- アリソン・ウィリアムズ
- バイオレット・マッグロウ
公式サイト
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
考察レビュー
「 死霊館 」「 アナベル 」シリーズのジェームズ・ワン。
「 パラノーマル・アクティビティ 」シリーズや「 透明人間 」のジェイソン・ブラム。
そして、「 マリグナント 」の脚本家アケラ・クーパーがタッグを組むと?
アナベルのような恐怖人形が、透明人間の演出のように徐々に迫り、マリグナントのように定石を覆す、絶叫必至のサイコ・スリラーとなるに違いない。
と、期待させるような宣伝に、予告編でしたね。
実際、本編もおおむね期待させた通りではあるのですが、そこを前面に出さずに、むしろ、傷ついた少女とAI人形との愛情を描いた感動物語という風に謳った方が、観客は、あっと驚いたのになあ、と勿体無く感じました。
筆者は、前情報なしに「 トランスフォーマー 」を観に行って、車が巨大ロボに変身するシーンで、主人公以上に驚いた経験があります。
子どもたちの完璧なオモチャとして売り出されるミーガンが、殺人マシーンとなり暴走するという予告はせずに、あえて隠して欲しかったです。
今作のホラー要素は、「 不気味の谷 」(ロボットが人間に近すぎる時に感じる違和感)を生かしたミーガンの容姿と動き。
ゲームやテクノロジーは、子どもに深刻な依存症を引き起こす、という実例。
そして、一見、荒唐無稽なストーリーのようでありながら、近い将来、起こりうるものだということを提示している点にあるのだと感じました。
AIの暴走というテーマは、過去に、様々な映画で描かれてきました。
人工知能と人類との戦争を描いた「 ターミネーター 」シリーズを筆頭に、人工知能に支配された未来を描いた「 マトリックス 」シリーズ、それから「 エイリアン:コヴェナント 」でも、AI搭載のサポートロボが脅威となっていました。
「 RRR 」で脚光を浴びた、ボリウッドの「 ロボット 」「 ロボット2.0 」は、スケールの大きなAIとの戦いを見せてくれました。
邦画にも「 AI崩壊 」というのが、ありましたね。
まとめ
今の世界は、時代は、これらの映画が絵空事ではなく、近未来への警告であることを受け入れるべきなのかもしれません。
ちょうど今、AIドローンが人間を殺害したという記事を読んだところなのでした(あくまでもシュミレーション上の話ですが)
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