【 完全網羅 】ダニー・ボイル監督映画作品まとめ

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スラムドッグ$ミリオネア(2008)

©Slumdog Millionaire

原題(英題)

Slumdog Millionaire

公開日

2009年4月18日

上映時間

120分

キャスト

  • デブ・パテル
  • フリーダ・ピント
  • マドゥル・ミッタル
  • アニル・カプール
  • イルファン・カーン

コメント

これぞ娯楽映画!と膝を打ち、鑑賞後には踊りたくなるような傑作です。

インド映画といえば、ボリウッド。

「 RRR 」(2022)のヒットも記憶に新しいですが、本作はボリウッドの伝統(ロマンスと踊りとハッピーエンド)がてんこ盛りでありながらも、ダニー・ボイルのセンスが光っています。

最初は映画館で見ましたが、インドという国の暗黒面や不条理も描きながら、しっかりとエンタメ要素を盛り込み、筆者を含む、ほぼ満席の観客たちは晴れ晴れとした気持ちで会場をあとにしたのでした。

余談ですが、インド映画ではバッドエンドはご法度で、どうしてお金を払ってまで暗い気持ちにならなければいけないんだ!と暴動が起こるそうです。

「 本来、映画ってそういうものだったはず 」と、少年たちの疑似体験をしたあとに、再認識できると思います。

納得のアカデミー賞8部門受賞作。

続編が製作される可能性があるとの情報が出ていますが、公開前に本作を見直すのもいいですね。

127時間(2010)

©127 Hours

原題(英題)

127 Hours

公開日

2011年6月18日

上映時間

95分

キャスト

  • ジェームズ・フランコ
  • ケイト・マーラ
  • アンバー・タンブリン
  • リジー・キャプラン
  • クレマンス・ポエジー
  • ケイト・バートン
  • トリート・ウィリアムズ

コメント

登山家アーロン・リー・ラルストンの実際の自伝に基づいて製作された、伝記サバイバル映画です。

谷間の岩に腕を挟まれた男の127時間を追体験できます。

スリラー映画の「 SAW 」シリーズのような極限状況は非現実的なあまり、少し離れたところから望観できるという救いがありますが、

本作は誰もが体験する可能性があるシチュエーションであるために、相当な緊迫感を味わえるでしょう。

公開時には、主人公が自身の腕を切り落とそうとするシーンで、ショックで失神した観客もいたそうです(SAWでも同じようなシーンがありましたね)。

単にドキュメンタリー風ではなく、映画表現のさまざまな趣向が凝らされていて、最後まで目を離すことができません。

結末が分かっていても、内容自体はシンプルでも、一度は体験しておきたいですね。もちろん実体験ではなく映画体験として。

トランス(2013)

©Trance

原題(英題)

Trance

公開日

2013年10月11日

上映時間

101分

キャスト

  • ジェームズ・マカボイ
  • ロザリオ・ドーソン
  • バンサン・カッセル
  • ダニー・サパーニ
  • マット・クロス
  • ワハブ・シェイク
  • タペンス・ミドルトン

コメント

本作は、デビュー作「 シャロウ・グレイブ 」の撮影後にジョー・アヒアナから送られてきた脚本をもとに製作された作品です。

当初は難しいという判断で製作を見送りましたが、約20年の時を経て実現しました。

サイコスリラーものですが、時間が逆行する「 TENET 」(2020)や、10分前の記憶が失われる「 メメント 」(2000)が好きな方は、記憶がトランスする過程を楽しめると思います。

ダニー・ボイル作品ではお馴染みとはいえ、裸体があらわに描かれるのにはドギマギしますが、本作では有名な美術作品(ゴヤの「 裸のマハ 」)が謎を解く鍵となっているため、必要なシーンなのかもしれません。

スティーブ・ジョブズ(2015)

©Steve Jobs

原題(英題)

Steve Jobs

公開日

2016年2月12日

上映時間

122分

キャスト

  • マイケル・ファスベンダー
  • ケイト・ウィンスレット
  • セス・ローゲン
  • ジェフ・ダニエルズ
  • マイケル・スタールバーグ
  • キャサリン・ウォーターストン
  • パーラ・ヘイニー=ジャーディン
  • リプリー・ソーボ
  • マッケンジー・モス
  • サラ・スヌーク

コメント

ウォルター・アイザックソンによる伝記「 スティーブ・ジョブズ 」を原作とした、伝記映画。

スティーブ・ジョブズが発案したマッキントッシュ、ネクストキューブ、iMacの、それぞれの発表前の舞台裏と苦悩を描いていて、個人的にとても好みでした。

マイケル・ファスベンダーは見た目はあまりジョブズに似ていないのですが、主演の勢いと演技の見事さから、本人そのもののように錯覚してしまうのが、またおもしろかったです。

ところで、初見のときはダニー・ボイル作品とは知らず、「 ソーシャル・ネットワーク 」(2010)のデヴィッド・フィンチャーと混同していました。

見直してみると、カメラワークや音楽のセンスは、やはりダニー仕込みだなあと感じたのでした。

T2 トレインスポッティング(2017)

©T2 Trainspotting

原題(英題)

T2 Trainspotting

公開日

2017年4月8日

上映時間

117分

キャスト

  • ユアン・マクレガー
  • ユエン・ブレムナー
  • ジョニー・リー・ミラー
  • ロバート・カーライル
  • ケリー・マクドナルド
  • アンジェラ・ネディヤルコーバ
  • アービン・ウェルシュ

コメント

彼らが帰ってきた!と20年ぶりに狂喜し、原作を読んでから劇場へ走りました。

もちろん脳内BGMは、例の「 ラスト・フォー・ライフ 」です。

原作の続編は「 トレスポ 」から9年後、映画では20年後と設定されていて、共通点は、小説も映画も、実際の年月と同じステイ期間を経て作られたということです。

リアルに時の経過やノスタルジー、時代の変化や変わらぬもの、変わってしまったものを体感するという、贅沢な贈り物を堪能しました。

エディンバラの街を全力疾走するレントン、これだけで当時にタイムスリップですね。

原作にある過激さが薄れているのがやや不満でしたが、全体として「 トレスポ伝説 」を更新することに成功していると思います。

観賞後、彼らが変わっていないのだとしたら、変わったのは私たちの方なのだと、妙にしんみりしたのでした。

サウンドトラックは、前作同様、必聴です。

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映画監督ダニー・ボイル:「スラムドッグ$ミリオネア」「トレインスポッティング」などの作品で知られる

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