【 完全網羅 】スティーブン・スピルバーグ監督映画作品まとめ

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ブリッジ・オブ・スパイ(2015)

©Bridge of Spies

原題(英題)

Bridge of Spies

公開日

2016年1月8日

上映時間

142分

キャスト

  • スティーブン・スピルバーグ(監督)
  • トム・ハンクス
  • マーク・ライランス
  • スコット・シェパード
  • エイミー・ライアン
  • セバスチャン・コッホ
  • アラン・アルダ
  • オースティン・ストウェル
  • ミハイル・ゴアボイ
  • ウィル・ロジャース

コメント

1950〜60年代の米ソ冷戦下で実際に起こった捕虜交換の史実を映画化したスピルバーグ。

主演の弁護士ジェームズ・ドノバンをトム・ハンクスが演じ、ソ連スパイのアベルをマーク・ライランスが演じた。

ライランスは本作で第88回アカデミー賞助演男優賞を受賞した。

冷戦下の雰囲気を伝えるためか、一貫して暗いブルー調の映像が観客の足元に不穏な空気を垂れ流す。

暗雲立ち込める映像の中で繰り広げられるのは、ソ連のスパイとして捕虜になったアベルを命懸けで弁護するジェームズ・ドノバンのスリリングなサスペンスドラマだ。

BFG ビッグ・フレンドリー・ジャイアント(2016)

©The BFG

原題(英題)

The BFG

公開日

2016年9月17日

上映時間

118分

キャスト

  • スティーブン・スピルバーグ(監督)
  • マーク・ライランス
  • ルビー・バーンヒル
  • ペネロープ・ウィルトン
  • レベッカ・ホール
  • レイフ・スポール
  • ジェマイン・クレメント
  • ビル・ヘイダー
  • オラフル・ダッリ・オラフソン
  • アダム・ゴドリー
  • マイケル・アダムスウェイト
  • ダニエル・ベーコン
  • ジョナサン・ホームズ
  • クリス・ギブス
  • ポール・モニツ・デ・サ
  • クリス・シールズ
  • マット・フルーワー
  • ジェフリー・ウェイド

コメント

チャーリーとチョコレート工場 」(2005)のイギリス児童文学作家ロアルド・ダールの名作「 オ・ヤサシ巨人BFG 」をスピルバーグが映画化。

ファンタジックで美しい世界観に圧倒されながら、孤独な少女と優しい巨人・BFGとの心温まるストーリーを丁寧に描き出す。

「 写真のようにリアルに撮りたかった 」と語るスピルバーグは、前作の「 ブリッジ・オブ・スパイ 」でともに仕事をしたマーク・ライランスを主人公に起用。

彼の動きに合わせてアニメーションにすることで、リアリティのある巨人の動きを見事に生み出した。

一人ぼっちの少女とBFGが育む絆は、私たちの心をそっと包み込んでくれる。

まるでBFGの手のひらに抱かれるかのような安心感と温もりは、本作でしか味わえない優しさだ。

スピルバーグが初めてディズニーとの仕事を完遂した本作。

「 E.T. 」のようにスピルバーグらしい子ども心に溢れたファンタジー作品を、今一度心に留めておく必要があるのかもしれない。

ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書(2017)

©The Post

原題(英題)

The Post

公開日

2018年3月30日

上映時間

116分

キャスト

  • スティーブン・スピルバーグ(監督)
  • メリル・ストリープ
  • トム・ハンクス
  • サラ・ポールソン
  • ボブ・オデンカーク
  • トレイシー・レッツ
  • ブラッドリー・ウィットフォード
  • ブルース・グリーンウッド
  • マシュー・リス
  • アリソン・ブリー
  • ジョン・ルー
  • デビッド・クロス
  • フィリップ・カズノフ
  • リック・ホームズ
  • パット・ヒーリー
  • キャリー・クーン
  • ジェシー・プレモンス
  • ザック・ウッズ
  • ブレント・ラングドン
  • マイケル・スタールバーグ
  • ジャスティン・スウェイン

コメント

本作は、企画から1年も経たずして公開までに至った驚異的なスピードを誇る一作。

スピルバーグがこれまでに行ってきた早撮りの偉業を、脈々と受け継ぐ作品である。

1971年、リチャード・ニクソン大統領政権下で、ニューヨーク・タイムズがベトナム戦争に関する国防省の最高機密文書「 ペンタゴン・ペーパーズ 」をスクープし、政府の隠蔽工作が明るみに出た。

一方、ワシントン・ポスト紙では、亡き夫に代わって経営を引き継いだキャサリン・グラハムが編集主幹のベン・ブラッドリーとともに文書の入手に奔走。

何とか手に入れたものの、ニクソン政権はニューヨーク・タイムズに対し報道差し止めを要求。

そのため、ワシントン・ポストも同様の圧力を受けることが予想され、経営と報道の自由の間で激しく葛藤する。

メリル・ストリープとトム・ハンクスを主演に迎え、重厚な社会派ドラマを作り上げた。

2人の偉大な俳優の説得力のある演技は、私たちにリアリズムと納得感を与えてくれ、より作品のメッセージ性を感じられるようにできている。

スピルバーグの演出手腕に頭が下がると同時に、メリル・ストリープとトム・ハンクスの徹底した役作りにも感嘆の息が漏れるばかりだ。

レディ・プレイヤー1(2018)

©Ready Player One

原題(英題)

Ready Player One

公開日

2018年4月20日

上映時間

140分

キャスト

  • スティーブン・スピルバーグ(監督)
  • タイ・シェリダン
  • オリビア・クック
  • ベン・メンデルソーン
  • リナ・ウェイス
  • サイモン・ペッグ
  • マーク・ライランス
  • フィリップ・チャオ
  • 森崎ウィン
  • T・J・ミラー
  • ハナ・ジョン=カーメン
  • ラルフ・アイネソン
  • スーザン・リンチ
  • パーディタ・ウィークス

コメント

アーネスト・クラインの小説「 ゲームウォーズ 」をスピルバーグが映画化した渾身の一作。

海外だけでなく、日本の代表的な作品の主人公たちも“ ポップカルチャーてんこ盛り大合戦 ”に参加している。

本作の見どころはなんといっても世界中から集められたゲームやアニメ、特撮などの登場人物たちが織りなす攻防戦だ。

VRという仮想現実において「 制作者が残した遺産を探す 」というシンプルなだけに壮大で途方もない設定。

混沌とした世界を主人公はどう生き延びるのか。

当時劇場へ見に行った私は、そのわちゃわちゃした世界に混乱しながらも興奮していた。

とにかく子ども心を四方八方から突かれるような感覚で楽しすぎる。

さまざまなキャラクターたちが集まった本作が実現に至ったのは、やはりスピルバーグだからこそなのだろう。

ポップカルチャーが好きな方は、是が非でも見てほしい一作である。

ウエスト・サイド・ストーリー(2021)

©West Side Story

原題(英題)

West Side Story

公開日

2022年2月11日

上映時間

157分

キャスト

  • スティーブン・スピルバーグ(監督)
  • アンセル・エルゴート
  • レイチェル・ゼグラー
  • アリアナ・デボーズ
  • デビッド・アルバレス
  • ジョシュ・アンドレス
  • コリー・ストール
  • リタ・モレノ
  • マイク・ファイスト

コメント

幼少期から「 ウエスト・サイド物語 」の音楽を聴き親しんできたスピルバーグが、旧作品への敬愛の念をたっぷりと盛り込み映画化した。

主演のトニー役には「 ベイビー・ドライバー 」(2017)のアンセル・エルゴートが起用され、トニーと禁断の恋に落ちるマリア役をレイチェル・ゼグラー、アニータ役をアリアナ・デボーズが演じている。

旧作を軸に、スピルバーグのオリジナリティに富んだ展開が物語を色付ける。

念願のミュージカルだけあって、ダンスはどれも一流。

痺れんばかりの心弾む躍動感に、思わず客席から立ち上がり、スクリーンを目の前にして踊り出してしまいそうになる。

こんなにも楽しい映画を、旧作のリスペクトを込めつつ制作できるのは、やはりスピルバーグだけだろう。

まるで遊びが詰まった宝箱を手にしたときのような高揚感とサプライズが待ち受けている。

アニータ役を務めるアリアナ・デボーズは本作で第94回アカデミー賞助演女優賞を獲得。

第79回ゴールデングローブ賞では最優秀作品賞と最優秀主演女優賞、最優秀助演女優賞にも輝いた。

スピルバーグが放つ傑作ミュージカルを、ぜひその目で目撃してほしい。

「 ウエスト・サイド・ストーリー 」考察レビュー

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