「 83歳のやさしいスパイ 」考察レビュー、実話だけに感動も深い

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83歳のやさしいスパイ
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文・ライター:@Yoko

83歳のおじいちゃんが、スパイとして老人ホームに潜入する物語。

でもこれはフィクションではなく、ドキュメンタリーです。

老人ホームで疑われる虐待や盗難調査のためスパイとして潜入したおじいちゃん。

彼の優しさが施設にいる高齢者の心を温めていく。

目次

83歳のやさしいスパイ

83歳のやさしいスパイ
©83歳のやさしいスパイ

公開日

2021年7月9日

原題

El agente topo

上映時間

89分

予告編

キャスト

  • マイテ・アルベルディ(監督)
  • セルヒオ・チャミー
  • ロムロ・エイトケン

公式サイト

83歳のやさしいスパイ

作品評価

  • 映像
  • 脚本
  • キャスト
  • 音楽
  • リピート度
  • グロ度
  • 総合評価

感想レビュー

83歳のやさしいスパイ
©83歳のやさしいスパイ

本作はドキュメンタリー作品です。

探偵事務所に雇われた83歳のおじいちゃん。

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彼は依頼を受け、老人ホーム内で行われている、虐待や盗難について調べることになります。

ほとんど使ったことのないスマホを練習するところから始まるこの物語。

「 おじいちゃんにスパイが務まるのかな? 」なんて心配してしまいますが、そんな心配は無用でした。

施設に潜入したおじいちゃんは「 優しさ 」を武器に、どんどん施設内の人たちと仲良くなり、情報を聞き出していきました。

もちろん練習の甲斐あってスマホを使えるようになっていましたが、スマホなんかなくても、おじいちゃんは立派に仕事を務め上げます。

というか、それ以上の仕事をして施設のいる高齢者を笑顔にしました。

最初は指示通り、虐待などの調査を行うおじいちゃんでしたが、施設には虐待などないと分かります。

それと同時におじいちゃんは、この施設にいる高齢者の「 孤独 」を知ることになります。

色んな事情があって施設に入った高齢者たち。

元気な人もいれば病気の人もいます。

おじいちゃんは、施設の人たちが心に孤独を抱えていることを悟りました。

彼らの孤独を埋めるために、なんとかしようと頑張るおじいちゃん。

まとめ

83歳のやさしいスパイ
©83歳のやさしいスパイ

笑顔で見ていた物語も、次第におじいちゃんの姿に優しさを感じると同時に、高齢者の思いを知ると切なくなってしまいました。

仕事をして子育てをして、一生懸命生きてきたおじいちゃんおばあちゃん。

彼らの家族への想いが伝わってくる作品であり、「 家族 」の在り方を考えるキッカケをくれる作品でした。

83歳のやさしいスパイ

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