今回は、ペンネーム(@_yu_hj)さんからの投稿レビューです。
映画ライフ楽しんでますか?
「 るろうに剣心 」10年間の集大成。
シリーズ1作目からの伏線が全て回収される。
アクションシーンはシリーズ1番であり、劇場で鑑賞する価値存分にあり。
画像の引用元:公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
るろうに剣心 最終章
公開日
2021年4月23日
上映時間
138分
キャスト
- 大友啓史(監督)
- 佐藤健
- 武井咲
- 新田真剣佑
- 青木崇高
- 蒼井優
- 伊勢谷友介
- 土屋太鳳
- 江口洋介
- 北村一輝
- 有村架純
予告編
公式サイト
作品評価
[rate title=”5つ星”]
[value 4]映像[/value]
[value 4]脚本[/value]
[value 5]キャスト[/value]
[value 3]音楽(BGM)[/value]
[value 4]リピート度[/value]
[value 2.5]グロ度[/value]
[value 4 end]総合評価[/value]
[/rate]
感想レビュー
好きだった点
最終章というだけあり、次から次へと出てくる豪華キャスト陣。
飽きないキャストとスリリングなアクション。
息をのむようなストーリー展開。
瞬きするのが、もったいない程のスピード感あるアクション。
これまでの剣心シリーズとは違い、アクションがとにかく多い。
剣心にとって最強の敵、縁。
クライマックスの剣心 vs 縁バトルでは、剣術だけではなく、手足を使うアクションが至近距離戦で繰り広げられる。
戦いの音だけが響く。
映画館は迫力と不思議な感覚に陥る。
剣心を恨み、戦いに挑むだけではなく、今までと違った姉弟愛であり兄弟喧嘩でもある。
サブストーリーにも注目してほしい。
嫌いだった点
The Finalの人誅編とThe Beginningの追憶編の2部作で構成された最終章。
前作の京都大火編と伝説の最期編は、2作品ともストーリーが繋がっていたが、今回は全くの別作品になる。
剣心の最大の敵である縁とのアクションで、剣心の過去として、The Beginningが描かれている。
追憶編⇨The Finalに繋いだ方が、剣心と縁と巴の関係性をより理解でき、剣心の過去を知ったうえで、縁と剣心バトルの意味に理由を感じられるのではと思った。
公開する順番を変えた方が、見方が違ってきて面白いだろうなとは思った。
剣心に恨みを持つ同盟が、縁と共に東京を襲うハッキリとした理由がほしかった。
縁の人物像は映画の中で濃く描かれているが、その仲間は紹介もなければ、ただ剣心の仲間と戦うだけのキャラになっていたのが残念だった。
原作を読んでいれば他キャラクターの心情は分かるが、映画だけだと伝わりにくいのではないだろうか。
もう少し各々のキャラクターストーリーがほしかった。
見どころ
やはりアクション。
今作は期待以上のものを見せてくれた。
冒頭から一気に、るろうに剣心の世界に引き込まれる。
映画の冒頭だけでは縁が何者かが分からないが、こいつは強いというのが伝わってくる。
なんといっても宗次郎。
ここは完全に映画オリジナルである。
敵だった人物が、味方として剣心とタッグを組んだ瞬間はカッコよかった。
伊勢谷友介と土屋太鳳。
宗次郎と同様に剣心の仲間として加わる。
剣心が薫からもらった赤い羽織を着ているときは、穏やかな表情が多い。
黒の羽織を着ているときは、幕末を生きた人斬り抜刀斎時代の気持ちがあるのか、思い詰めた表情の剣心が多い。
まとめ
映画の為に作られたオリジナルストーリー。
原作で好きなシーンやセリフを各々のキャラクターが、実際に演じることはなく悲しかったが、原作は原作。
映画は映画といった作品に仕上がっていた。
近年の邦画では珍しい140分という長尺で、内容が濃い。
この作品は高音質で迫力があるIMAXで鑑賞したい。