目次
大学は出たけれど(1929)

公開日
1929年9月6日
上映時間
70分
キャスト
- 高田稔
- 田中絹代
- 鈴木歌子
- 大山健二
考察レビュー
大学卒業者の就職率が約30%という不況の底にあった昭和初期を舞台に、
職に就けない求職者が奔走する様を描いたコメディ映画です。
東京の女(1933)

公開日
1933年2月9日
上映時間
47分
キャスト
- 岡田嘉子
- 江川宇礼雄
- 田中絹代
- 奈良真養
考察レビュー
警察に睨まれた姉の身を案ずる弟の苦悩を描いた作品。
シナリオが完成する前に撮影を始め、9日間で撮り上げたそうです。
この頃から画面のポジションが決まってきたと回想しています。
非常線の女(1933)

公開日
1933年4月27日
上映時間
100分
キャスト
- 岡譲二
- 田中絹代
- 水久保澄子
- 逢初夢子
- 三井秀男
考察レビュー
アメリカ映画に影響を受けて作成した和製ギャング映画です。
一人息子(1936)

公開日
1936年9月15日
上映時間
87分
キャスト
- 飯田蝶子
- 日守新一
- 葉山正雄
- 坪内美子
- 吉川満子
考察レビュー
初のトーキー作品。
小津が「 ゼームス・槇 」名義でストーリーを書き下ろしました。
淑女は何を忘れたか(1937)

公開日
1937年3月3日
上映時間
71分
キャスト
- 栗島すみ子
- 上原謙
- 桑野通子
- 佐野周二
- 斎藤達雄
- 坂本武
- 飯田蝶子
- 八雲恵美子
考察レビュー
山の手の高級住宅地を舞台にした軽快なコメディです。
「 一人息子 」完成後に構想していたストーリーが暗すぎると反対されたことで生まれた明るい作品だといいます。
長屋紳士録(1947)

公開日
1947年5月20日
上映時間
72分
キャスト
- 飯田蝶子
- 青木放屁
- 河村黎吉
- 笠智衆
- 坂本武
- 吉川満子
- 小沢栄太郎
- 三村秀子
- 高松栄子
- 長船フジヨ
- 河村祐一
- 谷よしの
- 殿山泰司
考察レビュー
1946年に戦地から日本に帰国した小津が、1年の休養ののち撮影した作品です。
馴染みの松竹専属俳優による東京下町を舞台にした人情劇と、戦前と変わらないという評もあったが、
遠景に見える焼け野原や上野の戦災孤児が登場したりと、小津なりに当時の戦後間もない時代のリアリティを出しています。