【 Netflix 】「 今求められるミニマリズム 」考察レビュー、最小限しか持たずに最大限に豊かな暮らしをするという生き方
映画ライフ楽しんでますか?
今回は、ペンネーム(@パラム)さんからの投稿レビューです。
クローゼットには着ない服がずらりと並び、子ども部屋を覗くとオモチャやぬいぐるみが大量に転がっている。
本棚には遥か昔に読んだ本が積まれて今は手に取ることもない。
どれか1つでも当てはまるなら、今作を是非見てほしい。
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
今求められるミニマリズム
公開日
2021年1月1日
原題
The Minimalists Less Is Now
上映時間
53分
キャスト
- マット・ダベラ(監督)
- ジョシュア・フィールズ・ミルバーン
- ライアン・ニコデムス
予告編
公式サイト
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
感想レビュー
好きだった点
ミニマリストとして有名な2人の男性ジョシュアとライアンが登場します。
彼らの生い立ちから始まり、何がキッカケで「 ミニマリズム 」に目覚めたのか?
丁寧な描写で説明してくれる点が良いです。
「 この考えこそ正しいのだ!」などと押し付けがましいシーンもなく、販売業者を責めたり批判することもありません。
ただ「 いつでもどこでも好きなものが手に入る時代ですが、本当にこのままでいいのですか?」
と幾度となく質問を投げかけられます。
その度に私たちは考えることができるのです。
嫌いだった点
ドキュメンタリーなので内容や出演者に関して不満というのはありませんが、尺が映画にしては短いと感じました。
「 ミニマリズム 」の良さを感じ始めたところで終わってしまうので、もう少し深く掘り下げてほしかったです。
特に子育て世帯ならどうしても物が多くなってしまうと思うので、どうしたら解決できるのか?
それも紹介してほしかったです。
1人なら気軽に始められる断捨離も、家族がいるとなかなか難しいですからね。
見どころ
ジョシュアが母親の家を整理していたとき、ベッドの下から箱が4つも見つかったという話。
箱の中にはジョシュアが小さい頃からの成長の記録がたくさん入っていました。
親なら誰もが思い当たる節があり、思わずジーンときてしまう場面ではないでしょうか。
けれど、息子ジョシュアはハッキリと言うのです。
「 思い出とモノは別物だ。思い出は僕らの中にある。僕はその箱にいない 」と。
これを聞いて昔流行った「 千の風になって 」という歌を思い出しました。
「 私のお墓の前で 泣かないでください、そこに私はいません、眠ってなんかいません 」
このエピソードはとても胸に響きました。
毎日様々な広告に洗脳され、SNSで他人と比べては足りないものを補うかのように買い続ける私たち。
膨れ上がるカード負債と家を埋め尽くすほどの物。
それに反比例するかのように心は疲弊していくばかり。
それはとても異常な姿であり、自分に本当に必要なものを見極める力を鍛えなくてはいけないと本気で思いました。