夏といえば、サメ映画。
この夏をさらにアツくするために、あのモンスターが帰ってきた!
この記事では、他のサメ映画と比較しながら、今作の魅力を探ります。
MEG ザ・モンスターズ2

あらすじ
地球の最深部 – マリアナ海溝で謎の生命反応を検知した海洋調査チーム。ある日、絶滅したはずの巨大生物たちが目覚めてしまったのだった。
原題
Meg 2: The Trench
公開日
2023年8月25日
上映時間
116分
予告編
キャスト
- ベン・ウィートリー(監督)
- ジェイソン・ステイサム
- ウー・ジン
- ソフィア・ツァイ
- ペイジ・ケネディ
- セルヒオ・ペリス=メンチェータ
- スカイラー・サミュエルズ
- クリフ・カーティス
- シエンナ・ギロリー
公式サイト
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
考察レビュー

何気なく観た「 ゾン100 」が、ゾンビ映画でありながら、予想の斜め上をいくサメ映画でした。
それで「 MEG ザ・モンスター 」「深海47m 古代マヤの死の迷宮 」を観直してから今作と、ひとりサメ映画まつりを開催したのでした。
傑作「 JAWS 」から半世紀をかけて、サメ映画は王道ホラーから、徐々にエンタメ色が強くなり、B級化して、やがて飽和状態となっていったことが、よく分かりました。
今作は、「 ジュラシック・パーク 」シリーズのようなA級エンタメ大作に見せかけた、超メガ盛りB級映画です。
冒頭シーンで、ジュラシックパークの象徴でもあるティラノサウルスが、海岸で恐竜を捕食している最中に、海から飛び出してきたMEG(メガロドン)に、丸呑みにされてしまいます。
これは、ジュラシック級の大作を、丸ごと喰ってやるという、意気込みが込められているのだと感じました。
前作との違いは、副題の「 モンスター 」が「 モンスターズ 」となっているところ。
地球最深のマリアナ海溝の、海底の層をさらに抜けると、人類未踏の未知の生物世界が広がっていた。
潜水レスキューのプロであるジョナス・テイラー(ジェイソン・ステイサム)が、目覚めさせてしまったのは、恐竜時代に生息していて絶滅したはずのメガロドンだった。
というのが前作の設定で、続編である今作も、同じです。
今作は、メガロドンの群れや、他の巨大生物やモンスターたちが登場します。
次々と展開するピンチとアクションを楽しめますが、前作同様、全てがステイサム任せのように感じました。
すげいサメVSステイサム。
ステイサムの無双っぷりを堪能するのが、今作の魅力でしょう。
最近観たものでは「 キャッシュトラック 」も、無双感たっぷりで面白かったです。
サメ映画の魅力は、じわじわと目に見えない恐怖が近づいてきて、徐々にクライマックスを迎えるというところにあると考えます(その点では「 JAWS 」「 ロスト・バケーション 」がオススメ)
今作は、その対極にある過剰さを楽しむために、メガ盛りに便乗して、劇場のIMAXで鑑賞するのが良いかも知れませんね。
まとめ
なぜ副題がモンスターズで複数形なのか、今、気づきました。
ステイサムこそ、最強のモンスターなのですから。