ワーナー・ブラザース主催の試写会に行ってきました。
今作は、ITシリーズの最終章でして、「 それ 」の起源や正体が明かされます。
シリーズと言ってもこれ含めて2つしかないですが。
本家「 IT 」はかなり昔に見ました。リブート版が公開されて久しぶりにITを見ましたが懐かしかったですねえ。
スタンド・バイ・ミーとキャビンを足したような映画でした。
試写会で監督に会いましたがイケメンすぎてワロタ。
ではサクッといきましょう。
IT イット ジ・エンド THE END
公開日
2019年11月1日 (R15指定)
原題
It Chapter Two
上映時間
169分
キャスト(大人時代)
- アンディ・ムスキエティ(監督)
- ビル・スカルスガルド(ペニー・ワイズ)
- ジェームズ・マカボイ(ビル)
- ジェシカ・チャスティン(べバリー)
- ビル・ヘイダー(リッチー)
- イザイア・ムスタファ(マイク)
- ジェイ・ライアン(ベン)
- ジェームズ・ランソン(エディ)
- アンディ・ビーン(スタンリー)
キャスト(子供時代)
- ビル・スカルスガルド(ペニー・ワイズ)
- ジェイデン・マーテル(ビル)
- ソフィア・リリス(べバリー)
- フィン・ウルフハード(リッチー)
- チョーズン・ジェイコブズ(マイク)
- ジェレミー・レイ・テイラー(ベン)
- ジャック・ディラン・グレイザー(エディ)
- ワイアット・オレフ(スタンリー)
予告編
公式サイト
感想レビュー
好きだった点
ペニー・ワイズ相変わらず最高でしたね。
走り方怖すぎだし、いちいち怖いんですよ(笑)あっここ来るなと予想しながら見てもビクッとするという。
見ながらポップコーン落としてしまいましたよ。
今作は子供時代のルーザーズが27年ぶりに集結して、ペニー・ワイズを倒すという話。
それぞれ違った人生を歩んだ7人の友情は、まるでスタンド・バイ・ミーを彷彿とさせる素晴らしい展開でした。
嫌いだった点
3時間はちょっと長すぎたかな。エンドゲームよりも長く感じましたね。
2時間くらいに収めることはできたんじゃないのかなって思いました。
ルーザーズの記憶を取り戻していく回想シーンが出てくるんですけど、7人分の回想を1つ1つ描写していくシーンはすごく長く感じました。
まあ丁寧な描写は良いんですけどね。
観る人によっては長く感じたんじゃないですかね、この回想シーンでぼくは途中で寝そうになりましたが耐えました(笑)
印象に残ったシーン
ジョージーが死んだのは自分のせいだと罪悪感を感じながら大人になったビルが印象的でした。
吃音症のビルは大人になっても吃音のままでして、ジェームズ・マカボイがまた良い演技するんですよね。
吃音も完璧にこなしてましたね。
考察レビュー
ペニー・ワイズの正体
すいません、あんまり記憶に残ってませんが、覚えている範囲で説明します。
ペニー・ワイズの正体は、宇宙外生命体というオチ。
要は宇宙から飛来したので、宇宙人ということですね。
地球に飛来したのは少なくとも数百万年前であり、本来の姿はデッド・ライトと呼ばれる3つの光の塊です。
宇宙人かお化けかどちらかと予想してましたが、案の定、宇宙人設定でした。
チュードの儀式
かつて「 それ 」と戦った部族がいることを知ったマイクは、彼らの先祖を訪ねて「 それ 」の撃退方法を知ります。
チュードの儀式と呼ばれるものでペニー・ワイズを倒せることを知ったルーザーズは一致団結。
クライマックスで肝心の儀式をする時に使うBOXの表面をマイクが意図的に消してしまっていた為にペニー・ワイズを封じ込むことに失敗。
お前の言うとおりにしたのに何で復活してるんだよ!と叫ぶルーザーズ。
心の拠り所が欲しかったんだ!と叫ぶマイク。ふざけんなマイク!とブチギレる他のメンバー(笑)
めちゃくちゃ笑いましたこのシーン。
チュードの儀式は、マイクのせいで見事に失敗します。
まあどうやってペニー・ワイズを倒したかというと、巨大化したペニー・ワイズ自身を小さくて弱いと思い込ませれば倒せると意気投合したルーザーズは、ペニー・ワイズに向かって悪口を言いまくります。
巨大化していたペニー・ワイズは小人のように小さくなって、最後は心臓を潰されてジ・エンド。
小さくなったペニー・ワイズかわいかったです。
チュードの儀式は一体何だったのでしょうか。
スティーブン・キング
劇中で売店のおじさん役として原作者のスティーブン・キングが登場します。
一瞬なので見逃す可能性あり。
普通のIT見てないけど大丈夫?
全く無問題です。
今作は、リブート版の完結なので前作のITを見てからTHE ENDを見ましょう。
前作は少年時代(原作小説の前半)、今作は少年たちが大人になった時代(原作小説の後半)を描きます。
残酷なシーンはあるの?
全くなしです。
グロいシーンは無に等しいかもしれません。
R15指定にする必要すらなかったと思いますね。
続編はオリジナル?
前作のリブート版では小説での前半部分が描かれまして、今回の続編では小説での後半部分が描かれます。
よって、オリジナルではなく、小説に基づいたストーリー展開です。
ただ、小説で登場するある部分は映像化ができない部分でもあります。
ある部分というのは、原作で洞窟を脱出できなくなったルーザーズたちを救うため、ベバリーはルーザーズたちと性行する儀式を行います。
さすがに、実写版ではここを描くことは出来ないので、このシーンは登場しません。
試写会での話
アンディ監督とスティーブン・キング
アンディ監督が今作の裏話を話してくれていたのでサクッと紹介していきます。
ITシリーズを通してアンディ監督は原作者のスティーブン・キングと友人関係になりました。
実は、シリーズを通して原作者のスティーブンは制作に一切関与していないとのこと。
ちょっと記憶が曖昧ですけど、前作を撮り終えた後に映画をスティーブン・キングに見せたところ、すごく満足していたらしいです。
今作も原作者の立場ではなく、観客の立場としてどのような展開を望んでいるのかをスティーブン・キングにヒアリングしたという裏話も聞くことができました。
アンディ監督いわく、スティーブン・キングは孫娘と一緒に撮影現場に3日間も滞在してめちゃくちゃ楽しんでいたそうです(笑)
アンディ監督自身、小さい頃からスティーブン・キング小説の大ファンでして、映画制作のスクリプト構成なんかは小説から学んだと熱弁していました。
前作のリブート版を制作するにあたり、プレゼンをした話もしてくれました。アンディ監督自身は、プレゼンした時にあっこれはダメだなと思ったらしいですけど、熱意が伝わったのか制作にこぎつけることができたと言っていました。
映画監督になる方法
映画監督になる方法も熱弁していました。以下は要約です。
映画監督になりたい人にとっては、意外すぎるアドバイスだったのかもしれませんね。
具体的は、ショートムービー(5分以内)をたくさん作ることが秘訣です。たくさんのショートムービーを作っていく中で必ず自分が納得できる自信作が完成するはずです、それをYoutubeにアップしたりSNSでアップしたりするといいです。そうすることで色々な映画関係者の目に止まることに成功すれば、あとは流れに身を任せましょう。今の時代は昔のように動画制作に莫大なコストがかからないので、とにかく自分の自信作を作ることに集中しましょう。
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まあ量をこなせということですね。量をこなして自信作作ってネットにアップしろということが言いたいんだと思います。
ペニー・ワイズからの贈り物
ITの試写会行ったらペニーワイズからの贈り物っていうタイトルでプレゼント届いたんだけどめちゃくちゃ要らないww pic.twitter.com/OvwLQKF6h0
— chicosia (@chicosia_com) October 30, 2019
ワーナー・ブラザーズからペニー・ワイズからの贈り物というタイトルで荷物が届きました。
控えめに言って要らない(笑)
スティーブン・キング原作の映画
スティーブン・キング原作の映画は本数が多すぎるので、代表的な作品だけをピックアップしました。
- スタンド・バイ・ミー
- ショーシャンクの空に
- グリーン・マイル
- ミスト
- ミザリー
- シャイニング
- キャリー
- IT
- ドリーム・キャッチャー
- シークレット・ウィンドウ
- 黙秘
- ペット・セメタリー
個人的には、スタンド・バイ・ミー、ミスト、ドリーム・キャッチャー、ショーシャンクが好きかな。
チャプター1
チャプター1についてはこちらを参考にどうぞ。
まとめ
ぼくには大人になったルーザーズがX-MENにしか見えなかったですね。
ジェシカ・チャスティン、ジェームズ・マカボイが出てた時点でうぉ〜〜プロフェッサーXじゃん!ってなったのと、X-MENダークフェニックスかよって思いました(笑)
個人的にはコメディ要素と友情要素がよかったかな。
ホラー要素は、もう前作を見てるから知ってるんですよね。いちいち怖いこともみんな知ってますよね。
ジョージーが死んだのは自分の仮病のせいだと罪悪感を感じているビルは、見事にペニー・ワイズを倒します。
もう一度観たいかと聞かれたら微妙ですが、まあ1度は映画館で観てもいいんじゃないですかね。
考察するまでもないって感じです。