映画「 熱のあとに 」考察&解説レビュー、愛の喪失と探求の先で見つけたものとは

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文・ライター:@UK

実在したホスト殺傷事件から着想を得て作られた衝撃作。

演技派の今を時めく橋本愛など若手俳優をキャスティングし、昨年行われた第24回東京FILMeXのコンペティションにてノミネート。

本記事では、そんな本作の見所について独自の視点から紹介します。

ヤバすぎる実話映画はこちら

目次

熱のあとに

©︎熱のあとに

あらすじ

主人公は過去に愛した男、ホストであった彼氏を殺傷して殺人未遂を起こした過去を持つ。そんな彼女を嫁として迎え入れて、新しい未来に向かって平穏な結婚生活を送っていた最中、隣人として越してきた女性との交流を機に物語は一気に加速していく。

公開日

2024年2月2日

上映時間

127分

予告編

主なキャスト

  • 山本英(監督)
  • 橋本愛
  • 仲野太賀
  • 木竜麻生
  • 坂井真紀
  • 木野花
  • 鳴海唯
  • 水上恒司

公式サイト

熱のあとに

作品評価

  • 映像
  • 脚本
  • キャスト
  • 音楽
  • リピート度
  • グロ度
  • 総合評価

考察レビュー

©︎熱のあとに

本作の見所は何といっても、キャストの方々の光る演技。

主要キャラを演じる、橋本愛、仲野太賀、木竜麻生の3名は、日常生活を送っている時の自然体な立ち振る舞いからシリアスな場面に切り替わった際の迫真の演技は圧巻。

オンとオフのスイッチが入った時と、そうでない時の感情の切り返しが凄いなあとビックリしました。

筆者は昨年の東京FILMeXでのコンペティション作品上映で既に会場で拝見しておりますが、シリアスな内容を扱っており、確かに一部際どい描写もあります。

しかし、全体的には普遍的な愛の形を主人公たちが探し求めている様が、複雑に絡み合う人間ドラマをテンポよく描いており、ずっと重たい内容が続く訳ではないです。

コメディ要素も含まれており、会場から笑いも漏れていました。

それもある意味でリアルとかけ離れた内容ではなくて、実際日常生活を送る上でもあり得なくはないな、という内容だったから、というのもあるかもしれません。

突っ込みを入れたくなる緩急をつけた脚本を観客が鑑賞していて、キャスト陣が没入感のある動きと態度で、まったく違和感を感じさせない演技をしていたのも大きいのではと感じました。

ちなみに、主演の橋本愛がピンク色の髪色にしているレアシーンを見逃さないように。

まとめ

本作は実在の事件をベースとして取り扱い、彷徨いながらも真実の愛を探すために奔走していく旅路を描いたサスペンス・ラブロマンス。

自分にとっての真実の愛とは何か?

その答えを見つける良い機会となれば幸いです。

私自身も劇場でも再度鑑賞予定ですが、時間をおいて、鑑賞時の熱が冷めた後でまた前回とは違った何か感想、愛に対しての答えを導きだせることを楽しみにしています。

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