「DUNE / デューン 砂の惑星 PART2 」考察・解説レビュー、作品情報・あらすじ・評価まとめ

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前作PART1から続く恋と成長と躍動と苦悩と覚醒の物語。

そして終焉と再生へ。

砂の惑星、緑の惑星、無機質の城塞、砂塵と香料と砂蟲と無機質な機械群。

そのなかでも生々しく精力的に生き抜く人々の幻想譚。

古典SFは執筆された時代と作者の生まれ育った時代環境下において、文明の謳歌よりも精神の解放を求めていた。

人が成長し何かを得て、何かを棄てることの決意と覚悟が学びとれる。

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目次

DUNE / デューン 砂の惑星 PART 2

©︎Dune Part Two

あらすじ

皇帝の命令で一族と惑星デューンへ移住した青年ポール。移住が罠と判明し、アトレイデス家とハルコンネン家の争いが勃発する。宇宙の命運を懸けた戦いが幕をあけるのだった。

原題

Dune Part Two

公開日

2024年3月15日

上映時間

166分

予告編

キャスト

  • ドゥニ・ヴィルヌーヴ(監督 / 脚本)
  • ジョン・スパイツ
  • ティモシー・シャラメ
  • ゼンデイヤ
  • レベッカ・ファーガソン
  • オースティン・バトラー

公式サイト

DUNE / デューン 砂の惑星 PART 2

作品評価

  • 映像
  • 脚本
  • キャスト
  • 音楽
  • リピート度
  • グロ度
  • 総合評価

考察レビュー

©︎Dune Part Two

前作PART1から、時間軸的に直結した展開に心躍る。

可能ならば、前作を復習してから挑むとより没入し易いだろう。

しかし、強いて言うならば前作は、世界観と相互関係性において物語全体の導入部分を丁寧に描いたことで、本作は段落転調のテンポがスピードアップされていると感じられた。

この転調感に馴染めないと展開に乗り遅れる可能性がある。

長編ゆえのジレンマとも言える。

プログレッシブ・ロックやクラシックの交響曲、JAZZのセッションを楽しむように鑑賞してほしい。

事実、デューンの世界観と組織的な関係性とワードを把握していれば、ボーイミーツガール&ガールミーツボーイ的なキュンな展開。

こんなアオハル的な要素を配置しながらも、逃亡の王子ポールは、多感な若者よりも大きな決断を2つしなければならなかった。

それは救世主と立つ決断。

それは公爵位を継ぐ決断。

救世主は導師として民を鼓舞し導く者。

公爵位は多くの家督と従者、領民の生命と生活と安定を管理しなければならない。

現代日本国は戦後政策で貴族(華族)は廃止になったので、爵位の序列を知らない人が多いと思うので記載する。

国には王を頂点として以下の序列になる。

公爵 → 侯爵 → 伯爵 → 子爵 → 男爵 → 準男爵 → ナイト(永続 / 1代限り)となる。

基本的公爵は王に最も近い血筋の近い兄弟と長男に与えられる。

因みに次男は侯爵になる(英国がそうだよね)

そこで中央から遠方領の下級貴族が財力武力を高めると謀叛を画策、または財力で中央を傀儡にしようとする。

この、旧来の貴族社会政治の愚行が宇宙でも行われた物語。

ポールが公爵になるということは、状況下において王になる必然性が明確なる。

だから、他の貴族達が認めぬと大きな内紛が勃発する。

政治的責任が覆いかぶさってくる。

救世主になるということは、文明から虐げられた人々の希望になると言うことで宗教的責任を負うことになる。

どちらも人民の生命の可否を握ることになる。

砂蟲に乗る砂漠の冒険譚、ゲリラ的な戦闘劇、肉弾戦となる決闘。

少なくとも本作は単なるSF映画ではなく、多くの文明国の為政者たちに鑑賞してほしい。

ポールの決断に、安全に守られた高みから民たちに努力を強いて搾取し生命を奪っていく。

決意と決断と責任を思い出し、正してほしいと切に願う。

覚悟をもって。

重いテーマを軽やかに盛あげ、最後まで魅せてくれたのは言うまでもない。

まとめ

噂では、第3作の示唆とスピンオフドラマも示唆されている。

日本で原作本は「 デューン 砂の惑星 」しか刊行されていない。

第3作は「 デューン 砂漠の救世主 」と「 デューン 砂丘の子供たち 」からと言われている。

執筆者

文・ライター:LEDMAXI

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