映画ライフ楽しんでますか?
今回は、ペンネーム(@星埜まひろ)さんからの投稿レビューです。
人の弱さに付け込み安価なコカインが出回る社会。
どうして人は薬物に手を出してしまうのでしょうか?
なぜ安価なコカインが出回ってしまったのでしょうか?
80年代の現実がここにあります。
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
クラック コカインをめぐる腐敗と陰謀
公開日
2021年1月11日
原題
Crack: Cocaine, Corruption & Conspiracy
上映時間
89分
キャスト
スタンリー・ネルソン(監督)
予告編
公式サイト
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
感想レビュー
好きだった点
コカインを使う側ではなく、かつて売人だった人の話を聞けるのはとても貴重でリアルでした。
ドラッグを辞めようと訴えている政治家に、きちんと「 偽善的だ 」と意見を持てていた人にとても好感が持てました。
嫌いだった点
話の流れにおいて仕方のないことだと思いますが、子供がコカインを吸っているシーンなどは目を背けたくなります。
見どころ
フィクションの中では、ドラッグを使ってハイになるシーンばかりですが、今作ではドラッグを使った現実を見せつけられました。
コカインで戦争が起こるなんて、マフィア映画の世界の話だけだと思っていました。
しかし、アメリカでは銃で関係のない子供までもが殺されていました。
国と国同士の戦いではなくとも、文化の破壊は立派な戦争だと感じさせられました。
日本でも、全くドラッグがないという訳ではないと思いますが、これほどドラッグで街が破滅に陥っている社会はなかったと思います。
自分たちがどれほど平和な世界に暮らしているのかを、改めて実感できると思います。
重大な人の死によってしか、事の重大に気付けないのは、ドラッグでもコロナでも同じなのかもしれません。
当時、差別されていた黒人社会では、生まれた子供がコカインベビーと呼ばれ、メディアの目の敵にされていて腹が立ちます。
冤罪で捕まる人もいました。
過去の悲惨な現実が、現代にドキュメンタリーとして残っていることに大きな意味があると思います。
考察レビュー
政治とドラッグと警察は本当に密接した関係なのだと分かりました。
ドラッグはアンダーグラウンドな若者たちだけのものではなく、大人の道具なのかもしれません。
僕がドラッグを目にしたことのない平和ボケした人間だから、疑問に思うのかもしれないです。
どうしてそんなにドラッグに依存するのか分からないことが多いです。
今作を見ても完全には理解ができません。
泣き喚く子供を見ても、辞められないのに快楽だけを貪る獣になるほど、辛いことがあるとでもいうのでしょうか。
まとめ
目を背けたくなったり、理解できなかったりと疑問が多いドキュメンタリー作品です。
これが現実なのだと知ることが、大きな一歩なのかもしれません。