「 太陽と踊らせて 」考察レビュー、イビザ島の意外な歴史

太陽と踊らせて

管理人

映画ライフ楽しんでますか? 今回は、ペンネーム@ayahhiからの投稿レビューです。

音楽や自由を愛する人には必ずや刺さる言葉の数々。

息をのむ風景とともにじっくり味わいたい心地よいドキュメンタリー。

 

画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)

太陽と踊らせて

太陽と踊らせて

©太陽と踊らせて

公開日

2021年7月24日

原題

Born Baleario

上映時間

71分

キャスト

  • リリー・リナエ(監督)
  • ジョン・サ・トリンサ

予告編

公式サイト

太陽と踊らせて

作品評価

作品評価
映像
(4.5)
脚本
(4.0)
キャスト
(4.0)
音楽(BGM)
(5.0)
リピート度
(3.0)
グロ度
(2.0)
総合評価
(4.5)

太陽と踊らせて(感想レビュー)

太陽と踊らせて

©太陽と踊らせて

好きだった点

なんといってもイビザ島の美しさは想像以上です。

上空からの美しい海の壮大な眺めは胸がすく思いがして思わず声が出ます。

DJジョン・サ・トリンサの言葉や生きざまがとても共感できます。

よい声を持つ彼のラジオ放送が流れるシーンは、とても心地よい。

監督がそう位置付けているように、ヒーリング映画というカテゴライズにうなづきました。

嫌いだった点

シーンの繋ぎがブツ切りのように感じました。

それもこの作品の味という感じもありますが、まるでInstagramのストーリーのように、たくさんの写真や映像のかけらを雑につなげ合わせた感じがあります。

それだけに、やはりカンヌ等で賞を撮るような作品というのは、1シーンごとによく計算され丁寧に作り上げているのだろうなあと。

感嘆する気持ちでした。

考察レビュー

イビザはハウスミュージックの聖地であり、毎年夏になると世界中のパーティーピープルが集う快楽の島というイメージしかありませんでした。

しかし、イビザの歴史は意外なものでした。

60年代後半からヨーロッパのヒッピー文化の中心として、抑圧的な政治や自由な表現を禁止される息苦しさや危険から逃れようとした人々が集まってきていたとのこと。

現在はパーティーアイランドという側面ばかりが強調され大資本に消費され、ありきたりな観光地になっていってしまうというなんとも切ない現実もあります。

でも本当は、ジョンのように従来の生き方に息苦しさを感じる人や、自由や自分らしく生きることを大切にした人たちを温かく包む優しさのある島なのかなと感じました。

まとめ

太陽と踊らせて

©太陽と踊らせて

「 抑圧的な政治の中では、音楽が最初に止められる。音楽は革命を起こしうるから 」

というジョンの言葉が印象的です。

音楽を自由に楽しめることの意義が詰まっていると思います。

ただ快楽に溺れるのではなく、意思のある自由さや、居心地の良さをある種のストイックさとともに築いていく。

そんなジョンの生きざまが魅力的な作品です。