第2作『トップガン マーヴェリック』(2022)
公開日
2022年5月27日
原題
Top Gun: Maverick
上映時間
131分
キャスト
- ジョセフ・コジンスキー(監督)
- トム・クルーズ(マーヴェリック役)
- マイルズ・テラー(ルースター役)
- ジェニファー・コネリー(ペニー・ベンジャミン役)
- ジョン・ハム(サイクロン役)
- グレン・パウエル(ハングマン役)
- ルイス・プルマン(ボブ役)
- チャールズ・パーネル(ウォーロック役)
- バシール・サラディン(ホンドー役)
- ヴァル・キルマー(アイスマン役)
予告編
公式サイト
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
トップガン マーヴェリックに登場する戦闘機(機体)
F-35ライトニングⅡ
映画冒頭の空母からの発着シーンで搭乗。
ロッキード・マーティン社製。
アメリカ空軍の統合打撃戦闘機(Joint Strike Fighter)計画機で「 JSF 」と呼称されることもある。
単発単座のステルス他用途戦闘機。
コンピュータによる情報統合が行われ、ヘルメット・ディスプレイで全周囲視界も実現している。
第5世代戦闘機である。
ダークスター(The Darkstar)
試験用極超音速機。
実在しない架空の航空機。
イメージは、実在した史上最速の飛行機と言われる「 戦略偵察機 SR-71 ブラックバード 」
ロッキード・マーティン社製で、現在でも最速マッハ3を超える航空機はない。
2023年にテスト飛行予定として「 SR-72 」が同社にて開発中である。
F/A-18E / Fスーパーホーネット
マーヴェリック以下、ルースター、ハングマン、フェニックス等が駆る機体。
マグネル・ダグラス社製(現:ボーイング社)
元々はアメリカ空軍にてF-15が高価になり、F-4全機との交代が困難と判断し、新軽量機の開発に着手したYF-17として開発されていたが…。
採用はF-16ファルコンになり頓挫した。
同時期に海軍艦載機開発予算が東西冷戦終了と軍縮によって大幅に予算削減に追い込まれ、F-14の後継機のF-16の採用も検討された。
単発機の海上におけるエンジントラブルは、致命的と判断され、双発機のYF-17が「 F/A-18 ホーネット」として採用計画の訴状に上がったものの、
当初から指摘されていた問題点のクリアが求められ、主翼の大型化やエンジンの大型化が施され、その結果として、機外搭載品の増加も可能になり現行機として海軍に採用された。
ちなみに「E(単座)」「 F(服座)」である。
Mi-24 ハインド
迎撃された自機から脱出し敵領内に降り立ったマーヴェリックを狙う攻撃ヘリコプター。
ミル社製。
ハインドはNATOのコードネームで、近接航空支援から対戦車攻撃・輸送と、多目的対応が可能な大型ヘリコプターで、今作の様に単機運用は珍しい。
2機編隊を数機で組み、多方向から攻撃する戦術を得意としていて戦場では「 死神 」と恐れられていた。
多くの映画作品にも搭乗している中でもシルヴェスター・スタローン主演の「 ランボー 怒りの脱出 」「 ランボー3 怒りのアフガン 」は最も印象に残るシーンではないだろうか?
ランボーシリーズはこちら。
第5世代戦闘機:Su-57
敵国家の主力戦闘機。
スホーイ社製。
現在のロシアの主要多用途戦闘機。
MiG-29、Su- 27の後継機になる。
F-14A ペルシャキャット
敵基地に配備されていて、マーヴェリックとルースターが脱出で使用した。
ここでF-14が現役機として登場すると、多くの航空機ファンが思い描くのがイラン。
パーレビ王朝期の革命前のイランに79機が納入されたけれど、革命後はほったらかしでメンテせず状態で使い物なならなくなっていた。
しかし、2006年の退役後からパーツ目的で大量に密輸され現行にいたる。
コードネームは揶揄と皮肉をこめて「 ペルシャ猫 」と呼ばれる。
P-51 マスタング
作品の冒頭と終演で登場するマーヴェリックの自家用機。
実際にトム・クルーズの自家用機で撮影している。
ノースアメリカン社製。
アメリカ陸軍航空軍で運用されたレシプロ戦闘機。
ロールス・ロイス製エンジンを搭載した後期型は第二次世界大戦中期の最優秀戦闘機と言われた。
軍から民間に渡り、現存機は200機程度でスポーツ機として親しまれている。
NinjaGPZ900R
冒頭でマーヴェリックが駆る。
カワサキからレストアモデル2台が提供された。
日本のカワサキ製。
NinjaH2R
マーヴェリックがトップガン復帰から乗っていたバイク。
日本のカワサキ製。
日本ではクローズドコースモデル(公道走行不可)として市販された。
海外メディアによる「 メーター読み400Km/h 」や紙面による「 実測350Km/h超え 」と言われるモンスターマシン。
公開時点では販売終了、因みに価格は600万円超えでお値段もモンスター!
原子力空母 エイブラハム・リンカーン
「 トップガン マーヴェリック 」でエイブラハム・リンカーンでの撮影と記録されています。
ただ原子力空母カールヴィンソンからF/A- 18E スーパーホーネットの離陸も確認されています。
基本的に「トップガン・シリーズ 」は太平洋上で作戦展開をしているので、アメリカ海軍でも最強と言われる第7艦隊での作戦と想定して良いでしょう。
E-2 ホークアイ
敵基地壊滅作戦侵攻にあたって空から作戦司令部に情報を提供していたのが早期警戒機のE-2ホークアイです。
機体背面に大型レドーム(アンテナ)を有し、強力なレーダーと機器にて対空警戒・監視を目的とします。
日本の航空自衛隊でも採用。
地対空誘導ミサイル
これも架空デザインだと思われますが原型モデルとしてはS- 300系の「 ブーク 」「 ソー 」「 オーサAKM 」等々だと考察します。
現在のロシア・ウクライナでも稼働しています。
巡航ミサイル トマホーク
マーヴェリックたちの支援として、艦隊から発射される巡航ミサイル。
- 大気圏上層・圏外から大きく弧を描いて飛行するのが「 弾道ミサイル 」
- 大気圏を目標まで水平飛行するのが「 巡航ミサイル 」
小型まで説明するとキリがないので、ざっくりと認識しておいてもらえれば。
ただ、皆さんが疑問に感じるのは今あ作で目標撃破は「 このミサイルで良くね??」
「 弾道ミサイル 」は、簡単に言えば核搭載だとしたら、地表から上空1Km程度で爆発し爆風と熱波で目標を破壊します。
「 巡航ミサイル 」で、一般的な攻撃ならば目標に当たるか、近接地点で爆発し目標を破壊します。
今作における目標は、地中深くにウラン濃縮設備を建設中だった為、上のミサイルでは破壊出来ませんでした。
目標付近に対してGPS妨害装置も稼働しているので、高度から撃込むバンカーバスター(成形炸薬弾頭系)のように、
堅牢な壁や地表を貫いて爆発するタイプのミサイルでなければ目標撃破は不可です。
イメージは「 シン・ゴジラ 」
都内まで侵攻したゴジラにダメージを与えたミサイルを想像してみて下さい。
だから、GPS必須のF-35ライトニングⅡではなく、本作戦ではマーヴェリックたちパイロットの腕とF/A-18E / Fスーパーホーネットでの攻撃になったのです。
最後に
もう、マシン好きをリアルでも架空でもワクワクワクワク興奮没入させてくれる登場機の数々!!
清濁併せ呑むじゃなく虚実入り乱れての登場によって架空やCGドッグファイトであってもリアルを感じたまま没入させてくれる。