【 クエンティン・タランティーノ作品 】「 キル・ビルVol.2 」考察レビュー
タランティーノ映画初の続編です。
元々、1つの作品にするつもりだったみたいですが、物語が壮大になり4時間の映画を2つに分けたそうです。
キル・ビルVol.2
あらすじ
前作でオーレン石井とヴァニータ・グリーンに復讐を果たしたザ・ブライド。残る標的はビルの弟(バド)。全ての元凶ビルに復讐するため、バドのいるテキサスに向かうも、返り討ちに合い地面に生き埋めにされる。
原題
Kill Bill: Volume 2
公開日
2004年4月24日
上映時間
136分
予告編
キャスト
- クエンティン・タランティーノ(監督)
- ユマ・サーマン
- マイケル・マドセン
- ダリル・ハンナ
- デビッド・キャラダイン
- ゴードン・ラウ
- パーラ・ヘイニー=ジャーディン
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
考察レビュー
前作、キル・ビルVol.1の続編であり今作で全てに決着をつけます。
映画全体としてはVol.1に比べるとかなり地味な印象です。
前作のインパクトが凄すぎたのかもしれません。
少し思い出を語ると、Vol.1でかなりエキサイトした中学生の僕とその仲間たちは、すぐさまVol.2のDVDを借りて家で見ましたが、数十分後にはみんな退屈しゲームをしていました(笑)
Vol.1を見た後だとどうしてもあのイカれっぷりを期待してしまって、なんかうーんという感じでした。
ただこの映画、不思議なのが女性は皆Vol.2のほうが好きだという人が多い印象です。(ご時世的に男女で分けるの良くないかもしれませんが)
今作Vol.2は、Vol.1に比べヒューマンドラマ、ラブストーリーの要素が強いことが要因かなと考えています。
そう考えるとVol.1は完全に男子向けではありますからね。
ただ、アラサー男子の僕自身もこの記事を作成するため、見直したら昔の印象より普通に楽しめました。
僕的にはバドのキャラクターがよかった。
バドはボスであるビルの弟であり、かつてはかなり刀の使い手でしたが、現在は酒浸りになり、用心棒のバイトをしていますが、劇中でクビになってしまいます。
兄からもらった大切な刀も売りに出してしまう始末でしたが、エルとの決戦で実はまだ大切に持っていたことが判明します。
もう落ちぶれてるけれど、哀愁たっぷりの子の感じ。
僕は好きでしたね。
文・ライター:たかを