【 完全網羅 】ガイ・リッチー監督映画作品まとめ

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ガイ・リッチーは、予測不能の展開とスタイリッシュな作風を持つ映画監督です。

娯楽性の中に作家性を取り入れ、業界の最前線で活躍し続けています。

今後の活躍がますます期待されるリッチーのフィルモグラフィーをご紹介します。

目次

ガイ・リッチー作品一覧

ガイ・リッチーの全作品は以下の通り。

  1. ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998)
  2. スナッチ(2000)
  3. スウェプト・アウェイ(2002)
  4. リボルバー(2005)
  5. ロックンローラ(2008)
  6. シャーロック・ホームズ(2009)
  7. シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム(2011)
  8. コードネーム U.N.C.L.E.(2015)
  9. キング・アーサー(2017)
  10. アラジン(2019)
  11. ジェントルメン(2020)
  12. キャッシュトラック(2021)
  13. オペレーション・フォーチュン(2023)
  14. コヴェナント 約束の救出(2023)

ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998)

©Lock, Stock and Two Smoking Barrels

原題(英題)

Lock, Stock and Two Smoking Barrels

公開日

1999年8月7日

上映時間

108分

キャスト

  • ガイ・リッチー(監督)
  • ジェイソン・フレミング
  • デクスター・フレッチャー
  • ニック・モラン
  • ジェイソン・ステイサム
  • スティーブン・マッキントッシュ
  • ビニー・ジョーンズ
  • スティング

コメント

本作は、イギリスとアメリカで製作されたクライム・アクション映画です。

ジェイソン・ステイサムのデビュー作にしてガイ・リッチー監督の名を世に広めた作品です。

練られた脚本とスタイリッシュな演出が話題を呼び、イギリスでは1998年公開当時の年間興行成績で1位を記録しました。

一攫千金を夢見る4人の若者がカードギャンブルで失った財産を取り戻そうとする物語で、ギャングやマフィアも絡んだ複雑な群像劇が展開されます。

コミカルな作風でありながら、主人公側は1週間で借金を返済しないと1日ごとに指を失うという切羽詰まった状況にあるため、笑えるシーンでも常にハラハラさせられます。

前半はスローに進みますが、それが中盤からの怒涛の展開に繋がります。

ラストは伏線回収のオンパレード。2回見たくなること間違いなしです。

スナッチ(2000)

©Snatch

原題(英題)

Snatch

公開日

2001年3月10日

上映時間

102分

キャスト

  • ガイ・リッチー(監督)
  • ベニチオ・デル・トロ
  • デニス・ファリナ
  • ビニー・ジョーンズ
  • ブラッド・ピット
  • ラデ・シェルベッジア
  • ジェイソン・ステイサム
  • エイド
  • ウィリアム・ベック
  • ジェイソン・フレミング
  • アダム・フォガティ
  • アラン・フォード
  • ロビー・ギー
  • スティーブン・グレアム
  • レニー・ジェームズ
  • マイク・リード
  • ジェイソン・フレミング

コメント

大粒のダイヤモンドをめぐり、殺し屋や賞金稼ぎなど、あらゆるアウトサイダーが複雑に絡み合う予測不能の群像劇です。

スタイリッシュな作風と二転三転する展開に釘付けになります。

派手なアクションはないですが、悪党による群像劇というだけで興味を惹かれます。

ベニチオ・デル・トロ演じるフランキーがダイヤモンドを強奪してから始まる、お洒落なオープニングも見応えがあります。

主役級の悪党が入り乱れるなか、本作における主人公はジェイソン・ステイサム演じる裏ボクシングのターキッシュと思われます。

彼は狂言回しのような役割で、まだアクション俳優としての地位を確立していない落ち着いたステイサムは新鮮でした。

ブラッド・ピット演じる流浪民ボクサーも、やんちゃで憎めないキャラクターでおもしろいです。

何をしでかすか分からない危険人物で、彼が中盤から登場すると、一気に物語が加速していきます。

犬の活躍にも要注目です。

スウェプト・アウェイ(2002)

©Swept Away

原題(英題)

Swept Away

公開日

2003年8月2日

上映時間

89分

キャスト

  • ガイ・リッチー(監督)
  • マドンナ
  • アドリアーノ・ジャンニーニ
  • ジーン・トリプルホーン
  • ブルース・グリーンウッド
  • エリザベス・バンクス
  • デビッド・ソーントン
  • マイケル・ビーティ
  • ヨルゴ・ボヤギス

コメント

本作は2002年当時、ガイ・リッチーの妻だった世界的歌手・マドンナを主演に抜擢し、1974年のイタリア映画「 流されて… 」をリメイクした作品です。

マドンナ演じる上流階級のアンバーと冴えない船員のジュゼッペは、無人島に漂着したことで立場が逆転し、やがて貴賤貧富を超えた恋愛関係に発展します。

ジュゼッペを召使いのように扱っていたアンバーが、次第に彼の野生的な魅力に惹かれていく過程が見どころです。

無人島という見栄や世間体が通用しない環境だからこそ芽生えた感情でしょう。

しかし、個人的に演技よりも気になった点は、2人の口論シーンです。

その内容が辛辣で、互いの弱みを罵り合う台詞は、現在なら規制されるレベルです。

ジュゼッペのアンバーに対する仕返しも度を越しています。

普通の恋愛映画に飽きた人におすすめの映画です。

しかし、無人島で1ヶ月間過ごしたにも関わらず、アンバーの服装や顔が綺麗なままだった点は疑問に感じました。

リボルバー(2005)

©Revolver

原題(英題)

Revolver

公開日

2008年6月7日

上映時間

115分

キャスト

  • ガイ・リッチー(監督)
  • ジェイソン・ステイサム
  • レイ・リオッタ
  • ビンセント・パストーレ
  • アンドレ・ベンジャミン
  • マーク・ストロング

コメント

主演にジェイソン・ステイサム、脚本には「 レオン 」(1994)などのヒット作を監督したリュック・ベッソンを招き、誰も見たことがない予測不能のサスペンス映画に仕上げた本作。

物語としては、カジノ王に罪を被せられたステイサム演じるジェイクが、服役中に修得したペテン技術で復讐するというシンプルなものです。

ガイ・リッチーのスタイリッシュな作家性は残しつつ、哲学的な要素を取り入れた作風です。

歴史上のさまざまな人物の名言が引用されるほか、唐突なアニメ映像や観念的な会話などがあります。

そしてラストでジェイクは、鏡越しに自分の内面と対峙します。

リッチーは本作において、人間の「 エゴと無意識 」の関係に焦点を当てるべく、心理学と哲学のスペシャリストに意見を求めました。

映画の新しい領域に挑戦したリッチーの情熱が伝わってきますが、私はあまり内容を理解できませんでした。

しかし、なかには視聴を重ねるうちにメッセージを完全に理解できたと語る人もいるため、考察のしがいのある作品と言えます。

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