【 クエンティン・タランティーノ作品 】「 ジャンゴ 繋がれざる者 」考察・解説レビュー、あらすじ&キャストまとめ

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今回はタランティーノ歴史物2作目にあたる「 ジャンゴ 繋がれざる者 」の紹介です。

本作は、タランティーノ最大のヒット作となりました。

レオナルド・ディカプリオが初の悪役を演じたことで話題となりました。

目次

ジャンゴ 繋がれざる者

©︎Django Unchained

あらすじ

物語の舞台は南北戦争直前のアメリカ南部テキサス。ドイツ人賞金稼ぎ(ドクターシュルツ)は探している賞金首の手掛かりとなる黒人奴隷ジャンゴを買う。奴隷制度を嫌悪しているシュルツはその賞金首を仕留めた後、ジャンゴの銃の才能に気づき、共に相棒として賞金稼ぎをこなしていく。

原題

Django Unchained

公開日

2013年3月1日

上映時間

165分

予告編

キャスト

  • クエンティン・タランティーノ(監督)
  • ジェイミー・フォックス
  • レオナルド・ディカプリオ
  • クリストフ・ヴァルツ
  • ケリー・ワシントン
  • サミュエル・L・ジャクソン
  • ウォルトン・ゴギンズ
  • ドン・ジョンソン
  • デニス・クリストファー
  • ジェームズ・レマー

評価

  • 映像
  • 脚本
  • キャスト
  • 音楽
  • リピート度
  • グロ度
  • 総合評価

考察レビュー

©︎Django Unchained

南北戦争時代の黒人奴隷制度をテーマにした作品。

本国ではクリスマスに上映されたことでも話題になりました。

タランティーノは、黒人に対するクリスマスプレゼントのつもりだったのかもしれません。

しかし、劇中のセリフで黒人差別用語である「 ニガー 」を連発することで物議を醸しました。

黒人奴隷制度を扱った社会派な作品ですが、タランティーノが撮ると説教臭くなく、重くならない見やすいエンターテイメントに仕上がっております。

特にラストのジャンゴがキャンディ農場に帰り、巧みな話術で復讐するシーンは胸がスカッとします。

本作は歴代のタランティーノ作品において、特にギャグシーンが多く含まれます。

ジャンゴとヴァルツの何気ない会話や、敵のKKKが急襲をかける前の作戦会議はとても笑いました。

そして、レオナルド・ディカプリオの演技。

最高です。

ディカプリオにとって初の悪役でしたが、ハマっています。

特に好きなのが、ジャンゴとシュルツの思惑を知り、2人に対して激怒するシーン。

ディカプリオ演じるカルビンは机をたたきつけ怒鳴りますが、その拍子にグラスを割ってしまいます。

手のひらから大量の出血をするハプニングでしたが、ディカプリオは演技を続けました。

しまいには手のひらから出た血をジャンゴの妻であるブリューム・ヒルダの顔に塗りたくるアドリブもかましました。

最初はタランティーノも心配していましたが、ディカプリオの起点の効いたアドリブに大喜び。

カットの後、ディカプリオは手の傷を縫い、その後のシーンでは左手に包帯をした姿で現れます。

トータルで見ると短い出演ではありましたが、ディカプリオの演技は強烈なインパクトを残しました。

文・ライター:たかを

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