文・ライター:@小松糸
ジョニー・デップ主演で2005年に映画した「 チャーリーとチョコレート工場 」の工場長ウィリー・ウォンカの前日譚。
彼はいかにしてあの工場を作ったのか?
ウォンカとチョコレート工場のはじまり
あらすじ
美味しいチョコレート店を作ることを夢見るウィリー・ウォンカ。周囲から邪魔をされながらも母の言葉を胸に夢を叶えようと奮闘する物語。
原題
Wonka
公開日
2023年12月8日
上映時間
116分
予告編
キャスト
- ポール・キング(監督)
- ティモシー・シャラメ
- ヒュー・グラント
- キャラー・レイン
- キーガン=マイケル・キー
- パターソン・ジョセフ
- マット・ルーカス
- マシュー・ベイントン
- サリー・ホーキンス
- ローワン・アトキンソン
- オリビア・コールマン
- ナターシャ・ロスウェル
公式サイト
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
考察レビュー
情報解禁から約2年、ずっと楽しみに待っていた作品がついに、ついに公開された。
この日を楽しみに生きてきたみたいな2年間だったのだがまさかの試写会に招待していただき、一足早めにウォンカの世界観を体験してきた。
本当に夢みたいだ。
主演であるティモシー・シャラメはブレイクのきっかけである「 君の名前で僕を呼んで 」から、どこか憂いや影のあるイメージの役が多かったように思える。
そういった部分が好きだったし評価もされてきたわけだけど、今作のティモシーは歌って踊ってずっとハッピー。
新たな一面も見れた気がする。
ウォンカの幼少期、彼のお母さんはよく「 夢を見ることからすべては始まる 」と言っていた。
その言葉を胸にチョコレート工場を作るという夢に向かって努力をしていくウォンカだが、チョコレート協会が彼の邪魔をしようと立ちはだかる。
ウォンカの夢を手助けする仲間たちはとても個性的で、それぞれが些細なことから大きなものまでいろんな夢を持っている。
ウォンカとチョコレート工場を作ることで彼らの夢も叶っていくのが見ていて幸せな気分になった。
最近目にした言葉の中に「 実態のないものは人を幸せにする 」という言葉がある。
お母さんの言っていた「 素敵なことはすべて夢から始まる 」という言葉を胸にチョコレート工場を作るウォンカはとてもいい顔をしていたし、”夢”という実態のないものがウォンカや周りの人を幸せにしているのだと感じた。
私自身、大好きなティモシーに会いたいという夢をこの作品が叶えてくれた。
レッドカーペットや試写会での登壇で彼が語っていた作品への思いや熱意を忘れず、私もさらに大きい目標へと前進するエネルギーをもらった気がした。
まとめ
2時間があっという間で「 え、もう終わり?」と思ってしまうほど一瞬だった。
今世界中が悲しい出来事で溢れている中で、この作品はある種の希望のように思える。
いつか、世界中のみんながこの作品から夢や希望を受け取れますように。
そう思わせてくれるような温かみのある作品だった。