本作は、保険会社をクビになったサラリーマンのお話です。
謎が多く残ったまま終わったそんな作品でした。
トレイン・ミッション

公開日
2018年3月30日
上映時間
105分
キャスト
- ジャウム・コレット=セラ(監督)
- リーアム・ニーソン
- ヴェラ・ファーミガ
- パトリック・ウィルソン
- ジョナサン・バンクス
- サム・ニール
予告編
公式サイト
感想レビュー

好きだった点
犯人が誰なのか予想できないという設定は大好きでしたね。
平凡な通勤帯を舞台にストーリーが展開されるので、リアル感があってよかったです。
ジャウム・コレット=セラ(監督)は、これ系の作品が多い印象。
しかもリーアム・ニーソンとタッグを組んでいる作品は、記憶にある限り4つです。
セラさんは、リーアム大好きなんですねきっと。
嫌いだった点
本作もツッコミどころ満載だった点です。
「 フライト・ゲーム 」もそうでしたが、作品自体は面白いけれど実際どうなの?というツッコミどころがてんこ盛り。
まず電車が脱線したのにみんなピンピンしていましたよね。普通死にますからね。
映画なのでよしとしましょう。
印象に残ったシーン
偶然を装いマイケル・マコーリーと居合わせた謎の女ジョアンナとマイケルが話す冒頭シーンは印象的でしたね。
ヴェラ・ファーミガの圧倒的存在感。
大好きな女優さんの1人です。
「 行動心理学において、人は16の性格に分けられる。この列車内の6人ずつが特定の状況下で同じ反応をする 」
「 頼み事があるのだけど、それはあなただけに出来ることで、あなたには無意味だけど乗客の誰かに影響すること 」
内容を知りたいと言うマイケルですが、「 責任もないのに関係ある?」と言うジョアンナ。
ジョアンナの頼みを引き受ければ、合計10万ドルをプレゼントするとジョアンナは言いますが、この時点で怪しさフルスロットルですよね。
考察の部分で詳しく触れていきます。
以降は、劇中で気になったシーンや黒幕などについてサクッと考察していきます。
ネタバレは見たくないよという人は、自己責任でお読みください。
考察・疑問点

ジョアンナの頼み事
ジョアンナの頼み事をわかりやすいように箇条書きにしました。
- 普段見かけない人を見つける
- その人はカバンを持っている
- カバンには盗品が入っている
- プリンという偽名を使っている
- コールド・スプリング駅で下車する
- プリンとカバンを見つけたら報酬ゲット
- 途中下車・他言は許されない
ジョアンナは、マイケルが元警官だということも知っていたので、あらかじめマイケルに狙いを定めて偶然を装って声をかけたのでしょう。
「 あなたの性格は次の駅までに分かる 」と言ってその場を立ち去るジョアンナ。
謎すぎます。
証拠品の中身
結局、証拠品(小さなケース)の中身は明かされませんでした。
おそらく、USBか何かの情報でしょう。
謎すぎます。
黒幕は誰だ
劇中に登場する黒幕はジョアンナ1人だけですが、ジョアンナの上にはもっと巨大な黒幕が存在しているはずです。
そこも明かされることなく映画が終わりました。
謎すぎます。
プリンの正体
プリンの正体は、ロングヘアーの少女ソフィアです。
彼女は、市長エンリケの元で働いていた職員。
ある日、謎の男が職場に現れてエンリケをビルから突き落とし殺してしまう場面を目撃したソフィア。
謎の男がエンリケから奪おうとしていた証拠品を持ってその場から逃げるのですが、謎の男が警官であること、
そして、彼がエンリケを殺す時に放った言葉だけを覚えていました。
その言葉は、『 善人ぶっても死ぬだけだ。崇高な精神なんて古い 』
結局、エンリケを殺した犯人はマイケルの同僚であるマーフィーというオチ。
彼の口癖が、『 善人ぶっても死ぬだけだ。崇高な精神なんて古い 』だったんですね。
ジョアンナは逮捕された?
保険会社をクビになったマイケルは、警官に復職します。
劇中のラストシーンは、事件後にジョアンナとマイケルが列車内で対面するシーン。
「 あなたに何ができるの? 」と言うジョアンナに対して警察バッジを見せるマイケル。
おそらく逮捕されたと思われます。
リーアム・ニーソン主演のオススメ作品
フライト・ゲームは「 トレイン・ミッション 」と似た展開の作品です。
航空機ハイジャック「 フライト・ゲーム 」レビュー、あなたは犯人を予想できるか
ザ・シークレットマンは、アメリカ最強の内部告発者を描きます。(ウォーターゲート事件)
勉強にもなりますよ。
「 ザ・シークレットマン 」考察レビュー、米国史上最大の政治スキャンダル ウォーターゲート事件の真相は?
まとめ

ヴェラ・ファーミガは、個人的にめちゃくちゃ大好きな女優さん。
出演シーンは少ないものの、圧倒的存在感を放っていました。
キング・オブ・モンスターズでのヴェラ・ファーミガも最高でしたね。
本作は、俳優陣が豪華ですよね。
パトリック・ウィルソンはアクアマンでのオーシャンマスター役が記憶に新しい。
サム・ニールはもうジュラシック・パークのイメージしかありませんが、超カッコイイおじさん刑事役でしたね。
ラストシーンで『 私がプリン 』『 いやいや俺がプリンだ 』と言って全員手を挙げるのですが、もはやダチョウ倶楽部のコントにしか見えませんでしたはい。
アクションに分類されるかと思いますが、個人的に超おすすめアクションは、ジョン・ウィックシリーズですね。