映画ライフ楽しんでますか?
今回は、ペンネーム(@Yoko)さんからの投稿レビューです。
2020年8月28日、惜しまれながら人生をとじたチャドウィック・ボーズマン。
このニュースは全世界に衝撃を与えました。
多くの映画ファンが涙を流した日でもありました。
皆に愛されたチャドウィック・ボーズマンがどんな役者だったのか?
今作では彼の役者魂を知ることができます。
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
チャドウィック・ボーズマン あるひとりの表現者
公開日
2021年4月17日
上映時間
21分
キャスト
- チャドウィック・ボーズマン
- ヴィオラ・デイヴィス
- ダナイ・グリラ
- スパイク・リー
予告編
公式サイト
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
考察レビュー
役者たちがチャドウィック・ボーズマンを語る中、ラストは彼が母校ハワード大学で行った卒業生へのスピーチが映し出されます。
そのスピーチこそが彼の人生だと思います。
「 目標を見つけるべきだ 」と彼は語り、目標が自分自身の核になると言っています。
彼は目標を持ち続けて役者として成功しました。
「 目標を見つけるべきだ 」という言葉がチャドウィック・ボーズマンの全てを語っているのです。
好きだった点
チャドウィック・ボーズマンのことが好きな方、マーベルシリーズが好きな方なら絶対に見るべき作品。
チャドウィック・ボーズマンのことがもし好きでなくても、映画好きなら見るべき作品。
彼がどんな気持ちで役を演じていたか、それを彼と共演した役者や監督たちが振り返ります。
彼と一緒に現場にいたからこそ分かる、チャドウィック・ボーズマンの演技の素晴らしさが語られています。
彼がどんな役でも丁寧に向き合っていたことを知ることができます。
与えられた役をやるのではなく、自分の役のことだけを考えるのではなく、作品全体のことを考えていたチャドウィック・ボーズマン。
改めて彼の凄さに気づかせてくれます。
嫌いだった点
21分しかなくとても短い。
もっと彼のことを知りたい、彼の才能を語ってほしいそう思いました。
短編ではなく普通のドキュメンタリー作品として作って欲しかったです。
見どころ
多くの映画に出演してきたチャドウィック・ボーズマン。
今作では特に遺作となった「 マ・レイニーのブラックボトム 」での出来事が語られています。
彼がどのように役に取り組んでいたかを、俳優陣が彼の台本を見ながら話してくれます。
台本の隙間に書かれているチャドウィック・ボーズマンの言葉。
それを読むと、どんな気持ちで役を演じていたかが分かります。
監督は役者とキャラクターの境がなくなった瞬間があると言っています。
それはまさしくチャドウィック・ボーズマンが、そのキャラクターになった瞬間でした。
劇中のセリフはキャラクターの言葉であると同時に、チャドウィック・ボーズマンの心からの言葉でした。
もう一度「マ・レイニーのブラックボトム」を見直そうと思いました。
まとめ
病気になってからも多くの作品に出演し続けたチャドウィック・ボーズマン。
彼の訃報を知った時の衝撃を今でも覚えています。
今作を通じて、改めて彼のことが大好きになりました。