新居を探すため不動産屋を訪れたカップルが紹介されたのは、全く同じ家が立ち並ぶ「 Yonder 」という住宅地だった。
ビバリウム
公開日
2021年3月12日
上映時間
97分
原題
Vivarium
キャスト
- ロルカン・フィネガン(監督)
- イモージェン・プーツ
- ジェシー・アイゼンバーグ
予告編
考察・感想レビュー
好きだった点
気持ち悪すぎて逆に気持ちがいいという、不思議な感覚になった。
どんどんこの作品に引き込まれていく体験型ホラー。
見ている間は時間が止まっているかのような感覚だった。
嫌いだった点
世界には2人しかいないのに、外で眠るトムと寝室で眠るジェシー。
このシーンでは2人のすれ違いを描写しているが、時間軸があやふやになっている。
2人の気持ちがすれ違っていく様子や、2人だけの世界でどのような生活を送っているのかをもう少し丁寧に描いてほしかった。
部屋番号「 9 」が示す意味。
どこまで行っても必ずこの9番の部屋に戻ってきてしまう無限ループの中にいる2人だが、監督曰くこの「 9 」という数字は、「 下からなぞると、1度入れば戻れない数字 」という意味があるそう。
思わず、なるほどー!と言ってしまった。
そしてこの住宅地「 Yonder(ヨンダー )」
これは「 向こう 」という意味。
実態のない場所を示す「 ここではないどこか 」という意味が隠されていそう。
考察が捗る作品。
急激に成長する赤ちゃんが気になる。
箱に入って届いた日には産まれたての子どもだったのに、98日後には小学生ほどまで成長している。
彼がどこからやってくるのか?
なぜ急成長するのか?
どこと繋がっているのか?
謎に包まれた存在。
謎めいてるからこその良さのようなものがあった。
彼はあまり明らかにならないからこそ、作品の良さを引き立てている。
まとめ
もう2度と見たくないが、なぜかクセになる作品。
自宅で見るとしたらかなりの恐怖になると思う。
家が怖くなる作品でした。
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