ファン待望の実写版「 ONE PIECE 」が、Netflixにて配信スタート。
原作の魅力をそのままに、新たな解釈や演出が加えられた本作は、既存ファンはもちろん、新規ファンからも好評の模様。
本記事では、現在Netflixで配信中の全8話の「 各あらすじ、見どころ、評価についてご紹介いたします。
シーズン1の主要キャスト
- イニャキ・ゴドイ(ルフィ)
- 新田真剣佑(ゾロ)
- エミリー・ラッド(ナミ)
- ジェイコブ・ロメロ・ギブソン(ウソップ)
- タズ・スカイラー(サンジ)
- イリア・イソレリス・パウリーノ(アルビダ)
- ジェフ・ウォード(バギー)
- ピーター・ガディオット(シャンクス)
- ヴィンセント・リーガン(ガープ)
- スティーブン・ウォード(ミホーク)
- モーガン・デイヴィス(コビー)











第1話 Romance Dawn(評価 ★★★★☆ )

あらすじ
22年前、ローグタウンで海賊王ゴールドロジャーが公開処刑されました。
彼の隣にはガープが立ち、群衆からの「 宝の場所は? 」という問いに、ロジャーは「 ワンピース 」という宝を探せと答えます。これが大海賊時代の幕開けとなりました。
舞台は変わって現代、海上でルフィは小舟に乗り、海賊王を目指して冒険を始めましたが、船は沈没の危機に。
ルフィは樽に乗り、アルビダ海賊団で雑用係をしているコビーに偶然、拾われることに。ルフィはコビーの「 海軍になりたい 」という彼の夢を応援することに。
二人はグランドラインの海図を求め、海軍基地へ潜入。海賊を狙う泥棒・ナミと海賊狩りのロロノア・ゾロと出会い、三人で海図を奪う為、モーガン大佐と対峙する。
22年前のローグタウン、海賊王ゴールドロジャーの群衆前での処刑が行われます。
第1話のレビューを見る
ONE PIECE(ワンピース)は、週刊少年ジャンプで連載されている冒険漫画で、テレビアニメ、映画、ゲームなど、多くのメディアで展開されている作品。
主人公モンキー・D・ルフィが、仲間と共に「 ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」と呼ばれる伝説の財宝を求めて冒険する物語です。
Netflixが手がけるハリウッド実写版では、原作者の尾田栄一郎が、「 エグゼクティブ・プロデューサー 」として監修、世界独占配信ということもあり、大きな話題を呼んでいます。
さらに、実写版化では1話あたりの制作費が約1800万ドル(約26億円)。そのため、クオリティが高く迫力のある映像を楽しむことができます。
漫画やアニメの実写化と言うと、クオリティの低いB級作品も多いですが、予告編からもその心配はなさそうなほど、CGやアクションの出来栄えも素晴らしいです。
< キャスト >
Netflix版「 ONE PIECE 」では、ハリウッド実写版ということもあり、主要キャストはほとんどが外国人勢です。
唯一、ゾロ役の新田真剣佑のみが日本人というキャスティングになりました。
さらに、日本の視聴者には嬉しいニュースとして、日本語吹き替え版ではアニメと同じ声優がキャラクターを演じています。
そのため、アニメファンも違和感なく見ることができるでしょう。
下記は、Netflixの公式X(旧Twitter)に投稿された動画ですが、終始、笑顔で仲の良さが伺えますね。
< ROMANCE DAWN」のストーリー >
気になる第1話は「 ROMANCE DAWN 」と題され、原作と同様、ルフィが海賊になるきっかけとなる出来事や、仲間との出会いが中心となっており、新旧のファンにも楽しめる内容になっています。
実は漫画原作の第一話も「 ROMANCE DAWN-冒険の夜明けー 」で、さらにONE PIECE連載前の読み切りや、ゲーム作品にも同じタイトルが付けられています。
「 ROMANCE DAWN 」は、ONE PIECE関連の作品に名付けられる象徴のような言葉でもあるため、なんとも感慨深いものがありますね。
1話は64分。
ストーリーは原作に沿って進んでいき、アクションシーンも豊富です。
Netflix版では、アレンジしてある部分もあるので、原作、アニメとの違いを楽しむこともできます。
海賊王ゴールド・ロジャーの処刑シーンからはじまり、処刑シーンでは、多くの主要キャラクターが出て来て冒頭から期待感が高まるシーンに!
その後、主人公・ルフィが悪魔の実を食べることになった少年時代のシャンクスとの回想。
コビーやゾロ、ナミなどお馴染みのメンバーもしっかりと登場。
原作と比べると、ややテンポが早く感じられますが、初見の人でも内容を理解できる内容にまとまっている印象を受けました。
< クオリティは高いが「 原作と違う 」「 アクションシーンがイマイチ 」との意見も >
ONE PIECE1話を鑑賞した方たちの感想をまとめました。
「 思ったより面白かった 」「 最後まで見たい!」と高評価の声が多かったです。
一方で、満足はしつつも「 原作と違う 」「 アクションシーンがイマイチ 」との声も、いくつか見られました。
また、一部では「 残酷な描写がある 」との意見もありました。
海外では日本よりも残酷な描写に抵抗がなく、規制も緩いのが影響していると考えられます。
< アメリカの満足度も95パーセントと高評価!>

アメリカの大手映画批評サイト「 ロッテントマト 」では、9月2日の現時点で、専門家による評価(TOMATOMETER)は83%、一般視聴者の評価(AUDIENCE SCORE)は95%とかなり好評です。
ちなみに、配信当日は専門家による評価は82%、一般視聴者の評価は94%でしたので、ONE PIECEの快進撃は日をまたいでも続いている結果に。
日本のアニメは、海外でも高い評価を受けていますが、原作ドラマも好意的に受け取ってもらえているのは嬉しいですね。
< 満足度も高いNetflix「 ONE PIECE(ワンピース)」に今後も期待!>
Netflix版「 ONE PIECE 」は、第1話の評価も非常に高く、今後の展開に多くの関心が寄せられている作品です。
ONE PIECEの世界的な成功を受け、今後も日本原作のアニメが続々とハリウッド実写化していくかもしれませんね。
現在、Netflixで8話まで視聴することができます。ONE PIECEの古参ファンの方も、そうでない方も、気になる方は、この機会にぜひご視聴ください。
第2話 The Man in the Straw Hat(評価 ★★★★★)

あらすじ
グランドラインへの海図を手に入れたルフィたち三人。
航海中、突如煙に包まれ、バギー海賊団に拉致されますが、ルフィはとっさに海図を飲み込み、身体の中に隠します。
バギーは襲った町の住民を強制的にサーカスの観客にし、ルフィたちに海図を要求。
ナミは逃げようとしますがすぐに捕まり、町の惨状に怒りを感じます。
ルフィはバギーと戦うも、バラバラの実の能力者であることが発覚し、苦戦する。
カバジに囚われるナミとゾロ。
カバジは、過去にゾロが狩ったという自分の兄の復讐をしようとします。
途中、シャンクスは山賊団と海王類から腕一本を犠牲にして救ってくれたルフィの幼少期の回想と、ヘルメッポと共に海兵として働き始めたコビーと、海軍中将軍のガープとの出会いもあります。
第2話のレビューを見る
第2話のタイトルは、「 THE MAN IN THE STRAW HAT 」
ちなみに日本語の直訳は「 麦わら帽子の男 」
第1話の最後に出てきた道化師バギーと海図を巡っての争いがメインです。
ルフィとシャンクスの過去の回想シーン、海軍に残ったコビーとガープのやり取りも見ることができます。
ルフィたちが連れて来られたのはサーカス。
モーガンから手に入れたグランドラインの海図の隠し場所を吐かせ、仲間になれと誘うバギーに必死に抵抗するルフィ。
バギーの陰湿な拷問が続きます。
戦闘シーンでは、悪魔の実の能力で身体がバラバラになったバギーとの戦いが見所です。
3人の絆が強くなったと思われたラスト、ナミの不穏な動きで終わります。
予告映像で流れていたシャンクスと近海の主の対峙シーンも、2話でみることができ、実写ならではの迫力あるシーンを楽しむこともできました。
第2話のユーザーレビュー・評価
ONE PIECE2話を鑑賞した方たちの感想をまとめました。
1話で微妙に感じた違和感にも慣れたという方が多かったです。
たしかに1話目の冒頭よりもスムーズに映像に集中できたと感じました。
2話鑑賞後でも、満足度は高いようです。
ストーリー展開が早くサクサクと話しが進むので見ていて飽きないのも理由のひとつなのかもしれません。
一方で、2話視聴後も「 面白くない 」「 普通 」という意見も。
国民的なアニメのため、大枠のストーリー展開を知っている人たちがほとんどのため、新鮮味がないのも、イマイチ楽しめない理由のひとつかもしれません。
ただ、原作漫画・アニメと内容は大きく変わってきているので、今後3話、4話と続くうちにさらに面白さが増してくる可能性もありますね。
Netflixで配信された「 ONE PIECE ワンピース 」
第2話でも、高い評価を受け続けています。NetflixのTV番組TOP10で1位を維持し、ロッテントマトでも満足度95%という驚異的な数字を記録。
SNSやネットの評価も上々で、ファンからの期待も裏切らない内容となっています。
第2話では、戦闘シーンが多く緊迫したシーンが話題となりました。
特に、バギーのダークな一面が描かれたことで、原作ファンだけでなく新規ファンにも好評です。
今後の展開にも目が離せません。
第3話 Tell No Tales(評価 ★★★★☆)

あらすじ
バギーを退けた三人だったが、途中で船が冠水し、近くのシロップ村で船を調達しなければならなくなる。
シロップ村の大きな造船所で美しい船、メリー号に運命的に出会うルフィ。
さらにそこで働くというウソップという青年と出会い友達になります。
船を買う資金がないものの、造船所のオーナーと親友であると主張するウソップに案内され、オーナーであるカヤの屋敷へいき、交渉することに。
執事であるクラハドール・カヤと出会います。カヤからは慕われているものの、屋敷の人間からは歓迎されていない様子のウソップ。
その後、クラハドールが実はクロネコ海賊団のクロであることを偶然知ったウソップ。
ウソップは村人たちにクラハドールが海賊であることを知らせに行くが、いつものホラ吹きだと思われて信じてもらえず…。
第3話のレビューを見る
ルフィたちは、船を求めウソップの住むシロップ村に上陸。ウソップは村で「 海賊が来たぞ!」とウソをついていたが、いつものことで誰も相手にしません。
船を探している彼と友達になるルフィ。ウソップの誘いで病弱な友人・カヤの家でディナーに参加。
ルフィはカヤに船を譲ってもらおうとするが、カヤの執事クラハドールに遮られてしまいます。
その後、クラハドールの正体を知ったゾロとウソップ。ウソップは村人に警告を発するが、当然信じてもらえす、絶望的と思われたラスト、「 信じます 」とウソップの前に現われた意外な人物とは?
今回のエピソードでは、新たな新キャラクターやストーリーが始まります。
ウソップとカヤとの関係、そしてクラハドールの正体などが明らかになり、さながらミステリーのような緊迫した展開が多かったです。
第3話の感想をまとめました!再現度が高く、細かい箇所にまでこだわっているシーンに驚嘆の声が多かったです。
たしかに、ゴーイング・メリー号の登場シーンはすごくリアリティがありました。
また、ストーリーが原作とかなり変わってきていることを指摘する方も多かったです。
新鮮な気持ちで見れることができるのは嬉しいですが、個人的にはウソップ海賊団が出てこないのは少し残念でした。
毎回、展開の速さが指摘されていますが、Netflix版8話では漫画の1巻〜12巻までを実写化しているため、尺を考えれば仕方がないですね。
<【 第3話の裏話 】鼻が短くてもウソップに見える?ジェイコブ・ロメロ・ギブソンの経歴 >

原作のウソップはキノピオのように鼻が長いのが特徴ですが、Netflix版では短いままでした。
そのため、予告でウソップのビジュアルが出たときは「ウソップの鼻がない!」という厳しいツッコミも。
しかし、実際にウソップが登場すると「 ウソップにしか見えない 」「 不思議!」と、支持する声も多かったです。
今回の実写版は、容姿を無理に似せずキャラクターの個性を出しているのも、魅力の1つなのかもしれません。
そんなウソップ役を演じているのは、ジェイコブ・ロメロ・ギブソン。
出身地はジャマイカで、アメリカのドラマや映画に出演している俳優です。
以前はラッパーとしても活躍していました。
過去の出演作は、
- レジデント 型破りな天才研修医
- オール・ライズ 判事ローラ・カーマイケル
- グレイズ・アナトミー 恋の解剖学
- グリーンリーフ
など、ドラマ作品が多いです。
今回のウソップ役についてのインタビューでは、狙撃の訓練も行い役作りに力を入れていたとのこと。
今後の活躍も楽しみですね。
第3話では、前回と違いアクションシーンの連続ではなく、サスペンス要素ありの緊張感の多い展開となりました。
ウソップやカヤをはじめとした新キャラクターの再現度も非常に高く、違和感なく楽しむことができます。
原作とストーリーもかなり変わってきているため、大まかなあらすじを知っていても毎回ドキドキして続きが気になってしまう作品です。
次回、4話のレビューもぜひご期待ください!
第4話 The Pirates Are Coming(評価 ★★★★★)

あらすじ
毒スープを食べてしまい気を失ったルフィ。
ウソップは海兵たちに屋敷がクロたち海賊に襲われているので助けてくれと話すも取り合ってもらえず、コビーたち海兵にルフィは連行されてしまいます。
カヤにもクラハドールが実は海賊であると伝えるウソップでしたが、ひどい嘘をつかないで欲しいと信じてもらえず怒らせてしまいますが、それでもカヤのそばにいてカヤを守ると伝えます。
クラハドールに屋敷の中に閉じ込められ、殺されかけるカヤ、ウソップ、ナミ。
ゾロはニャーバンブラザーズと、ルフィはクロと戦うことに…。
作中は、井戸に投げ込まれたゾロは、昔親友であった「 たしぎ 」との回想シーンも入り、ゾロの強い意志が垣間見れます。
第4話のレビューを見る
ウソップは「 クラハドールの正体が海賊キャプテン・クロだ 」と、ルフィを追ってきたコビーとヘルメッポに告げ、一緒に屋敷へ向かうことに。
しかし、証拠がないため信用されず、業を煮やしたウソップはカヤに直接、真実を伝えようとしますが、彼女に拒否されてしまう。
それでも彼女の安全を守るため、カヤの傍にいる決意を固めるウソップ。
一方、ルフィが毒入りスープを飲んだことに気づいたナミは、ウソップと合流し、カヤにクラハドールの正体を伝えて危険が迫っていることを伝えます。
クラハドールは屋敷を封鎖しカヤを狙いますが、復活したルフィとゾロが、それぞれクラハドールとブチ、シャムに立ち向かいます。
すべてが解決した後、航海に出る一行。
しかし突然、海軍からの攻撃を受けてしまいます。
さらに、ルフィが望遠鏡でガープの姿を確認すると、驚きの一言が。
井戸に落とされたゾロの過去もフラッシュバックで描かれ、幼少期のゾロとクイナが剣術に情熱を注いでいる姿も見どころ。
4話は、アクションシーンが多かったこともあり、戦闘シーンについてのポストが多いようでした。
特に、ゾロとブチ&シャムの1対2の手に汗握る戦いの評価が高かったです。
4話まで視聴しているので、悪い評価はほぼなく、原作から改変されているストーリーに納得されている方も多いようでした。
原作と違い、コビーをはじめ海軍がガッツリ登場してくるのは新鮮に感じますし、今後どのようにルフィたちと関わってくるのかも楽しみです。
【 第4話の裏話 – ① 】ゾロとクイナの稽古シーンは再撮影された

ゾロの回想シーンでクイナとの稽古シーン。
最初は剣道の面を被り顔が良く見えない状態で、戦っていますが、その後、2人が真剣で戦うシーンでは顔を出しています。
実は、このシーンは原作者である尾田栄一郎が「 剣道の面は外して撮影して欲しい 」と要望し再撮影されたシーンとのこと。
たしかに該当シーンを見ると顔が出ている方が、二人の表情もよく分かりゾロの無我夢中な表情と、クイナの冷静な剣さばきの対比が上手く描かれています。
【 第4話の裏話 – ② 】航海シーンに流された音楽は初代OP
ややネタバレになってしまいますが、4話でメリー号に乗って出発するシーンで流れている音楽は初代オープニングテーマ「 ウィーアー!」のアレンジバージョンです。
実写版ONE PIECEが、いかに原作・アニメをリスペクトしているのかがよく分かりますね。
懐かしいオープニングに興奮される方も多かったです。
3話に引き続きかなりホラー色の強い話しとなりましたが、最後はアクションシーンも豊富でした。
実写版は、現在と回想シーンが交差することが多いため、飽きずに一気に観れるのも魅力のつですね。
毎回、気になる箇所で終わるため、一気見をしてしまう人が多いのも納得です。
第5話 Eat at Baratie!(評価 ★★★★★)

あらすじ
シロップ村を出てすぐに追ってきた海軍を、ルフィのゴムゴムの風船で何とか逃れます。
その後、霧の中に迷い込み、やがて海上レストラン「 バラティエ 」にたどり着きます。
早速食事をしようとレストランに入る一行。
バラティエのオーナー・ゼフと、シェフであるサンジが喧嘩をし、厨房を追い出されたサンジが一行の接客をすることに。
その頃、ガープは七武海である「 鷹の目のミホーク 」に連絡し、ルフィを危険な海賊として討伐してほしいと依頼します。
首領クリークの船を襲っている最中のミホークは、圧倒的な強さで船団を壊滅させながら、依頼を引き受けます。
バラティエに現れた剣豪ミホークに、決闘を申し込むゾロ。
ナミは命を捨てる行為だと止めるが、ルフィはゾロの世界一の大剣豪になるという夢を船長として応援すると伝え、決闘を見守ることに。
第5話のレビューを見る
ルフィと祖父でもある海軍中将ガープとの対立から始まります。
容赦なく砲撃されますが、ルフィの機転により何とか難を逃れ、海上レストラン「 バラティエ 」にたどり着くことに。
ここで新キャラクターのサンジが登場。
彼は「 東の海 」「 西の海 」「 北の海 」「 南の海 」のすべての食材が揃うオールブルーを目指す料理人で、ルフィたち一行とすぐに打ち解けます。
一方で、ガープは「 鷹の目のミホーク 」にルフィの追跡を依頼。
海軍が海賊と手を組んでいることに疑問を持つコビーですが、ガープは「世界は単純ではない」と諭します。
一方、ルフィを追ってきたミホークは、ゾロに決闘を申し込まれ承諾。戦いの結果、ゾロは敗北するが「 死ぬにはまだ早い 」「 世界を知り強くなれ 」と勇気を称賛され、とどめは刺ささずに立ち去ります。
今回、特にSNSで上がっていた声は、何と言っても「 ゾロ vs ミホーク 」の一戦についてです。
原作でも名シーンとして記憶に残っている人が多いため、熱い展開に満足した方も多いのではないでしょうか。
1話ごとに丁寧に描かれていて、ドラマではなく毎回1本の映画を観ているような感覚になります。
個人的には、バラティエでの料理シーンがとても凝っていて、細かい箇所まで妥協しない、制作陣のこだわりを感じました。
瀕死の重傷を追ったゾロと、今後サンジがどのように麦わら海賊団として参戦していくのか、次の話も楽しみです。
【 第5話裏話① 】ガープの登場シーンが多いのは原作者の意向によるもの
実写版では1話の冒頭から登場し、ルフィを執拗に追い続ける海軍中将のガープ。
原作漫画では、45巻で登場とかなり冒険が経過してから現われるため、原作ファンの間でも「 ガープもう登場するの?」と驚きの声も多かったです。
実はこの設定は、原作者であり、今作のエグゼクティブ・プロデューサーを務めている尾田栄一郎からも認められた設定だったとのこと。
早い登場の理由は、ルフィたちの敵役となる追手を登場させるためで、海軍であるガープが適任と考えられたためです。
実際、海軍に追われていることで、ルフィたちの行動に一貫性が出ましたしガープから依頼を受けたミホークの登場も自然な流れとなりました。
シーズン2の発表はまだですが、既に脚本は出来上がっているという噂もある実写版。今後も、原作とは大きく異なる展開が期待されます。
【 第5話裏話② 】ミホーク役の俳優・スティーヴン・ウォードは子持ちの愛妻家

今回の5話。SNSでも「 ミホーク役がハマり過ぎ!」と評価が高かったスティーヴン・ウォード。
身長181センチ。
33歳で俳優の他、モデル業もこなしています。
出演作は、
- Tempy Pushas
- ヴェイグラント・クイーン さすらいの女王
- クイーン・ソノ
- Inconceivable
など、主にドラマで活躍しています。
妻子持ちで2歳になる娘がいるパパでもあるんです。
インスタグラムでは、冷静沈着な役柄からは想像つかない、良き夫・父である一面も垣間見ることができます。
第6話 The Chef and the Chore Boy(評価 ★★★☆☆)

あらすじ
ゼフとサンジの救命措置によって一命を取り留めるゾロだが、以前として危険な状態が続きます。
ルフィを連行しろと頼んだはずだというガープに、ミホークは、自分は七武海だが誰の命令も受けないと言って、ルフィたちを気に入ったと話し取り合いません。
ゾロの状態が不明ななか、魚人海賊団のアーロンたちが突然バラティエにやってきます。
海図を持つ麦わらのルフィを探しているというアーロン一味。
逃げようというナミに、ルフィはバラティエを守らなければと、アーロンの前に出て行きます。
グランドラインへの海図を求めるアーロンと戦い殺されかけるも、戦闘の途中で海図を持ったナミが現れ、アーロンの一味であったことを伝え、驚くルフィ。
ルフィはアーロンに海に突き落とされ、ナミはアーロンと共に海図を持って去ってしまいます。
6話では、サンジのゼフとともに海上で長期間遭難したこと、ゼフが自分の脚を犠牲にすることでサンジの命を救った回想シーンもあります。
第6話のレビューを見る
ルフィたちはミホークとの決闘で傷ついたゾロを運び、ゼフとサンジに助けを求める。
ゼフは当初断るが、サンジの説得で協力。
ゾロの治療とともに、サンジとゼフの過去が明らかになる。
9年前、サンジはゼフにイーストブルーで命を救われ、生き延びた経験があった。
このときから「 食いてェ奴には食わせる 」というサンジの信念が生まれた。
ゾロの生死が不明のなか、突如アーロン一味が「 バラティエ 」に現れる。
「 海図を渡せ 」とルフィたちを客の命と引き換えに脅迫。
ルフィは店を守るために戦うが、魚人の力に圧倒される。
そこにナミが現れ、「 仲間じゃない 」と言い放ちルフィを裏切る。
ルフィを海に落とすアーロン。
間一髪のところで、サンジに救われる。
サンジはそのままルフィの一味に加わることを決意。
ゾロの復活とゼフとの別れを経て、4人でナミを追うことに。
「 どうやってナミを見つけるんだ?」と尋ねたゾロとウソップに、「 分かってるやつがいる 」とルフィがカバンから出した意外な人物は?
6話は何と言っても、サンジとゼフの壮絶な漂流シーンに涙した人も多かったです。
原作で初めて読んだ時もかなり衝撃的な話でしたが、実写版ではよりリアルに描かれていました。
毎回、こだわりが感じられる脚本の出来に感心する声も多かったです。
ワンピースの原作は現在、106巻まで発売されており、膨大なエピソードが含まれています。
今回の実写版では、イーストブルー編の12巻までです。
そのままストーリーをなぞるのではなく、先の展開まで見通して矛盾が出ないように、うまく調整しているように感じます。
シーズン1で終わるのではなく、実写版もかなり長い期間での撮影を見据えているのではないでしょうか。
【 第6話裏話 】サンジ役の俳優タズ・スカイラーは料理好き

6話で幼少期のゼフとの絆が明かされたサンジ役を務めるのは、スペイン出身の俳優タズ・スカイラーです。
2015年から短編映画に出演し、脚本やプロデュース業の経験もあります。2019年に主演・脚本・プロデュースを務めた舞台「 Warheads 」は、イギリスで最も権威があると言われている「ローレンス・オリヴィエ賞」にノミネートされました。
出演作は、
- キル・チーム
- ボイリング・ポイント / 沸騰
- ラザロ・プロジェクト 時を戻せ、世界を救え!
など、映画やドラマに出演しています。
実写版「 ONE PIECE 」では、料理人のサンジとして出演していますが、実は私生活でも料理が得意とのこと。
Netflix版YouTubeでは、「 サンジの料理ショー 」が公開中。
タズ・スカイラーが見事なマグロ料理を作り、ルフィ、ナミ、ウソップ役の俳優三人に腕前を披露しています。
食材の扱い方や、手慣れた包丁やフライパンさばきから、「 料理が得意 」というのも納得ですね。
第6話は、瀕死のゾロを気遣うルフィの姿が特に印象的でした。
1〜6話まで飽きることなく次々と話しが展開していくのは流石という他ありません。
毎回変わるタイトルロゴと、手配書を本人が切り刻んだり、破ったりするシーンが、それぞれの特徴と共に描かれていて、制作陣のこだわりを感じます。
また、それほど活躍の場が無くても、原作ではバラティエを乗っ取ろうとしたクリークや手下のギンなど、原作に登場したキャラが出てくるのも嬉しいです。
実写版「 ONE PIECE 」のレビューも気が付いたら残り2話となりました。
シーズン2の確定情報はまだ発表されていませんが、これだけ世界中で大ヒットしたので、大いに期待できるのではないでしょうか。
残り2話のレビューもぜひ、お付き合い頂ければ嬉しいです!
第7話 The Girl with the Sawfish Tattoo(評価 ★★★★☆)

あらすじ
ココヤシ村でナミと再会するルフィたち。
ルフィたちは、アーロン一味として村の住民から嫌われ、恐れられている様子のナミの姿を見て真相を知るべく、ナミの義姉であるノジコの家を訪ねました。
ノジコから、アーロンが村にやってきた日のことや養母のベルメールが娘たちを庇って亡くなったことを聞かされます。
なぜ敵であるアーロンの仲間になったのか理由が分からず困惑する一行。
その後、ノジコはナミが大量のお金を隠しているところを見つけます。
同時に、ナミがココヤシ村をアーロンから買い戻すために長年一人で金を集めていたことを知ってショックを受けます。
しかし、アーロンと裏取引をした海軍のネズミ大佐が突然現れ、ナミからお金を全て奪っていき、激怒するナミ。
肩に入れたアーロン海賊団の入れ墨に自らナイフを突き立てるも、ルフィが現れて止めます。
ルフィに「 助けて 」と伝えるナミ…。
第7話のレビューを見る
ナミを探すため麦わらの一行はコノミ諸島に向かいます。
その頃、ナミはアーロンパークで魚人たちとポーカーで勝利。彼女の過去がフラッシュバックで明らかになり、義母ベルメールが彼女と義姉ノジコを育てたことが描かれます。
一方で、ルフィを追うガープたち海軍は、バラティエを訪れます。
ゼフと食事をし、ルフィへの複雑な気持ちを話すガープ。コビーとヘルメッポはバーで酒を飲んでいる時に偶然、ルフィたちが向かった居場所を知ることになります。
ナミの故郷・ココヤシ村に到着した一行。
ノジコからナミとアーロンの因縁の始まりを聞くことに。
なぜ敵であるアーロンの下で働くのか不思議がります。
実はナミとアーロンの間には「 1億ベリーでココヤシ村を買い取る 」という取引があり、ナミはこの金額を集めていました。
しかし、アーロンは約束を破り、海軍を使い金を奪おうとします。
最後に、ナミが自分の腕に刻まれたアーロン一味のタトゥーを刺す場面で、ルフィが現れ、「 助けて 」というナミの言葉に「 当たり前だ 」と応えます。
次回、最終回では巨大な敵・アーロンとの戦いです!

7話はナミの壮絶な過去に涙したという声が多かったです。
特に、ナミがルフィに助けを求めるシーンも原作を忠実に再現していてグッと来るものがありました。
また、ラスト1話ということもあり、「 終わってしまうのが残念 」という声も多かったです。
実写版「ONE PIECE」のSNSレビューを1話から追って感じたのは、熱狂的な原作やアニメファンの方ほど、絶賛している人が多いことです。
最初は作成を危ぶまれていた実写版ですが、古参ファンも納得する出来栄えになっているのは、さすがという他ありません。
【 第7話裏話 】ナミ役 – エミリー・ラッドは原作漫画の大ファン!

1話から登場するも、行動に謎が多かったナミ。
今回の7話で過去の悲劇と共に、目的が判明しました。
そんなナミ役を好演している女優は、エミリー・ラッド。
アメリカで映画やドラマで活躍しています。
実は、エミリーは原作漫画の大ファンでもあり、実写映画の配役が決定する3年前から、髪をショートカットに切り、さらに色もナミと同じオレンジに染めたという驚きのエピソードも。
猛アピールの甲斐もあって、ナミ役を見事射止めたという逸話の持ち主です。
実際、エミリーのインスタでは、2020年8月30日投稿のショート&オレンジ色の投稿を観ることができます。
そんな彼女のインスタグラムのアイコンは、現在アニメ版のナミ!実写版ではなく、原作アニメのアイコンを使用していることに、彼女の熱いファン魂が感じられますね。
第8話 Worst in the East(評価 ★★★★★)

あらすじ
ナミが一人で戦っていたことを知った村人たちはアーロンパークへ乗り込もうとしますが、ルフィたちがそれを止め、代わりに自分たちが戦うことを伝えます。
ウソップはチュウと、ゾロとサンジはクロオビと戦闘に。
ウソップは逃げまどいながらもチュウにパチンコで火薬玉を当て勝利します。
一方、ゾロとサンジたちも喧嘩しながらも共闘。
ルフィはアーロンとの激闘の末、アーロンパークはついに崩壊し、ルフィたちが勝利しました。
アーロンの長年の支配から解放されたココヤシ村の祝宴の最中に、ガープ、コビーたち海軍がルフィの前に現れます。
海賊でいるのをやめるようにとルフィに言うが、ルフィは拒絶。
夢を諦めないルフィの笑顔にガープはゴールドロジャーの面影を見つけ、とうとうルフィが海賊王になる夢を追いかけることを認めると宣言します。
決意を新たに、麦わらの海賊団の冒険は続きます。
第8話のレビューを見る
前話で明かされたナミの過去。アーロンの元から逃げようとした罰として、ココヤシ村が一味によって焼かれてしまいます。
ナミとココヤシ村の人たちを救うため、ルフィと仲間たちはアーロンパークに乗り込み、激しい戦闘が繰り広げられる。
一方、ウソップも見事、単独で手下の一人チュウを倒します。
ゾロとサンジもアーロンの手下を次々と倒していきます。
途中、道化のバギーも「 協力する 」と言って、登場しますが、身体を取り戻すとすぐに逃走。
ルフィとナミは測量室で海図を取り返すが、そこでアーロンと対峙。戦いのなか崩壊していくアーロンパーク。
最後にはルフィがとどめを刺し勝利します。
魚人との戦いが終わり、すべてが解決したと思われた後、海軍のガープが登場。
ルフィを止めるため一騎打ちをしますが、ルフィは引かず、ガープは一味を見逃すことに。
賞金首として懸賞金がかけられたことに喜ぶルフィとコビー。
海賊と海軍、それぞれの選んだ道を進むことを確認し、友情を確かめ合います。
グランドラインへと帆を進める麦わらの一味。
進水式を行い、それぞれの夢を語り合います。
エンドクレジットでは、海軍本部の“白猟のスモーカー”が登場して、次シーズンへの布石が打たれて終わります。

8話のレビューでは、最終回ということもあり、作品への満足の声が多かったです。
人気漫画の実写版ということもあり、「 ひどい出来になるのでは?」との懸念もありましたが、まったくの杞憂で終わることになりました。
コアなファンも多い作品のため、レビューも賛否両論の声が多いかと思いましたが、実際は、全作を通して、評価の高い内容ばかりでした。
実写版ワンピースが成功した功績の裏には、何と言っても制作スタッフの原作・アニメへのリスペクトに尽きると思います。
シーズン2も同じクオリティで制作されると思うと今から楽しみですね。
【 第8話裏話① 】シーズン2の公開決定!原作者の尾田栄一郎先生から決定を発表
9月15日Netflixの公式チャンネルから”「 ONE PIECE 」続編制作決定”のタイトルで、尾田栄一郎先生本人による特別映像が公開されシーズン2の制作が確定となりました。
配信から2週間が過ぎ、「 既にシーズン2の脚本は完成 」など噂はありましたが、Netflixからの正式な公表は行われていませんでした。
映像では「 脚本が出来上がるまではまだまだ時間がかかりますが… 」と言っているため、まだシーズン2の脚本は完成までは至っていないようです。
さらに、
「 ここから先は、麦わらの一味に優秀な船医が必要になってくると思います 」
と伝え、チョッパーの絵を披露してくれています。ちなみに、チョッパーは実写版が決定してから「 どのようなキャラにするのか?」「 フルCG?」など、注目度の高いキャラでした。
シーズン1では出番はありませんでしたが、2では確実に登場しますので、ファンも気になるところでしょう。
世界的大ヒットとなった実写版ONE PIECE。
まだ気が早いですが、シーズン2だけでなく今後も、シーズン3、4と続くことを期待しています!
【 第8話裏話② 】シーズン2はどこまで?新キャラは誰?
シーズン2では、チョッパーやシーズン1最後に出たスモーカーだけでなく、ビビ、ロビン、クロコダイルなど、原作でも人気の高い新キャラが続々と登場します。
ルフィたちがどのように関わり、戦っていくのか気になりますね。
シーズン1は、原作漫画第1巻から第11巻の途中までだったので、シーズン2も同じ分量の第11巻途中から第23巻までの、ローグタウン編・アラバスタ編がメインになると予想されています。
チョッパーやロビンはもちろん、ビビやクロコダイルの配役も気になるところです。
シーズン2の公開は、シーズン1と同じ撮影期間がかかるとすると、早くても2024年春~夏頃ではないかと言われています。
8話の最後は、マキノやカヤ、バギーにアルビダ、ゼフなど味方・敵役もオール出演する熱いシーンもありました。
特に、ミホークがシャンクスの元を訪れるのは原作でも好きなシーンだったので実写化されて嬉しかったです。
今回、実写版を観て再度ワンピースの魅力を思い出し、もう一度、原作コミックを読み返したり、アニメも見始めたりした方も多いのではないでしょうか。
まとめ
本記事では、実写版「ONE PIECE」の全8話のあらすじと、見どころをご紹介いたしました。
原作漫画・アニメへのリスペクトが感じられる名作ですので、未視聴の方はこの機会にぜひご覧いただくことをおすすめします。
原作にはないオリジナルストーリーのため、当たな「ONE PIECE」の魅力に気が付く可能性が大です。
シーズン2の製作も決定し、勢いが止まらない実写版「ONE PIECE」。次のルフィたちの新たな航海を楽しみに待ちましょう!