
「 今晩、墓地に行って来ていい? 死霊のはらわたを観るの 」
という娘のお願いに「 いいね、名作だ 」と答える父は名スカウトマン。
「 スラムダンク 」に夢中になった全人類は「 バスケは好きか? 」の返答に、胸を熱くします。
画像の引用元:IMdb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
HUSTLE ハッスル


公開日
2022年
原題
Hustle
上映時間
118分
キャスト
- ジェレマイア・ザガー(監督)
- アダム・サンドラー
- クイーン・ラティファ
- ベン・フォスター
予告編
公式サイト
HUSTLE ハッスル
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
考察レビュー


フィラデルフィア・セブンティシクサーズ。
この名前を聞いてピンときたら、NBAファンですね。
解説要らずで、バスケのシーンだけで、映画の凄さを堪能できるでしょう。
後に知りましたが、現役の選手やレジェンドと呼ばれる名選手たちが出演・プレーしているようです。
私はスポーツ観戦の習慣がないので、チーム名も選手名も初めて知りました。
スポーツ映画にありがちな、不自然なプレーの誇張を感じることがなく、臨場感にあふれる圧巻シーンの連続は、スターである彼らだからこそ生み出すことができたのですね。
現役のNBA選手と役者の違いが分からなかったので、NBA選手はバスケも演技もできるということに感心しました。
特に、主演ボー・クルス役のフアンチョ・エルナンゴメス。
演技もプレーも光っていました。
本物の選手を探しながら観るのも楽しみの1つですね。
「 ドリームプラン(2021)」でも感じましたが、現場でプレーを観戦する感覚で映画を視聴できるのが最大の魅力です。
ところで、今秋に映画が公開予定の、伝説的バスケ漫画「 スラムダンク 」にはファンが多いですよね。
バスケに詳しくない自分でさえも、全巻を繰り返し読んでいるほどですから。
今作中の「 バスケが好きか? 心から愛しているか?」というコーチ(アダム・サンドラー)の問いに、主人公の天才プレーヤーが答えます。
その答えに、スラムダンクの名セリフを思い出し、胸が熱くなりました。
コーチのサポートや声がけが、全て前向きなのが良かったです。
押し付けずに選ばせる。
励ましながら、ともにする。
上手くいったら、大いに褒める。
先生や親に限らず、教える立場の人たちは、とても参考になると思います。
特訓シーンでは、「 ロッキー(1976)」のオマージュも。
情熱は才能を凌駕するのです。
まとめ


1%の才能よりも99%の努力だとしましょう。
では、100%の才能の持ち主(天才)が100%の努力をして、さらに、それを正しく導く名コーチがいたら?
ハッスルするしかないですね。