【 11月 】デンゼル・ワシントン月間

B級映画について考える【 B級の本来の意味 】

みなさん、B級映画といえば何を思い浮かべますか?

クッソつまらない映画とか思い浮かべませんか?

10年前のある日、ぼくは、B級映画の定義についてふと考えました。

大学生の頃、映画の授業でB級映画の歴史について詳しく調べたことがありました。(その時、海外にいました)

昔はですね、DVDとか無かった時代ですから、よくGEOに行ってビデオを借りていたのを覚えています。

ある日、親指パイパニックなるタイトルの作品を発見した当時のぼくは、これをB級映画だと思っていた訳であります。

今の話は無視しても大丈夫です(笑)

今回は、そんなB級映画について少しだけ触れていきたいと思います。

画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)

B級映画

歴史

B級映画の歴史は古く、1930年代までさかのぼります。

発祥は、映画大国アメリカです。

当時のアメリカでメイン映画といえばAムービーを指しました。

Aムービーは、予算をかけて制作された一方で、Bムービーは、低予算、短期撮影といった限られた条件のもと制作されました。

当時、Aムービーは2本立てが主流でして、Bムービーはそのオマケとして公開されていたにすぎませんでした。

その後、アメリカ映画界は大作主義の時代に移行します。(1950〜1960年代)

大作主義時代により映画制作本数は激減。

やがてBムービーは消滅します。

2本立てになった理由

1930年代というのは、世界恐慌の時代。(1929年10月より)

当時、アメリカ経済の中心地だったウォール街で株価が大暴落(1929年10月24日)し、世界恐慌に発展します。

いわゆるBlack Thursday(暗黒の木曜日)でして、1929年10月29日に2度目の大暴落、これを悲劇の火曜日といいます。

これは日本にも影響を及ぼします。(詳しくは日本史を勉強してください)

当然、アメリカの映画業界も打撃を受けますよね。

不況の時代になり、観客動員数が激減します。

当然、映画会社は、多くの観客に来てもらいたいですよね。

映画会社と映画館側の利害関係の一致もあり、2本立てで映画を公開する流れが主流となりました。

B級映画の本来の定義

Bムービーというのは、アメリカにおいて2本立てが主流だった時代に使われていた言葉でして、いま使われているB級映画という言葉は、少しばかり違和感を感じます。

現在でいうB級映画は、例えば、駄作映画、CGがしょぼい、内容が薄いモンスター映画等をB級映画として一括りにしてしまっている感が否めませんよね。

B級映画の本来の意味は、短期間・低予算で制作された映画のことを指します。

つまらない・有名ではない映画=B級映画ではないんですよね本来は。

ぼくは、B級映画という言葉があまり好きではないので、普段はできるだけ使わないようにしています。

制作側はB級映画と思ってないのに、見る側はB級だと言うと、なんか嫌じゃないですか。

まとめ

ターミネーター(パート1)は、制作費が650万ドル前後なので、一般的にはB級映画と言われています。

年代ごとにB級映画の定義は変わっていますね。

ターミネーターは1980年代に公開されまして、80年代の650万ドルは、当時の感覚でB級という定義だったのでしょう。

映画のお話は暇があったらお題として扱ってます。

次回は、B級映画として有名な作品を紹介していきます。