ショーン・オブ・ザ・デッド(2004)

原題(英題)
Shaun of the Dead
公開日
2019年3月29日
上映時間
99分
キャスト
- エドガー・ライト(監督)
- サイモン・ペッグ
- ケイト・アシュフィールド
- ニック・フロスト
- ルーシー・デイビス
- ディラン・モーラン
- ビル・ナイ
- ペネロープ・ウィルトン
- ジェシカ・スティーブンソン
- ピーター・セラフィノウィッツ
- レイフ・スポール
- マーティン・フリーマン
- マット・ルーカス
考察レビュー
本作は、本家のリメイクではなく、ロメロ愛に満ちたパロディー映画で、初心者にもおすすめです。
舞台はイギリスで、主人公のショーンは、家族たちを助け出しパブに立てこもるという計画を立てます。
深刻な騒動に対する、ダメ男2人のドタバタ劇が笑いを誘います。
LPレコードやクリケットのバットなど、身近にあるものを手に取ってゾンビと戦ったり、ああでもないこうでもないと走り回る滑稽さは、むしろ観客である私たちの姿と重ね合わせられ、リアルな一般人の姿でもあるのでしょうね。
エドガー・ライト監督と主演の2人は、敬愛するロメロの「 ランド・オブ・ザ・デッド 」(2005)にもゾンビ役としてカメオ出演しています。
新感染 ファイナル・エクスプレス(2016)

原題(英題)
Train to Busan
公開日
2017年9月1日
上映時間
118分
キャスト
- ヨン・サンホ(監督)
- コン・ユ
- キム・スアン
- チョン・ユミ
- マ・ドンソク
- チェ・ウシク
- アン・ソヒ
- キム・ウィソン
- チェ・グィファ
- パク・ミョンシン
- シム・ウンギョン
- イェ・スジョン
考察レビュー
冗談のような邦訳タイトルが付けられていますが、原題の「 釜山行き 」よりも、B級感があっていいと思います。
見どころは、ソウルから釜山までの高速列車の中という密閉空間での逃亡劇と、親子愛の泣けるシーンです。
ゾンビ映画で号泣するとは思ってもいませんでした。
映画内のゾンビは、やはりというか当たり前のように全力疾走し、なおかつ力強いのが特徴ですね。
コン・ユとマ・ドンソクの2大韓国俳優が出演していて、それぞれのゾンビに対する姿勢の違いも楽しめます。
韓国のゾンビ作品には「 #生きている 」(2020)「 今、私たちの学校は… 」(2022)などの傑作が多いですが、本作の続編である「 新感染半島 ファイナル・ステージ 」(2020)は、見る人を選ぶかもしれません。
監督が、韓国版の「 マッドマックス 」(1979)を撮りたかったと話しているので、それで想像できるでしょうか。
↓作品レビュー記事はこちら
【 韓国映画 おすすめ 】「 新感染 ファイナル・エクスプレス 」ホームレスとラストシーンを考察
ゾンビランド ダブルタップ(2019)

原題(英題)
Zombieland: Double Tap
公開日
2019年11月22日
上映時間
99分
キャスト
- ルーベン・フライシャー(監督)
- ウッディ・ハレルソン
- ジェシー・アイゼンバーグ
- エマ・ストーン
- アビゲイル・ブレスリン
- ゾーイ・ドゥイッチ
- アバン・ジョーギア
- ロザリオ・ドーソン
- ルーク・ウィルソン
- トーマス・ミドルディッチ
- ビル・マーレイ
考察レビュー
前作の「 ゾンビランド 」(2009)もおすすめですが、続編である本作は、王道とパロディーのトータルとして、ほぼ満点に近いゾンビ映画だと思います。
ゾンビ映画に深く通じた作家の中山昌也も強くおすすめしています。
オープニングでメタリカの曲を流しながらの主人公が名付けた新種ゾンビの紹介や、前作に続いて「 ゾンビの世界で生き延びるためのルール 」が、作品をさらに楽しいものにしています。
ほとんどのゾンビ映画の世界は、それまでゾンビやゾンビ作品が存在しなかった世界線という、暗黙のルールがありますよね。
しかし、本シリーズでは、某王道ゾンビドラマの漫画を読みながら感想を話すなど、ゾンビ映画マニアにも配慮していて、それも魅力の一つでしょう。
もちろん初心者にもおすすめです。
REC レック(2007)

原題(英題)
[Rec]
公開日
2008年6月14日
上映時間
77分
キャスト
- ジャウマ・バラゲロ(監督)
- パコ・プラサ(監督)
- マヌエラ・ベラスコ
- フェラン・テラッツァ
- ホルヘ・ヤマン
- カルロス・ラサルテ
- パブロ・ロッソ
- ダビ・ベルト
考察レビュー
かつて「 ブレア・ウィッチ・プロジェクト 」(1999)で採用され、「 クローバーフィールド 」シリーズなどでも主流となった、手持ちカメラのPOV方式を取り入れています(ロメロの「 ダイアリー・オブ・ザ・デッド 」(2007)も)。
テレビ局のレポーターが消防局を密着取材するうちに、いつの間にかゾンビだらけのアパートでパニック状態になるという、おばけ屋敷感覚が魅力です。
スペインのゾンビ映画を代表する名作で、シリーズ化されています。
深い没入感とともに、VRゲームやアトラクションでスリルを味わうような感覚になれますよ。