トゥルーマン・ショー
あらすじ
離島・シーヘブンで保険会社に勤める青年トゥルーマン・バーバンク(ジム・キャリー)は、生まれてから1度も島から出たことがない。それは子供の頃、ヨットで海へ出ていた時、一緒に乗っていた父の警告を無視して船を進め、父を亡くしたことで水恐怖症を患ってしまったことが原因だった。ある日、彼がいつものように出勤しようとすると、空から突然ライトが降ってくる。それには「シリウス(おおいぬ座)」と書かれていたが、直後のラジオで「航空機からライトが脱落した」と報道される。その後、いつものように新聞を買ったトゥルーマンは、雑踏の中で1人のホームレスの老人を見かけるが、それは死んだはずの父だった。しかしその直後、老人は瞬く間に何者かに連れ去られてしまう。トゥルーマンはそのことを母に伝えるが、見間違いだと言って取り合ってもらえない。これをきっかけにトゥルーマンは、周囲の様子を不審に感じ始める。
公開日
1998年11月14日
上映時間
107分
キャスト
- ピーター・ウィアー(監督)
- ジム・キャリー(トゥルーマン)
- エド・ハリス(クリストフ)
- ズーイー・デシャネル(アリソン)
- ローラ・リニー(メリル)
- ナターシャ・マケルホーン(シルビア)
予告編
感想レビュー
エンディングは鳥肌もの
向かいの住人に毎朝挨拶する時に「 In case I don’t see you 」と言っています。
おはようという挨拶に対して、
念のためにと朝からジョークを挟む洒落た感じが大好きな人は多いはず。
生まれた時から24時間晒され続けることもそうですが、親しく接していた人たちが全て演技だったというのは想像するととても恐ろしいですよね。
実際にトゥルーマン症候群という名前の症状に陥る人も多数いたそうです。
結婚式の写真を見るシーン
ちなみに、途中で結婚式の写真を見るシーンがありますが、妻のメリルが指をクロスしていることに気付きます。
私も知らなかったのですが、これは神への謝罪の意味があるそうです。
結婚という神聖な儀式に対して、嘘を付いてしまっていることへの謝罪なのでしょうか。
リアリティを追及しているのに、ジム・キャリーの演技が演技くさいという声もあります。
とはいえ、海外だとあれくらい陽気なキャラはいくらでもいますし、僕は特に気になりませんでした。
最初に電話でシルビアの戸籍を確認するシーンや、雑誌の目の部分だけ切り抜くシーンは途中で伏線を回収していますが、何の意味があるのだろうと気になってしまいました。
監督役のエド・ハリス
監督役のエド・ハリスは、トゥルーマン・ショーをスターだと言いながらも、生まれた時から見ている親心も感じられる優しい表情も絶妙でしたね。
ジム・キャリーがドームの外に踏み出すシーンですが、エド・ハリスはドームの内側は安全だという理由から戻ることを促しています。
僕がジム・キャリーの立場だったらどうするだろうと考えましたが、間違いなく外に出ますね。
自ら望んで晒しているのではなく、勝手に晒されているという状況も何か嫌ですし、
今まで信じていた人々が全て嘘を付いていたことがショック過ぎて、もう普通の生活を送れそうにありません。