「 トレーニング・デイ 」考察レビュー、訓練初日の24時間を2時間に凝縮した今作は本物のギャングが出演している
映画ライフ楽しんでますか?
デンゼル・ワシントン強化月間なので、彼の魅力に迫っていきたいと思います。
彼の出演作は全て制覇していますが、デンゼル・ワシントンがめちゃくちゃカッコイイ作品がこのトレーニング・デイ。
今作で初のオスカー(アカデミー賞主演男優賞)を受賞。黒人男優としては史上2人目の快挙を成し遂げました。
見てない人は、超おすすめなので是非チャレンジしてみてください。
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
トレーニング・デイ
公開日
2001年10月20日
上映時間
120分
キャスト
- アントワーン・フークア(監督)
- デンゼル・ワシントン
- イーサン・ホーク
- エヴァ・メンデス
- クリフ・カーティス
- スコット・グレン
予告編
公式サイト
なし
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
もう10回以上は見てる気がする。
感想レビュー
好きだった点
悪徳警官を演じたデンゼル・ワシントンがめちゃくちゃカッコイイのと、麻薬捜査官になったジェイクの訓練初日(24時間)が2時間という枠の中で描かれるという点。
普通の映画ならば、2時間の上映時間内で何ヶ月、数年スパンで物語が展開されますよね。
このトレーニング・デイという作品は、24時間を2時間に凝縮している珍しい映画と言えるでしょう。
嫌いだった点
人を虫けらのように殺すシーンは見る人によっては不快なのかもしれません。
僕は全然平気な方ですけど。
印象に残ったシーン
シーンというよりもセリフですね。
映画のラストシーンでジェイクに尻を撃たれたアロンゾが放った言葉。
『 俺は警察だ!貴様らを好きにできる!キングコングも俺の敵じゃない!最後はこの俺が勝つんだ!』
悪徳警官という立場を利用して権力を誇示したいアロンゾを象徴する名セリフでしたね。
それにしてもお尻痛そうだったな。
考察・疑問点
本物のギャングが出演している?
今作では、なんと本物ギャングが出演しています。更にギャングの縄張りで撮影されているから驚きです。
デンゼルの迫真の演技にギャングたちもビックリしたことでしょう。
ジェイクにマリファナを吸わせた理由
吸わせた理由は、ジェイクを脅すためです。
おそらく訓練初日の前から計画していたことなのでしょう。
ジェイクがアロンゾの頼みを断ると、尿検査をしたらお前のキャリアは終了だと脅すアロンゾ。
クズ野郎すぎて笑いました。
アロンゾが殺された理由
映画のラスト、マシンガンで蜂の巣にされたアロンゾ。
彼がなぜマフィアから命を狙われたのでしょうか?
理由はアロンゾがラスベガスに行った際、ブチギレて相手を射殺してしまったのですが、殺した相手がロシアンマフィアの大物だったんですね。
殺した代償は現金100万ドル。その現金を得るためにロジャーを襲撃したというわけです。
アロンゾは悪人なのか?
これは見る人によって意見が分かれるところでもありますね。
アロンゾはクズ野郎ではありますが、ジェイクに「 昔の俺を思い出すよ。街を1人で救う気でいる。お前を出世させてやる。お前はただ正義感が強いだけなんだ。」などと言うシーンが度々あります。
アロンゾは、ロジャーを銃撃して現金を強奪した時に、ジェイクを殺そうと思えば殺せたはずです。
ジェイクを見込んで本当の相棒にする可能性は0ではなかったのではないでしょうか。と思いきや、
アロンゾは、ロジャー襲撃の後にギャングのアジトにジェイクを置き去りにして彼を消そうとします。
個人的な意見ではありますが、ジェイクに良い言葉を投げかけていたアロンゾの言葉は全て演技=嘘であり、最初からジェイクを利用しようとしていたと思いました。
アロンゾの車
劇中に登場するアロンゾの車は、シボレー・モンテカルロです。
デンゼル・ワシントン作品
彼の代表作品をいくつかピックアップしてみました。
赤文字が個人的に大好きな作品です。
- 「 ボーン・コレクター 」
- 「 ペリカン文書 」
- 「 戦火の勇気 」
- 「 グローリー 」
- 「 フライト 」
- 「 デンジャラス・ラン 」
- 「 マイ・ボディーガード 」
- 「 ジョンQ 最後の決断 」
- 「 天使の贈り物 」
- 「 アンストッパブル 」
- 「 悪魔を哀れむ歌 」
- 「 ラストゲーム 」
- 「 イコライザー 」
- 「 マーシャル・ロー 」
- 「 ザ・ハリケーン 」
- 「 タイタンズを忘れない 」
- 「 インサイド・マン 」
- 「 デジャブ 」
- 「 サブウェイ123激突 」
- 「 2ガンズ 」
- 「 マグニフィセント・セブン 」
イコライザー、マイ・ボディーガードでは悪を成敗する役を演じたデンゼルですが、不思議なことに同じような役でも魅力とでもいうのでしょうか、そこの部分が全然ちがいますよね。
まとめ
見終わった後は必ず、「 あ〜これは1日の出来事だったんだな 」と少しの衝撃を受けてしまう作品ですね。
デンゼル・ワシントン自身も、アロンゾのようなクズ役柄には初挑戦だったようです。
ふと思い出すと、また見たくなるような作品、それがトレーニング・デイ。
たまにはデンゼル・ワシントン作品でも見てみましょう。
それにしてもイーサン・ホークの冴えない演技も最高でしたね。