「 イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり 」前人未到の気球高度飛行(実話)に挑戦した2人の物語
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最近はなかなか最新映画を見に行くことが難しいので、時間を作って映画館に行きたいと思っています。
フォロワーさんからの投稿記事も増えてきております。
今回は、ペンネーム(@pt_yoko)さんからの投稿レビューです。
今回は、1862年に気球に乗って空を目指した男女2人の物語「 イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり 」をご紹介します。
気球に乗って高度10000m以上まで行った気球操縦士と気象学者の2人。
人類が経験したことない高度で2人が経験したことは、想像を絶する自然との戦いでした。
今ほど文明の発達していない時代に、気球で空に飛び立つというだけでドキドキしてしまいますが、2人が空で経験する恐怖は緊張の連続でした。
手に汗握る緊張感と美しい上空の風景。
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり
公開日
2020年1月17日
上映時間
101分
キャスト
- トム・ハーパー(監督)
- フェリシティ・ジョーンズ
- エディ・レッドメイン
- ヒメーシュ・パテル
- トム・コートネイ
予告編
公式サイト
感想レビュー
好きだった点
気球に乗って空へと旅だった2人。
気象学者ジェームズにとっては初めての空の旅になります。
科学者らしく空の上でも計器ばかりを見ていて全く周りを見ないジェームズに、空の美しさを伝えた気球操縦士のアメリア。
ジェームズが見た空は本当に美しい景色でした。
気球の上昇とともにどんどんクリアに描かれる空は、邪魔なものが一切ない広い世界でした。
きっと2人が見た世界は、本当にこんなに美しかったんだろうなと感じるほどでした。
それと同時に澄み切った空の様子に高度の高さを感じてしまいます。
その色はいつも私たちが見上げる空の色ではなく、張り詰めた緊張感すら感じる空の色でした。
そして、その緊張感は自然の恐怖も伝えています。
嵐や酸素の薄さやマイナスになる気温。
どれも人間にはどうすることも出来ない自然現象で、空が美しすぎるがゆえに、見ていて自然の脅威も充分に伝わってきました。
嫌いだった点
冒頭に「 事実を元にした物語 」と説明されますが、実は本当にこの時気球に乗っていたのは男性2人でした。
ジェームズは実在する人物で気球に本当に乗っていますが、彼と一緒に気球に乗ったのは同じ科学者の男性でした。
事実を変えてまで女性の人物を登場させたのは、今のハリウッドの流れなのかなと思いますが、事実通りでもよかったのではないかなと思ってしまいました。
見どころ
1862年に気球に乗って人類初の高度を目指すわけですから、それがどれほど危険なことかは言うまでもありません。
安全に帰ってこれるわけもなく、何度も危険な目に会います。
嵐で飛ばされそうになりゴンドラから投げ出されたり、降下するために気球の上に登ったりもします。
いつ落下してもおかしくない状況はハラハラドキドキの連続です。
思わず体に力が入ってしまったり、「 あっ 」と口にしてしまいそうな感覚に何度も襲われます。
彼らがどうなってしまうのか分からない緊張感は気球だからこそ味わえるもので、最後の最後まで続く緊張感はこの作品の大きな見どころです。
まとめ
映画の中で描かれている空の美しさには心から感動し、彼らが空を目指すのも納得できる美しい空が広がっていました。
また空の上で経験する恐怖は本当にドキドキしてしまいます。
事実を元にしながらも作られた登場人物という点さえ理解していれば、緊張と感動の両方が楽しめる作品になっています。