「 ターミネーター ニュー・フェイト 」考察レビュー、審判の日はどうなったのか?
映画ライフ楽しんでますか?
今回は、ペンネーム ピロさんからの投稿です。
この作品は機械(ターミネーター)と人類の戦いが過去と未来で交差していくSF映画です。
ちなみに、今作は1991年公開の「 ターミネーター2 」の正当続編となります。
更に、ターミネーター1、2を世に送り出した名監督 ジェームズ・キャメロンが28年ぶりに製作総指揮に乗り出したことも話題になっています。
ターミネーターシリーズ生誕35周年記念作品ともなっています。
リンダ・ハミルトンがサラ・コナーを28年ぶりに演じます。
シリーズを全て見ている方はもちろん、ターミネーター2しか観ていないという方も楽しめる作品となっています。
私の見解ですが、特にアクションシーンは歴代シリーズ最高と言っても過言ではありません。
今回は、過去のシリーズ作品を見ていない方向けにも過去作の話も加えつつ、可能な限りわかりやすく解説していきます。
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
ターミネーター ニュー・フェイト
公開日
2019年11月6日
上映時間
128分
キャスト
- ティム・ミラー(監督)
- アーノルド・シュワルツネッガー
- リンダ・ハミルトン
- マッケンジー・デイヴィス
- ナタリア・レジェス
- ガブリエル・ルナ
- ディエゴ・ボネータ
- エドワード・ファーロング
- ブレット・アザー
- ジュード・コリー
- エンリケ・アルセ
- トム・ホッパー
- アリシア・ボラチェロ
- フレイザー・ジェームス
- トリスタン・ウヨア
- ステーヴン・クリー
- マニュエル・パシフィック
- ペドロ・ルドルフィ
- クラウディア・トゥルヒーヨ
- マリオ・デ・ラ・ロサ
- スチュアート・マククェリー
- タバタ・セレッソ
- ニック・ウィットマン
- ステファン・オイヤング
- ジェームス・バリスケール
ティム・ミラーは、「 デッドプール 」(2016年)でも有名ですね。
予告編
公式サイト
感想レビュー
好きだった点
舞台はターミネーター2から3年後の世界。
人工知能スカイネットが存在しない世界でサラとジョンは、メキシコのビーチで休暇を取っていた。
そこにターミネーター(T-800)が現れジョンが撃たれてしまいます。
サラも応戦しますが、時すでに遅し。ジョンは殺されてしまいます。
任務を完了したターミネーターは、その場を静かに後にします。
映画冒頭10分ほどのシーンでいきなり衝撃が走りました!
それから22年の時が経ち、生きる目的を失ったサラ。
彼女のこれからの行動や、スカイネット無き今、ジョンを抹殺してからの目的を見失ってしまったT-800がどのようになっていくかは見どころの1つだと思います。
嫌いだった点
今回の作品が過去の作品(ターミネーター3、ターミネーター4、ターミネータージェニシス)から完全に切り離してターミネーター2の正当続編という主張を強くしすぎている部分ですかね。
ストーリーは面白かったのですが、全シリーズを見ている私の意見だと過去の作品のネタや要素を絡めてくれればもっと興奮する作品になったんじゃかな?と思いました。
まあターミネーターシリーズは3から興行収入が落ち込んでいたみたいなので、プロデュース側も慎重になっていると思いますね(笑)
見どころ
見所は冒頭でも書きましたが、アクションシーンですね。
今までの作品は、アクションと言うよりマシン同士のぶつかり合い(肉弾戦)のようなイメージがありました。
しかし、今作品はスピーディーなアクションが多く、監督ティム・ミラーのデッドプールのような激しいアクションを彷彿とさせる仕上がりになっています!
考察・疑問点
ターミネーターが送り込まれた理由
スカイネット消滅後にターミネーターが送り込まれた理由は?
前作のターミネーター2では、サイバーダイン社が破壊されスカイネットが消滅した為、審判の日は回避されました。
しかし、その後にダニーをターミネーター(REV-9)から救った強化人間グレースの口から未来の話が語られるシーンがあります。
グレースの未来では2042年、人工知能リージョン(LEGION)が反乱を起こして数十億の人間が犠牲になったと。
生き残った人類は、リージョン率いる機械軍との激しい戦いを繰り広げていたと言いました。
そこへダニーがジョンと同じく未来で人類抵抗軍の指導者になる人物であることを明かされます。
そのため、リージョンが過去へターミネーターを送り込んだというわけです。
ジョンの死後サラは何をしていたのか
サラはジョンの死後、喪失感から立ち直る事ができず、酒を飲む日々が続いていました。
ある日、何者からかメールが送られてきます。
そこには未来から来るターミネーターの出現場所と時間が記されていまして、サラはそのメールを頼りにターミネーター狩りをしていたのです。
ジョンを殺したターミネーター以外にも複数のターミネーターが送り込まれ、それを全てサラが破壊したというのはスゴいですね!
イニシャル「 T 」が付いていない理由
今作に登場するターミネーターにイニシャルのTが付いていない理由は?
以前のターミネーターであれば、Tシリーズで統一されていました。
しかし、今回の新しいターミネーター(REV-9)は、どこにもTのイニシャルがありません。
これは、今作で登場するターミネーターがスカイネット製ではないからだと思われます。
スカイネット製だと「 T 」、リージョン製だと「 REV 」というイニシャルになっています。
ジョンを殺した後のT800
物語冒頭でジョンの抹殺に成功しますが、前作の出来事でスカイネットは消滅していた為、任務達成後は自分の目的と存在理由を見失ってしまいます。
その後、人間の女性とその息子と一緒に暮らすようになり自身をカールと名乗るようになります。
人間社会に溶け込み人間の心を学び、次第に良心が芽生え始めたカール。
次第にジョンの命を奪ったことを後悔するようになります。
サラに生きる目的を与える為に、別のターミネーターがタイムトラベルしてくる予兆を察知する機能を使い、匿名で出現する時間・座標をサラにメールで送っていた。
そして、グレースによりメールの発信源を突き止められサラ、ダニー、グレースは発信元のテキサス州の山奥にある家に到着して、カール(T-800)と出会うのです。
T800がサングラスを付けない理由
全シリーズでターミネーターのトレードマークとも言えるサングラス。
今回は付けていませんでした。
あくまで考察ですが、サングラス姿のターミネーターは冷酷な殺人マシンとして任務をこなすイメージが強かったですよね。
今回は、スカイネットからの指令ではなく人間の心を理解した上で、自分の意思でダニーたちに協力する事を選んだT800。
自分は暗殺者ではなく改心したことをサラにアピールする為に付けなかったと思います。
まとめ
この記事を見て頂いてありがとうございます。
この記事をきっかけに作品に興味を持って頂いたら幸いです。
ターミネーターシリーズは、私が小さい時からVHSでよく観ていて人生で1番多く観た作品と言っても過言ではないです。
シュワちゃんの映画と一緒に成長したとも言えます。
今回でターミネーター役は最後と言っていたアーノルド・シュワルツネッガー。
非常に残念ですね。
現在は劇場での公開は終了していますが、今年春先くらいにはBlu-ray&DVD、レンタルも開始されると思うので、是非みて下さい。
前作のターミネーター1、2を予習してから観るとより一層面白く観れます。