「 レ・ミゼラブル 」考察レビュー、タイトル由来はラストで明らかに

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今回は、フランス映画の「 レ・ミゼラブル 」です。

「 レ・ミゼラブル 」と聞けばヴィクトル・ユーゴーの小説、もしくはその小説をもとにしたミュージカル映画を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

今作は、現代のフランスで起きている問題がテーマとなっている作品です。

しかし、ヴィクトル・ユーゴーの小説と全く関係ないわけではありません。

なぜ今作のタイトルが「 レ・ミゼラブル 」となったのか?

それは劇中のラストで分かるようになっていました。

それでは「 レ・ミゼラブル 」のネタバレ感想をどうぞ。

画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)

目次

レ・ミゼラブル

©︎レ・ミゼラブル

公開日

2020228

上映時間

104

キャスト

  • ラジ・リ(監督)
  • ダミアン・ボナール
  • アレクシス・マネンティ
  • ジェブリル・ゾンガ
  • ジャンヌ・バリバール

予告編

公式サイト

レミゼラブル

感想レビュー

好きだった点

フランスの問題に直面することができる作品です。

おしゃれで華やかなフランスは「 レ・ミゼラブル 」の中には全く登場しません。

貧しい地域で起きている移民問題の闇と恐怖が淡々と描かれているのです。

聞こえてくる言葉がフランス語でなければ、フランス映画とは分からないほど、私たちの全く知らないフランスがそこには映し出されていました。

移民同士の戦い、宗教の戦い、警察という権力の誇示。

冒頭のシーンで映し出された2018年のサッカーW杯でフランスが優勝し、国民全員で喜び合う姿からは、ほど遠いものでした。

小説「 レ・ミゼラブル 」の舞台となった街で今何が起きているのか。

ここで起きている現実を知ることができると同時に、それは遠い国の出来事ではないと突きつけられる作品でした。

嫌いだった点

前半の物語が淡々と進む点。

それが後半の展開をとても引き立たせるのですが、前半は大きな展開もなく淡々と進んでいきます。

見どころ

ネタバレになりますが、ラストで大人たちに復讐する子どもたちの暴動はかなり見応えあります。

大人顔負けのことを子どもたちはやってしまうのです。

暴動を起こし暴れる彼らの姿は、ただ悪いとだけでは見ることのできない苦しさを感じます。

これを招いてしまったのは大人だから。

ただ子どもたちは、そんな大人が嫌になり復讐しただけなのです。

そして、ラストは完全に私たち大人へ訴える終わり方です。

「 育て方が悪かっただけ 」という言葉が、心の奥底にズシンと響きます。

環境が子どもを変えてしまうのです。

犯罪者を作るのも善良な市民を作るのも環境次第なのです。

それを全世界の大人たちへ訴える終わり方になっていました。

まとめ

全世界の大人は見るべき作品だと思わせるのが「 レ・ミゼラブル 」でした。

犯罪者を作るのは育て方で、生まれてきた時は善も悪もない。

ラストのヴィクトル・ユーゴーの言葉が心に突き刺さります。

全世界がギスギスしている今だからこそ見るべき作品。

それが「レ・ミゼラブル」です。

今回は、ペンネーム(Yoko)さんからの投稿レビューでした。

ミュージカル版「 レ・ミゼラブル 」は、僕も大好きな作品でして、映画館で見にいきましたね。

アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライド、ヒュー・ジャックマン、エディ・レッドメイン、ラッセル・クロウなど。

皆さんめちゃくちゃ歌うますぎてビックリしましたね。

作品としても素晴らしく、一度は見るべきと感じました。

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