世界的に有名なミュージカルスター、ジュディ・ガーランドの晩年を描いた伝記映画「 ジュディ 虹の彼方に 」
今作では、ハリウッドの一時代を築いた彼女の孤独や苦しみ、あまり知られていなかった部分が描かれます。
本記事では、作品の見どころを紹介していきますので、是非ご覧ください。
ジュディ 虹の彼方に
公開日
2020年3月6日
上映時間
118分
キャスト
- ルパート・グールド(監督)
- レニー・セルヴィガー
- ジェシー・バックリー
- フィン・ウィットロック
- ルーファス・シーウェル
- マイケル・ガンボン
予告編
考察・感想レビュー
好きだった点
ジュディ役を務めたレニー・セルヴィガ-の演技と歌声が素晴らしかったです!
ロンドン公演での歌唱シーンは、全てレニー・セルヴィガ-が実際に歌っていて、その歌声はソウルフルで渋みがあり、見事でした。
そして、ジュディが憑依したような演技もすごかったです。
劇中の彼女の笑顔や目つきから不安や恐れ、孤独などを感じることができました。
ショービズ界に心身共に蝕まれてきたトップスターの哀愁を、よく再現できていたと思います。
嫌いだった点
嫌いだった点は特にないのですが、観る人を選ぶ作品だと思いました。
劇中では、ジュディの晩年にしか触れていないので、彼女の生い立ちや、その天才ぶりについて知らない人は、映画の内容があまり入ってこないかもしれないです。
見どころ
ロンドン公演でのシーンが、本作の見どころです。
ジュディを演じるレニー・セルヴィガ-の歌声が本当に見事で、圧倒されました。
特に、ジュディが人生最後の舞台で観客たちに支えられながら歌う「 Over the Rainbow 虹の彼方に 」は感動的です。
今作では、主にジュディが亡くなる前の半年間について描かれていますが、彼女の人生が壮絶なものだったということがよく伝わってきます。
特に、ジュディが自分の子供時代を思い出すシーンや「 生まれて初めてケーキを食べる 」という台詞は、彼女が母親やハリウッドの大人たちから常に追い込まれていたことを匂わせていました。
静かにストーリーが展開されていきますが、さりげない場面から主人公のディープな部分が伝わってくる点が、伝記作品としてすごいなと思いました。
まとめ
ジュディ役のレニー・セルヴィガーは、彼女のヒット作「 ブリジット・ジョーンズの日記 」「 シカゴ 」とはうって変わった演技を今作で見せてくれています。
是非、彼女の圧倒的な演技力にも注目してみて欲しいです!