人が怨念を抱いて死んだとき、呪いが生まれる。
日本を代表するホラー映画「 呪怨 」
サム・ライミが製作に加わりアメリカで新たなる実写化。
死ぬまで決して逃げられない恐怖。
ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷
あらすじ
森林地帯に放置された車の中から、変死体が見つかる。知らせを受けた女性刑事は同僚と共に現場に向かい、腐り果てた遺体の所持品から住所を見つけ出す。その場所は、過去にとある事件が起きた現場だった。死体と事件との関連を疑った刑事は、単身でその屋敷に向かい、尋常ならざる存在の気配を感じる。
公開日
2020年10月30日
原題
The Grudge
上映時間
94分
キャスト
- ニコラス・ペッシェ(監督)
- アンドレア・ライズボロー
- デミアン・ビチル
- ジョン・チョー
- ベティ・ギルピン
- リン・シェイ
予告編
考察・感想レビュー
清水崇監督によるホラー映画「 呪怨 」
2004年には米国でリメイク版「 THE JUON 」が公開されると世界的話題に。
ハリウッドでは今回が4作目となります。
本作はシリーズをリブートした内容であるため、これまでの「 呪怨 」を見ていなくても楽しめます。
好きだった点
頭部から指が出てくるシーンをはじめ、ビジュアル的に強烈なシーンが多め。
短時間のシーンやカットで見ている側に刺激を与えてきます。
この臨場感と映像技術はハリウッドならでは。
本作は日本のシーンから始まり、不気味さが良い。
一気にこの世界観に引きこまれます。
嫌いだった点
日本特有の怖さが好きな人は、やはり合わないのかなと思います。
画面いっぱいに大胆な襲いかかるシーンがあったり、謎のスピード感があったりと。
ときどきナゼかモンスターパニック感&ゾンビ感が出てしまう。
あまり怖くないシーンが多かった。
見どころ
タイトルにもあるように、「 屋敷 」に関わった様々な境遇および立場の登場人物。
過去の事件と交錯しながら、ストーリーが進行するので展開が面白いです。
- 屋敷に足を踏みいれてしまった女性警官(主人公)
- 屋敷に執着しすぎておかしくなった警官
過去シーンにて展開されるのですが、だんだん狂っていく様子は見応えあり。
< 屋敷を管理する不動産 >
登場人物全員が悲運で、かわいそうな立ち位置だったと思います。
< 屋敷に住む老夫婦 >
婦人がイナイイナイバアをするシーンはかなり不気味。
日本で起きた「 呪怨 」の事例をリサーチした警官など、細かいシーンもポイントです。
まとめ
「 呪怨 」シリーズのファンからは辛口評価がつくかもしれませんが、十分楽しめる作品でした。
今年の日本映画でホラーの公開はそこそこありましたが、海外版のホラーが見たい!
という人は必見かと。
日本発で海外製作の作品はジャンル問わず好きなので、今後もハリウッドから目が離せません。
この作品を見た後は、シャワーやお風呂のときに警戒するようになるのかもしれません。