「 フライト 」考察レビュー、驚愕の背面飛行を成し遂げた英雄パイロットはアル中のおっさんだった

当ページの画像はIMDbまたは公式サイトより引用
  • URLをコピーしました!

映画ライフ楽しんでますか? 

デンゼル・ワシントン強化月間なので今回も彼の作品を紹介します。

あなたは飛行機が墜落する確率を知っていますか?

飛行機が墜落する確率は、0.0009%です。

これは、米国国家安全運輸委員会(NTSB)の調査によってはじき出された数字。

宝くじで1等を当てる確率が、0.0008%なので、飛行機が墜落する確率は宝くじ1等に当選する確率よりも低いということがわかりますね。

せっかくなので、今回は最後に飛行機事故で生き残る確率を高める方法を伝授しようと思います。

サクッといきましょう。

画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)  
目次

フライト

©︎フライト

公開日

2013年3月1日

上映時間

139分

キャスト

  • ロバート・ゼメキス(監督)
  • デンゼル・ワシントン
  • ケリー・ライリー
  • ブルース・グリーンウッド
  • ドン・チードル
  • ジョン・グッドマン

予告編

公式サイト

なし

作品評価

  • 映像
  • 脚本
  • キャスト
  • 音楽
  • リピート度
  • グロ度
  • 総合評価

感想レビュー

©︎フライト

好きだった点 

冒頭から展開される墜落までの描写は、ハラハラすぎて2度と飛行機には乗りたくないと思わせるそんなシーンでした。

アルコール中毒の機長ウィトカーを演じたデンゼル・ワシントンも最高で、今作は1人のアルコール中毒の更生を描いた作品なのです。

飛行機モノの映画は、トム・ハンクス主演の「 ハドソン川の奇跡 」が有名ですが、映画としてはフライトの方が断然面白かったですね。

ハドソン川の奇跡は実話でして、USエアウェイズ1549便不時着水事故を題材としています。

一方、フライトは実話のように見えますが、完全なフィクション映画です。

嫌いだった点 

もはや飲酒運転の飛行機版です。

実際にお酒を飲んで飛行機を操縦していたウィトカーですが、もし飛行機事故の当事者で助かったとしても機長を許せるかどうかですね。

僕は許せたと思いました。

印象に残ったシーン 

やはり背面飛行のシーンが印象的でした。

酔っ払いながら、しかもコカインを摂取している状況であの背面飛行の判断ができたウィトカーヤバすぎです。

フィクションですが、薬のおかげで頭が冴えていたから的確な判断ができたのか?

そんなわけないですよね。

特別映像

実際の撮影風景の紹介がされていまして、エキストラの人も撮影を楽しんでいたそうです。

考察・疑問点

©︎フライト

カテリーナ・マルケス(=トリーナ)はアル中だった

公聴会でのワンシーン。

弁護士の助言もあり、無事終わるはずだった公聴会。

しかし、最後の最後でウォッカの空き瓶について質問されたウィトカー。

この時に初めてトリーナがアル中だった事実を知るんですよね。

ウォッカを飲めたのは乗務員5人だけであり、死亡した1人を除く2人はアルコール反応なし。

よって必然的にウォッカを飲めた人物は、ウィトカー、トリーナの2人だけです。

しかし、死んだトリーナに罪を被せることが出来なかったウィトカーは、自分が全部飲んだと白状して逮捕されました。

トリーナに罪を被せることも可能だったウィトカーは、罪悪感に勝てずこれ以上の嘘を重ねることが出来なかったのでしょう。

アルコール克服

公聴会の最後で自分の罪を白状したウィトカー。

映画のラストシーン、刑務所の囚人たちに公聴会での話をしているウィトカーの姿がありました。

彼はこのように言いました。

「 まるで生涯のウソをつき切ったみたいだった。それ以上のウソはつけなかった。」

「 あと1つのウソをつけば、今頃、偽りの誇りを掲げて空を飛んでいただろう。」

最後の最後で罪を認めたウィトカーに拍手です。

ウィトカーは終身刑?

ラストシーンで「 この先、少なくても4〜5年は刑務所にいる 」と発言していることから、終身刑にはなっていないと思われます。

多くの命を救ったことが考慮されたかは不明ですが、それほど長い刑期は受けていなかったのだろうと思いますね。

飛行機事故の生存率を高める

飛行機事故。出来ることなら遭遇したくないですよね。

今回は飛行事故に遭った際、可能な限り生存率を高める方法を伝授します。

結論、最も生存率が高い座席は、後部の3分の1です。

人間死ぬ時は何をしても死にます。後部座席に座っていても死ぬ場合もありますし、前の座席に座っていて生存する場合もあります。

飛行機事故での死亡者は、不時着時の逃げおくれによる炎上が大半の原因と言われています。

要は、飛行機に搭乗した時からすでに生存率はある程度決まってしまっているのです。

生存率を高める唯一の方法は、出口から5列目以内の席を確保すること。

飛行機事故の80%は離陸後の3分間、着陸前の8分間の時間帯で発生しているので、この時間帯は特に警戒しておくことが大切です。

今作での墜落シーンを見てもわかるとおり、墜落時は列車と列車が衝突するほどの衝撃があなたを襲います。

シートベルトをしていないと、ほぼ100%死亡しますので、ベルトの着用は忘れずに。

墜落時の90秒があなたの命運を分けます。墜落後、90秒以内に炎と煙が乗客の席まで到達するので、素早く逃げきりましょう。

まとめ

©︎フライト

いかがでしたか?

アルコール中毒は厄介ですね。

克服まで相当な覚悟が必要なのではないでしょうか。

公聴会前に9日間もお酒を絶っていたウィトカーは、室内冷蔵庫にある大量のアルコールを見て心が揺らぎます。

誘惑に負けてお酒を大量に飲み、便器に頭をぶつけて血まみれで発見されたシーンは一番笑いました。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

この記事をシェア
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次