こんにちは、Johnです。
映画ライフ楽しんでますか?
今回は、ペンネーム(@川瀬ゆう)さんからの投稿レビューです。
アメリカ史上最悪の殺人鬼を描いた「 テッド・バンディ 」
実際に起きた凶悪犯罪を題材にした作品は多いですね。
ではサクッと見ていきましょう。
↓ ↓ ↓ ↓
IQ160の天才的な頭脳と美しい容姿を持ちながら、数多くの女性を強姦・殺害した稀代の殺人鬼、テッド・バンディ。
シリアルキラーの語源ともなった彼の裏側に迫る作品です。
テッド・バンディ役のザック・エフロンの演技が、とにかく素晴らしい!
映画自体も面白いんですけど、圧倒的にすごかったです。
この記事では、ザック・エフロン演じるテッド・バンディの溢れんばかりの魅力と、作品の見どころについて語ります。
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
作品情報
Extremely Wicked, Shockingly Evil and Vile
公開日
2019年12月20日
上映時間
108分
キャスト
- ジョー・バリンジャー(監督)
- ザック・エフロン
- リリー・コリンズ
- ジョン・マルコビッチ
- カヤ・スコデラーリオ
予告編
公式サイト
ネタバレ・感想レビュー
好きだった点
ザック・エフロンといえば、「 グレイテスト・ショーマン 」のフィリップ役。
爽やかなイケメンのイメージだったのですが、こんな演技もできるのかと衝撃。
今回もイケメンはイケメンなのですが、何せそこはシリアルキラー。
ちょっとした表情や仕草からほんのり漂う禍々しさときたら。
恋人のシングルマザー・リズとその娘・モリーに優しく微笑みかけるさまも、どこか演技がかっているというか。
そして、ぬめっとした闇を感じさせつつも、圧倒的に魅力的。
リズと出会ったその日に、彼女の家に泊まるのですが、翌朝フリフリのエプロンを身につけて、2人のために朝ごはんを作ってあげている姿が最高。
イケメンなのに、ちょっとあか抜けない感じが、たまらなく可愛らしい。
子どもとはしゃぎまわるバンディ、リズとけんかして捨てないでと懇願するバンディ。
お前は何なんだ?と思うほど、彼は愛すべき人物として映ります。
時折見せる邪悪さも魅力を引き立てるスパイスに。
正直、本人の写真や映像を観ても、逮捕後のバンディのカリスマ的人気にピンとこなかったのですが、映画を観て、これは!となりました。
すっかりバンディの魅力の虜に。
テッド・バンディのようなある種のカリスマ性のある実在の人物は、映画にすると陳腐になりがちですが、本作は素晴らしかったです。
ザック・エフロンの新境地なのでは、これ!?
嫌いな点
正直なところ、宣伝コピーの「 バンディの衝撃的な真実が明かされる 」の文句はおおげさかと。
ストーリーの上では確かに衝撃的なシーンなのですが、彼がシリアルキラーと知ったうえで観ている身としては、真実と言われるともっとすごい何かをイメージしてしまいますね。
例えば、真の動機について話したとかを想像してしまうので、肩透かし感は否めません。
見どころ
バンディ自らが弁護をする法廷シーンに要注目。
蝶ネクタイをキュッと締め、マスコミや司法の前で、まるでショーのように振る舞います。
そんな彼の姿を見るために、法廷は女性ファンで満員。一連の法廷シーンからはバンディがいかに魅力的で、賢く雄弁で、そして傲慢なのかが伝わってきます。
ジョン・マルコビッチ演じる判事が「 極めて邪悪、衝撃的に凶悪で卑劣 」とバンディを評し、そのうえで、彼の才能を惜しんだ判決シーンは、心に突き刺さりました。
考察・疑問点
これまでのシリアルキラーものと違って、バンディを愛した女性の視点で、ラブストーリーのような描き方をしている点が新しい。
残虐なシーンや映像もほとんどなく、例えば「 殺害時に使ったストッキング 」といった小道具などで、バンディの犯行が説明されます。
彼の邪悪さを明示するシーンも、前半は犬にすごい勢いで吠えられる場面くらいです。
バンディの目がめちゃくちゃ怖く、夢に出てきそうですが。
そのソフトな表現こそが、観るものの想像力を掻き立てるとともに、「 バンディ=凶悪犯 」というイメージを徐々にぼやかしていきます。
テッド・バンディについて割と詳しい私でさえ、「 本当に彼は凶悪犯なのか? 」と思ってしまうほどに。
それだけに、ラストでリズとバンディが対峙するシーンはずしっと重かったです。
「 信じる 」ということの難しさ、残酷さを突きつけられ、そしてバンディのおぞましさを再認識しました。
シリアルキラーものの新しい表現を生み出した作品として、語り継がれるのではないかと個人的には思っています。
また、バンディの生い立ちや若き日の失恋に触れていないのも、賛否は分かれるかと思いますが、良かったと思います。
そこを描いてしまうと、恋人のリズ視点の映画であるという軸がぶれてしまいますし、「 だからバンディは凶行に及んだ 」と観客が悪い意味で納得してしまいそうなので。
ツイッターの声
テッドバンディ観てきた。
めっちゃ面白かった、すごく良かった。
テッドバンディのこと知らなかったらもっと凄かったと思うけど、知らなくてもどんでん返しにビビると言うより衝撃を受けると言うか辛くなると言うか…
とにかく凄く好きな映画だった。 pic.twitter.com/XBBZrSqLhg— ぢゃに@同人誌の設定無限思いつき太郎 (@deena_yyi) January 30, 2020
上映最終日のテッドバンディ、極めて写実的で予想を遥かに超えてきた pic.twitter.com/EBhUIUwPME
— nilüfer (@iirrkk92) January 30, 2020
『テッド・バンディ』、最後の10分がかなり衝撃で震えた。途中やや退屈に感じたけどラストで感想が一転、ちょっと泣きそうになった。それにしても裁判官、検察官役がアク強めだったなあ。シェルドン…… pic.twitter.com/LpJFS4seU0
— ほめるいぬ (@homehomeken) January 26, 2020
テッド・バンディ、鑑賞!全米殺人鬼でも格段に残忍で、異常にチャーミングな殺人鬼の素顔を彼に最も近い位置にいた存在から解き明かしていく淡々として衝撃的な逸品。最後観客に突き付けられる極めて邪悪な真実には、人の悪意という深淵を覗いてしまう怖さがあった。私的に凶悪以来の面会室映画の傑作 pic.twitter.com/kyfcQOD2jy
— 梶原一郎 (@robosuretaroji_) January 26, 2020
テッド・バンディ
こんなに観なければよかったと思った映画初めて
ただただつらい気持ちになるだけで私が映画に求めるもの?と方向性の違い………
ザックエフロンとリリーコリンズが観たかっただけなんだよ、 pic.twitter.com/vDjKn2dj0a— はまゆう (@oishianmitsu) January 29, 2020
「テッド・バンディ」@ TOHOシネマズシャンテにて。30人以上を殺害、IQ160の頭脳と美しい容姿で司法・メディアを翻弄したテッド・バンディ。しかし、一人殺されなかった女だけが知る真実があった。1970年代のアメリカを震撼させた殺人鬼テッド・バンディの実録犯罪ドラマ。 pic.twitter.com/FccPgTpNgT
— 京都のまさ (@kyoto_masa) January 29, 2020
『テッド・バンディ』観た。ザック・エフロンの胡散臭さを活かしたキャスティング。恋人視点から描くことで、世紀の連続殺人鬼も不運な冤罪人のように見えるから面白い。レクター博士の恋人視点って感じかな。エンドロールで出てくる実際の映像が劇中そのままで感動する。滲み出る狂気のバイブスが強い pic.twitter.com/f2gqKirIzq
— Little_fibers (@Toweleeeiee) January 25, 2020
『殺人鬼との対談:テッド・バンディの場合』を鑑賞。彼を巡る4時間に渡るドキュメンタリー作品。先日観た映画『テッド・バンディ』の内容を更に別角度から掘り下げられて興味深かった。そして胸糞が悪かった。逮捕されて脱走してまた人殺すとか、何やってんだ、この人。これは、ちょっと、重いわ。
— 仗桐安 (@jokirian) January 25, 2020
テッドバンディすごく良かった。言うの二度目だけど。ザックエフロン面影あって適役だったけど。ブラピが演れば。とにかくテッド何してもいいわってなる映画。私ってこう言うタイプのキャラ好きなんだな。実際はどうだった?本当に?とネット漁る。無実でしょ?と。当然映画のみの判断w
— ユカリンナ (@yukarinna) January 25, 2020
「テッド・バンディ」鑑賞。無罪を主張する連続殺人犯テッド・バンディと、そうとは知らずに彼と付き合った女性の葛藤。なんの予備知識も持たずに見たらもしかしたら「彼は本当は無罪かも」と思って逆転劇を期待してしまうかも。信じたい物しか目に映らない怖さ。 pic.twitter.com/R7DE83YAsF
— ゆうろう (@t_yuro) January 23, 2020
IQ160とも言われ、弁護士に頼らず自ら法廷で自己弁護を繰り広げた米シリアルキラー“Ted Bundy”。映画『テッド・バンディ』は最愛の恋人であったリズの視点からバンディを描いた作品で、彼女の混乱が伝染してくるような感覚に陥る。最後の面会室、隠されていた悪意が解放された瞬間は本気でゾッとした。 pic.twitter.com/0ndXcozuto
— INSPI(インスピ)|広告デザインとアイデアの教科書 (@inspi_com) January 19, 2020
まとめ
今までシリアルキラーものはたくさん観てきましたが、新しい切り口ですごく面白かったです。
実際の事件をもとにした映画が好きな人、役者の演技重視の人には、特におすすめです。
ザック・エフロン最高ですし、エグいシーンも少ないし、108分と短めなので、騙されたと思って観てみてください!
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完