エディ・マーフィーの「 星の王子 ニューヨークへ行く 」の続編がなんと30年以上ぶりに戻ってきました。
エディ・マーフィーの代表作の1つとされ、今だに皆に愛されている「 星の王子 ニューヨークへ行く 」
特に黒人たちの間では大人気の作品です。
そんな作品がさらにパワーアップして現代に戻ってきたのです。
現代社会の問題も反映している続編は、前作ファンはもちろん多くのファンが楽しめる内容になっています。
星の王子 ニューヨークへ行く2

あらすじ
王位継承者を必要とするアキーム王子。行方不明の息子を探し出し、ザムンダに連れ戻すため、彼はニューヨークのクイーンズに帰ってきた。
公開日
2021年3月5日
原題
Coming 2 America
上映時間
110分
キャスト
- クレイグ・ブリュワー(監督)
- エディ・マーフィ
- アーセニオ・ホール
- ジャーメイン・ファウラー
- キキ・レイン
予告編
考察・感想レビュー

好きだった点
前作を見たことある人ならば、絶対に楽しめる内容。
とにかく懐かしい顔ぶれが多く登場します。
アキーム(主人公)はもちろん、セミや妻のリサ。
アキームの父親やリサの父親、召使やハンバーガショップの店員まで。
さらにはエディ・マーフィーやアーセニオ・ホールが演じた1人4役の登場人物に加え、最後の最後に登場する人に驚かされること間違いなしです。
前作から30年経っているので、みんな歳を取っていますが、前作同様に元気を与えれくれます。
これだけ前作のキャストを揃えたのも凄いし、皆が前作のキャラクターのままで登場するので、見ていてなんだか嬉しくなってしまいました。
嫌いだった点
30年前に一旦終わった物語の続編を作ったので、脚本に少し無理があるかなと。
婚外子がいたという設定は、ロッキーシリーズの続編「 クリード 」でも使われていたので、名作の続編を作るには多少の無理やり感は仕方ないのかなと思いました。
見どころ
前作と同様に、エディ・マーフィーとアーセニオ・ホールは1人4役をこなしています。
しかもエディ・マーフィーは、全て前作と同じ人物を演じているのです。
彼のエンターテイメントの凄さを改めて感じることができます。
コメディー俳優として一時代を築いたエディー・マーフィーの凄さは、今もなお健在です。
歌にダンスにジョークと、彼の全ての才能を堪能することができました。
60歳近くになった彼の深みと渋さも加わり、新たなエディー・マーフィーの魅力を感じました。
前作を見ていない人にも分かるように、前作の内容が丁寧に説明されています。
よって、本作だけでも楽しめますし、前作ファンにとっては過去の振り返りを楽しめます。
そんな前作のエピソードが満載の本作ですが、それだけでなく現代人が抱える問題がしっかりと描かれています。
後継者問題や女性の地位。
さらには貧しい家庭に生まれた子供など、社会から存在を認めてもらえない人たちのエピソードにもなっています。
それがエディ・マーフィー世代の子供たちの物語にもなっている点が、現代社会がリアルに反映されているのではと思いました。
まとめ

30年ぶりに帰ってきた「 星の王子 ニューヨークへ行く2 」
笑いのセンスはパワーアップし、現代社会をリアルに描いている作品となっています。
できれば前作も合わせて視聴するのをオススメします。