「 ANNA アナ 」考察レビュー、ソ連の諜報機関KGBが造りあげた最強の殺し屋

当ページの画像はIMDbまたは公式サイトより引用
アナ
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映画ライフ楽しんでますか?

今回は、ペンネーム(@トニー)さんからの投稿レビューとなります。

自分以外の何かのために無駄に生きるか、自分のために死ぬか(アナは死にません)

マイノリティー世界で、マイノリティーなアナが出した答えは何だったのか?

上映終了後、座席から直ぐに立ち上がれず、物思いにふけることでしょう。

美しく魅力的な女性に男が惹かれるのは世の常。

画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)

目次

ANNA アナ

アナ
©︎ANNA アナ

公開日

2020年6月5日

上映時間

119分

キャスト

  • リュック・ベッソン(監督)
  • サッシャ・ルス
  • ルーク・エヴァンス
  • キリアン・マーフィ
  • ヘレン・ミレン
  • アレクサンドル・ペトロフ

予告編

公式サイト

アナ

感想レビュー

アナ
©︎ANNA アナ

好きだった点

  1. 物語のターニングポイント(結末)を先に見せる手法
  2. サッシャのガンフーアクショ
  3. 人生の転換期

① 結末の先行は緊張感を煽り、その過程をさかのぼって安心感や既視感とともに追体験する演出が「 なぜこうなった? 」と好奇心を刺激してくれて、個人的には終始ワクワクできました。

② 初仕事(暗殺)で40人の男を相手に大立ち回りを魅せます。

敵の銃、割れた食器、フォーク、その場にあるものを駆使して男達を血祭りに上げていくシーンは圧巻。

映画「 ジョン・ウィック 」シリーズを彷彿とさせ、彼女の細く伸びた手脚が武闘派キャラたちの体の自由をいとも簡単に奪っていくさまは、

最速のルービックキューブ解き、スマートな知恵の輪解きを見ているかのようで、爽快感すら覚えました。

③ ダメ男と生活を共にし、薬物中毒でもあった自己肯定感最低で人生のドン底だった時、KGBエージェントのアレクセイ(ルーク・エヴァンス)がアナに

「 KGBに入るか、ここで死ぬか 」と選択を迫ります。

自由を求めるアナにとってどちらも最悪の選択肢であるが、「 生 」への渇望と条件付きの自由に絆され人生をリスタートさせる様が1つの教訓を教えてくれた気がします。

それは、人生を一変させる重大な決断は往々にして当然やってきて、その時、選択肢がふんだんに用意されているわけではなく、2度目のチャンスが訪れる保証もない。

特にスパイの世界では顕著で、「 一寸先は闇 」状態なのでしょう。

嫌いだった点

見どころでもあるフラッシュフォワードについて、その巻き戻し効果の演出回数の多さから、

観客の混乱を招く可能性が多少あるということ。(狭い範囲での因果関係なのであまり気負う必要はないかと)

あともう少しだけサッシャのアクションシーン、ダーティーな拷問シーンやバイオレンス要素が欲しかったかなと。

見どころ

ヘレン・ミレン扮するKGB職員オルガとアナの関係性について、師弟関係、母娘関係を感じさせるやり取りが印象的です。

オルガはアナに昔の自分を投影していて、殺伐としたスパイの世界にどっぷりとつかり、血に染まった世界の一部になって抜け出せなくなる前に、巣立たせたいとする母心が垣間見えます。

ラストの「 やるわね、やればできるじゃないの 」的な、アナを称賛する「 ビッチ 」という言葉に集約されている気がします。

まとめ

アナ
©︎ANNA アナ

スカッとするアクションを劇場ならではの迫力や臨場感とともに体験し、コロナ渦のストレス解消の一助、自粛明け、劇場復帰の1本目におすすめしたい作品です。

アナ

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