前作「アバター」を初3D装置をつけての鑑賞以来、13年ぶりの続編。
今作は4DXで惑星パンドラの生活を体感しました。
この記事では、前作と対比しながら、アバターの魅力を記します。
アバター ウェイ・オブ・ウォーター
あらすじ
公開日
2022年12月16日
原題
Avatar: The Way of Water
上映時間
192分
キャスト
- ジェームズ・キャメロン(監督)
- サム・ワーシントン
- ゾーイ・サルダナ
- シガニー・ウィーバー
- スティーヴン・ラング
- ケイト・ウィンスレット
予告編
公式サイト
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
考察レビュー
前作も凄かったですが、それを一新させるほどの、圧倒的な映像体験でした。
アバターとは、現実の身体ではなく、仮想空間上の「 分身 」となるキャラのことを指します。
語源は、サンスクリット語の「 神の化身 」から。
そのアバターに入り込むのは、主人公のジェイクだけではなく、観覧者たちでもあるのです。
カメラワークも徹底した観客目線のため、没入感は並ではありません。
さらに、現実世界よりもクリアで解像度が高く、豊かな世界を見せてくれます。
特に魅せられたのは、海です。
水の青と透明感と光のプリズムに包み込まれながら、母なる海とは、こういうことかと納得したほどでした(4DXなので実際に水しぶきも上がっていましたが)
前作では、森の生活と、マウンテン・バンシー(翼竜)による飛行シーンが圧巻でした。
今作では、海の生活と、タルカン(巨大海洋生物)との邂逅シーンは、神々しさを感じられるほどで、イルカとクジラの神秘に迫った「 知られざるイルカの世界 」を思い出しました。
内容も良かったです。
前作は、植民地主義に対する抵抗の物語でした。
青い肌の民族ナヴィを未開人と呼び金儲けのために略奪を試みる、人類の未熟さ。
今作でも、そのテーマは引き継がれます。
さらに、そのシンプルな構図に加えて、家族愛、部族間の共生がテーマとなっていました。
13年ぶりの続編を、前作のラストの直後から描かずに、空白の期間がきちんと更新されているのが良かったです。
主人公は、立派な一族の長として、4人の子どもたちの父親として成長していました。
しかし、人生に困難はつきもの。
それをどのように乗り越えて行くか、という大事なメッセージが伝わってきました。
また、最大の魅力は、世界の作り込みの異常なほどのこだわりです。
衣食住、言語、アクセサリー、動植物、そのどれを取っても本当に存在するとしか思えないほどのクオリティーを感じます。
細部に神は宿り、その蓄積がパンドラの世界すべてをダイナミックに包みこんでいるのでした。
まとめ
アバターを通して体感した世界は、余りにも美しかったです。
情報量が多いので、何度も、じっくり楽しめるのが醍醐味かも知れません。
続編が無事に作られ、第3次パンドラ旅行が実現しますように。