こんにちは、Johnです。
映画ライフ楽しんでますか?
今回は、ペンネーム(@Yoko)さんからの投稿記事です。
サクッと見ていきましょう。
1月は話題作が豊富なので、毎日のように映画館に通っているYokoです。
今回はたくさんある話題作の中からクリント・イーストウッドが監督を務めた「 リチャード・ジュエル 」を紹介したいと思います。
FBIのプロファイルにより容疑者にされてしまったリチャード・ジュエル。
新聞に掲載されたことで、彼の人生は一変してしまいます。
FBIとマスコミに追い詰められていくリチャード・ジュエルですが、彼が容疑者になった決め手はプロファイリングからでした。
犯人像に当てはまってしまえば誰でも容疑者になる恐怖は、他人事ではないなと感じる映画になっていました。
それでは「 リチャード・ジュエル 」の感想をどうぞ。
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
リチャード・ジュエル(作品情報)
Richard Jewell
公開日
2020年1月17日
上映時間
131分
キャスト
- クリント・イーストウッド(監督)
- ポール・ウォルター・ハウザー
- サム・ロックウェル
- キャッシー・ベイツ
- ジョン・ハム
- オリビア・ワイルド
予告編
公式サイト
ネタバレ・感想レビュー
プロファイリングの恐怖
警備員だったリチャード・ジュエルは公園で爆弾の入ったリュックを発見します。
爆弾は爆発してしまいますがリチャード・ジュエルのおかげで、事件の被害者を最小限に抑えることができました。
翌日から爆弾の第一発見者としてヒーローになったリチャード・ジュエルでしたが、彼を地獄へと突き落とすことが起こります。
それはFBIが彼を容疑者として捜査しているという内容が、新聞社によってスクープされてしまったからでした。
ヒーローから容疑者になってしまったリチャード・ジュエル。
彼が容疑者になったのはFBIのプロファイリングの結果からでした。
- 貧しい下層の白人
- 太っている
- 仕事を転々としている
- 英雄にあこがれている
たったこれだけのことで容疑者にされてしまったのです。
法執行官に憧れていたリチャード・ジュエルは、警察になるためにたくさんの本を読み銃も所持しています。
それらのことが彼を容疑者としてどんどん追い詰めてしまいました。
今まで映画やドラマなどで扱われるプロファイリング捜査は、特殊なもので多くの事件を解決するものとして扱われることが多かったです。
しかし「 リチャード・ジュエル 」ではその恐怖と実態が描かれていました。
見た目や性格などから無実の人間でも犯人になってしまうのです。
リチャード・ジュエルは銃もたくさん持っていて、警察の捜査などに詳しいオタク気質がある人物でした。
でもそれは警察官になりたいという憧れから生まれたものだったのに、犯人像に当てはめられてしまい彼の生活は地獄に突き落とされてしまいました。
私も映画が好きでドラマもアニメもたくさん見ています。
オタクと言われればそうかもしれません。
でもそういう事が一歩間違えると容疑者になってしまうのです。
FBIのプロファイリングの様子を見ていると他人事とは思えない恐怖を感じてしまいました。
マスコミの恐怖
FBIから捜査状況を聞き出し、リチャード・ジュエルが容疑者であることを掲載した記者。
その記事によってリチャード・ジュエルは、一夜にしてヒーローから犯罪者に変わりました。
逮捕されたわけでもないのにマスコミは彼を犯人扱いし、彼の過去を暴きます。
家の前に張り付き家族をも監視するマスコミにとっては、すでに彼は犯人なのです。
しかもマスコミが世間に伝える内容もFBIのプロファイリング同様、リチャード・ジュエルの見た目や生活状況ばかりで世論を煽っています。
過度な取材を続けるマスコミを見ていると、現代のマスコミに通じるものを感じずには入れれません。
世論を扇動しながら一人の人間を徹底的に叩き続けるマスコミの姿は、一種の暴力のようにも見えてしまいました。
ツイッターの声
みんなが『寝ても覚めても』の話しをしてるからなにかと思えば。酷いこと書いてあるツイートもいっぱいあったけど、もし東出昌大と唐田えりかの間に何もなかったとわかったら、その人たちは責任を感じるんだろうか。大衆の声も当事者にとっては凶器だ。『リチャード・ジュエル』から学んだこと。 pic.twitter.com/ZULcyf198F
— ☠️背◢⁴⁶骨☠️ (@1192seborn) January 22, 2020
リチャードジュエルとジョジョラビット
2作とも周りがいい加減な情報に惑わされる中で自分を見失わず自分が本当に守りたい物を守り通した奴が勝者なのが共通しててやっぱ作品は違えど映画同士の繋がりってあるんだなって思った
素敵
あと今日だけでサム・ロックウェルの好感度が臨界点超えた pic.twitter.com/Q4PcUlyY1p— クオン (@baiken0815) January 19, 2020
#リチャードジュエル
クリント・イーストウッドは人間の生きざまを見つめるのが好きなんだろうね。いくら人間として落ち度があっても罪を着せてはいかん。テロの犯人憎しで気持ちを固めて、冤罪を生む危険は人間の愚かさの側面の1つ。学ぶ事ありました。 pic.twitter.com/DUhmQte589— yoshiocinema (@yoshio78086262) January 23, 2020
『リチャード・ジュエル』:窮地にたたされるのはあなたではなく、あなたが最も軽蔑する男だ。肥満症。子供部屋おじさん。銃好き。保守派。そんな彼に人権はあるという当たり前を描いた凄み。ここ10年のブロマンス映画で突出した傑作。サム・ロックウェルにジェームズ・スチュワートの影を見るとは! pic.twitter.com/Qd0t4cDVca
— はまりー (@travis02130213) January 17, 2020
#リチャードジュエル
監督らしく、安定の語り口で感動を与えてくれたことは言うまでもない。
が…これは、とある情報源に基づく映画。実際の新聞記者キャシーの所属する新聞社は、「この映画でFBIから情報を引き出した方法は真実ではない」と主張していた事もまた、心に留めておきたいものだ★★★★ pic.twitter.com/kdY4hqw3dp— babooi (@babooimovie) January 21, 2020
クリント・イーストウッド監督は
さすがに魅せる作品を作るよね😌
FBIのズサンな捜査とスクープ狙いの行き過ぎた報道にはムカついた…😠💦
そこに人権はあるんかい?🤔
数少ない信じる人達と母親の偉大なる愛には感涙😭💦
確証のない話には踊らされないようにしないとやね…🤔💦 pic.twitter.com/E49LZGYoWd— Leona🌻映画垢 (@1ose9Leona) January 19, 2020
『リチャード・ジュエル』
昨日英雄と称えた人間を一転容疑者へと貶める。根拠と確証を繋ぐ為だけの傲慢な捜査や私刑を煽るメディアなど持つべきでない人間が振るう危うい力。割と軽率な部分もあるけど風体然りあらゆる要素を危険人物へと関連付けられるリチャードの正義を求める闘いに釘付けでした。 pic.twitter.com/uYRUk97xiU— コーディー (@_co_dy) January 19, 2020
きっとみんなまだコソコソ隠しているんだろうけど、ジョジョ・ラビットとリチャード・ジュエルを観た人はサムロックウェルの大沼に落ちている頃だと思うのでスリー・ビルボードのディクソン巡査とバイスのブッシュ大統領も是非召し上がってくだされ。 pic.twitter.com/Qu4mXi9fui
— がっきー (@gackey____) January 17, 2020
『リチャード・ジュエル』
【悲劇の英雄】
爆破テロ事件を未然に防いだ男が
警察やメディアに翻弄される実話耐え忍ぶ主人公の凄絶な主義主張
母親の記者会見に感服《分析。理解。評価。行動》
個々に求められるメディアリテラシーC.イーストウッドの社会への啓示に賛同#リチャード・ジュエル pic.twitter.com/h01o3mZgNS
— ken (@ken70121871) January 20, 2020
#ことり映画
『リチャード・ジュエル』
爆破テロ事件を最小限に食い止めたにも拘らず、イノセント過ぎる言動が疑惑を引き寄せ、社会から容疑者に仕立て上げられた男の実話。
FBIやメディアからの容赦ないリンチに立ち向かう。
肥満、低所得、未婚、下層白人…と重層的な弱味への不当な差別に恐怖した pic.twitter.com/6HFyJdCFXt— ことりビスケット (@koguma_tourism) January 21, 2020
まとめ
1人の男性が英雄から容疑者にされてしまう恐怖を描いた「 リチャード・ジュエル 」
クリント・イーストウッドらしい作品で、深い内容で見終わった後はドスンと心に重いものが残る映画でした。
リチャード・ジュエルの激動の人生を描いた作品でしたが、彼に起こったことは私達にも起こることなので怖さを感じます。
またマスコミによるしつこい追求は、現代のSNSなどの炎上と同じで一夜にして一人の人間を悪者にしてしまう異常な状態でした。
1996年の事件ですが、現代でも起こることを作品にしたクリント・イーストウッドのメッセージを感じる映画になっていました。
完