今回は、ハリウッド界のイケメンことジョージ・クルーニー主演のマネー・モンスター。
思いのほか面白かったので忘備録として残しておきます。
マネー・モンスター
公開日
2016年6月10日
上映時間
98分
キャスト
- ジョディ・フォスター(監督)
- ジョージ・クルーニー
- ジュリア・ロバーツ
- ジャック・オコネル
- ドミニク・ウェスト
- カトリーナ・バルフ
予告編
公式サイト
作品評価
感想レビュー
好きだった点
財テク番組マネー・モンスターの資産運用をみて、アイビス社の株を買ったカイル・バドウェルですが、株価暴落により全財産をスってしまいます。
普通の人であれば、全財産をスってしまったら悲しんで終わりですよね。
カイル・バドウェルは違いました。
彼は、一晩で8億ドルも株価が暴落するはずがないと疑問に思ったわけです。
何かがおかしいと。
これは何者かに仕組まれた出来レースだと。
これを見抜いていたカイル・バドウェルを評価したい。
何かがおかしいと思って行動することは、すごくいいことだと思いました。
ただ、生放送中を強襲したらダメですね。
怒り狂って生放送中にTV局を襲い、リー・ゲイツの体に時限爆弾を巻きつけます。
ジョージ・クルーニーの演技も素晴らしかった。
あんなものを体に巻きつけられたら息できませんよね。
実際、やっべ息できねえって言ってましたし(笑)
嫌いだった点
狙撃犯がゲイツに巻きつけられていた爆弾を撃とうとしていたシーン。
犯人が興奮して起爆スイッチを押すよりも、ゲイツを撃ち犯人を射殺する方が、助かる確率が高いと踏んだのでしょう。
とはいえ、狙撃犯がゲイツを撃って、ゲイツが生き残る可能性は80%と警官が言うのです。
可能性低くね?(笑)
それをイヤホン経由で知ったゲイツは、犯人の盾になってアイビス社の悪事を暴こうとします。
共謀というやつです。
あんな極限状態で冷静に行動できないだろうなあと思ってしまいました(笑)
印象に残ったシーン
- リー・ゲイツが自分の命を救うために視聴者にアイビス株を買えと訴えたシーン
- カイル・バドウェルがウォルト・キャンビーに謝罪させたシーン
人は、皆が思っているほど他人に興味がないんですよね。
TVで見る光景は、自分には関係ないと。
世の中には、人の不幸を楽しむ人たちが少なからず存在するわけです。
実際に、アイビス社の株を多くの人が少額づつ買えば、株価は上昇してくると考えたゲイツ。
逆に下落してしまい、動揺するゲイツが印象に残ったかなあ。
あとは最後でウォルト・キャンビーがカイル・バドウェルに言い放ったシーン。
お前も株で大儲けしていた立場だったら、こんな行動しないだろと。
カイルがアイビス株でボロ儲けしていたならば、この事件は起こさなかっただろうと思いました。
否定したカイルですけど、怪しいもんです。
人間は欲望に弱い生き物だからですね。
ウォルト・キャンビーの悪事
彼がやった悪いことをまとめます。
アイビス株の大暴落は、アルゴリズムの暴走ということにされていました。
しかし、それは出来レースだった。
アイビス社のCEOウォルト・キャンビーは、指紋認証によって株価を操作できたのです。
南アフリカの鉱山労働者に大規模ストライキをさせることで、意図的に鉱山の株価を暴落させて(安く買う)、
ストライキが終わってから株価が上昇したタイミングで売る(高く売る)という計画だった。
しかし、ここでキャンビーが予期していなかった本当のバグが発生。
それは、ストライキを扇動するリーダー(マンボ)がお金で動かなかったという大誤算。
ストライキは収まるどころか長期化してしまい、それを見破られてしまったというオチですね。