3連休に「 ミッドサマー 」を見たのですが、劇場はなんと全席満席でした。
客席は、老若男女おおくの齢層の方がいて、今作がどれほど注目されているかを実感することができました。
内容は、ホラーよりもグロテスク恋愛映画、私はそんな風に感じました。
前評判通りカップルで見るとちょっと辛いかもしれません。
それが「 ミッドサマー 」です。
ミッドサマー
あらすじ
ある日突然、最愛の家族を失ってしまったアメリカ人女子学生。心配した恋人は、男友達だけで行くはずだったスウェーデン旅行に彼女も誘う。彼らが向かったのは、同国の奥地で90年に1度開かれるという特別な夏至祭。白い衣装に身を包んだ村人たちに笑顔で迎えられた一行は、9日間にわたって行われる神秘の祝祭を彼らと一緒に体験することになる。
公開日
2020年2月21日
上映時間
148分
キャスト
- アリ・アスター(監督)
- フローレンス・ピュー
- ジャック・レイナー
- ウィル・ポールター
- ウィリアム・ジャクソン・ハーパー
予告編
考察・感想レビュー
好きだった点
スウェーデンの美しい空と綺麗なお花畑、映像の美しさに吸い込まれてしまうほどでした。
こんな綺麗な場所に行って見たいと思ってしまいましたが、そこで行われていた儀式はとんでもないものでした。
しかし、美しい村と古くから伝わる儀式がなぜかマッチしていて、グロテスクな描写があってもなぜか気持ち悪いとは感じませんでした。
映像なのに空気の美味しさや清々しさを感じてしまうくらいで、見ているだけでなんだか心が落ち着きました。
心の中でこの村の人になってしまっていたので、あの恐ろしい儀式を受け入れられたのかもしれません。
それくらい映画に入り込めて、スウェーデンのとある村に旅行に行った気持ちになることができました。
嫌いだった点
いくら景色が美しいと言っても、行われていることは驚きの儀式ですからやはりグロテスク。
序盤で心の準備ができてないときは、ちょっと驚きました。
見どころ
「 ミッドサマー 」は恋愛映画です。
男女の複雑な心情をホラーにして表現した作品ですが、見終わった後に男性は女性の怖さを感じたかもしれません。
カップルで見ると気まずいと言われるのも良くわかりました。
ただし気まずいのは男性だけで、女性にとってはそんなに気まずくないのかもしれません。
景色は美しいし、儀式は怖いけど笑えてしまうし、ラストの展開を受け入れることはできる女性は多いだろうなと思います。
最後に主人公のダニーの笑顔で終わりますが、私はその笑顔は理解できました。
人それぞれが大きく受け取り方の違う映画「 ミッドサマー 」
それがこの作品の面白さだと思いました。
だから老若男女が見に行くのでしょう。
でもきっと見終わったとに、スッキリしているのは女性だけのような気がしました。
まとめ
話題の映画「 ミッドサマー 」
女性の本質を見ることができる恋愛映画になっています。
グロテスクな描写もありますが、それよりもこの村の美しさに心が奪われ、ここの住民になった気持ちになるかもしれません。
ただし、これはあくまで女性視点の感想でして、男性にとってはかなりショッキングな結末なのかもしれません。
男性の方は覚悟を持って見て下さい(笑)
劇中に崖から落ちる老人役を演じた俳優にも注目。
彼に迫ったドキュメンタリー作品です。