みなさん、日々お仕事でお疲れかと思いますが、今回紹介する映画もお仕事に奮闘する女性の映画です。
お仕事といっても犯罪ですが(笑)
ジャッキー・ブラウン

あらすじ
メキシコの航空会社でキャビンアテンダントをしているジャッキー・ブラウンは、副業として裏で武器商人オデールの運び屋をやっていた。ある日、ジャッキーはオデールを追っていたATF捜査官のレイに逮捕されてしまう。レイからオデール逮捕に協力するよう持ちかけられるが取引に応じないまま釈放される。この先の人生に不安を感じているジャッキーは、親しくなった保釈屋のマックスと共に一攫千金の計画を立てる。
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原題
Jackie Brown
公開日
1998年4月25日
上映時間
154分
予告編
なし
キャスト
- クエンティン・タランティーノ(監督)
- パム・グリア
- サミュエル・L・ジャクソン
- ロバート・フォスター
- ロバート・デ・ニーロ
- ブリジット・フォンダ
- マイケル・キートン
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
考察レビュー

タランティーノ映画で唯一の原作あり作品です。
エルモア・レナードの小説「 ラム・パンチ 」が元になっており、タランティーノは以前からこの小説のファンだったようです。
ただ、感想としてはこの前にパルプ・フィクションを見てしまったからか、悪い映画ではないんだけれど、ちょっと物足りないというか。
見る側はどうしてもタランティーノ節を期待してしまうんですよね。
この映画もタランティーノらしさが全くないわけではないのですが、前作パルプ・フィクションに比べるとかなり薄めになっています。
そういう先入観ナシに見ると、良い作品だと思うので評価は普通です。
もうちょっと分析すると、この映画の良さは豪華俳優陣だと思います。
それぞれのキャラがすごく立ってるんですよね。
何より主演のパム・グリア。
パム・グリアは70年代ブラックスプロイテーション映画(黒人の監督・キャストなどで制作される映画ジャンルで犯罪映画が主)のスターであり、
ジャッキー・ブラウン制作当時は、40代後半ぐらいで劇中で老後を心配するキャラクターにめっちゃハマっています。
そんなジャッキー・ブラウンに惚れてしまう気のいいおじさんの保釈屋にロバート・フォスター。
悪党なのにどこか憎めない武器商人のオデールには、パルプ・フィクションにも出演したサミュエル・L・ジャクソン。
そして、その相棒はなんとあのロバート・デ・ニーロなのです。
最初に本作を見た時、「うわっ!ロバート・デ・ニーロだ!どんな活躍するんだろう。」と思ってみていたら結構情けない役なんです。
任務も失敗に終わるし、最後まで大した活躍せず終わるんです。
おいおい、ロバート・デ・ニーロをこんな使い方していいのかタランティーノ。
ですが、その哀愁というか可愛げというか、とにかく今までに見たことのないロバート・デ・ニーロだったので、さらにこの人を好きになりました。

文・ライター:たかを